いこまいけ高岡 立山の高山植物
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ミヤマオダマキ


ミヤマオダマキは、キンポウゲ科オダマキ属の多年草の高山植物です。
学名:Aquilegia flabellata var. pumila、和名:ミヤマオダマキ(深山苧環)
日本では中部地方以北の高山から北海道にかけて自生しています。日本周辺では、南千島諸島、朝鮮北部、樺太(サハリン)に分布する高山植物です。草丈は高さ10cmから25cmほどになり、花期は6月から8月頃で、草の先端に数輪の花を下向き咲かせます。花は青紫色、萼片は広卵形で傘状に開き、花弁は円筒形にまとまって付き、先端はやや白っぽく、基部からは萼の間を抜けて距(花冠の基部が後ろに飛び出たもの)がのびています。
 2006年から毎年のように立山に行っていますが、このミヤマオダマキを初めて見たのは2014年に剱岳へ登った時です。私が見逃していたのかもしれませんが、室堂平では全く見たことがありません。ちょっとした希少種ですかね・・・。綺麗な紫色で、花の基部がクルクル巻きとなっているのが特徴です。写真のミヤマオダマキは花が一輪しか咲いていませんが、株が大きくなると数輪の花をつけるようです。
 
ミヤマオダマキ(写真:2014年7月28日 剱岳・別山尾根ルートにて撮影)
ミヤマオダマキ
 

 
上から見たミヤマオダマキの花(写真:2014年7月28日撮影)、花の基部にあるクルクルが特徴
上から見たミヤマオダマキの花
 
下から見たミヤマオダマキの花(写真:2014年7月28日撮影)、円筒形の白い花弁
下から見たミヤマオダマキの花
 
ミヤマオダマキの葉(写真:2014年7月28日撮影)
ミヤマオダマキの葉
 
剱岳・早月尾根で見たミヤマオダマキ(写真:2016年7月12日7時38分撮影)、剱岳・早月尾根の2800m地点から雪渓の鎖場の間にて
剱岳・早月尾根で見たミヤマオダマキ
 

 
立山 高山植物図鑑
花の色別: 白花系黄花系青花系赤花系黒や橙色や黄緑色
花の種類別: キク科キンポウゲ科セリ科ツツジ科バラ科ユリ科リンドウ科
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