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セリ科の高山植物
シラネニンジン
シラネニンジンは、セリ科シラネニンジン属の多年草の高山植物です。
学名:Tilingia ajanensis、和名:シラネニンジン(白根人参)
日本では、北海道と本州中部以北に分布し、高山の日当たりの良い草地と岩礫地および砂礫地などに自生しています。和名「シラネニンジン」は、日光白根山で最初に採集されたことに由来しています。茎は直立し上部は分枝し、草丈は10センチメートルから30センチメートルになります。根出葉と下部の葉には長い葉柄があり、葉は2回から3回羽状複葉になり、小葉は不揃いに分裂しています。3出複葉とはなりません。花期は7月から9月で、茎頂か分枝した先端に小型の複散形花序をつけます。花は小さく、白色の5弁花で、花弁は内側に曲がっています。複散形花序の下にある総苞片は線形で1個もしくは2個、小花序の下にある小総苞片は線形で数個あります。
シラネニンジンの花にとまる虫(写真:2011年8月15日、雷鳥坂にて撮影)
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