いこまいけ高岡、立山
いこまいけ高岡 > 立山 > ハイキングと登山 > 大日連山

大日小屋


 大日小屋(だいにちごや)は、標高 2,426メートルの場所、大日岳中大日岳の鞍部(厳密には鞍部から中大日岳へ少し登った場所)に位置し、「ランプの小屋」として有名な山小屋です。大日連山の稜線にある唯一の山小屋です。大日小屋前の広場からの眺めが素晴らしく、目の前に大きく剱岳が見え、剱岳の左奥には北アルプス北部の稜線(朝日岳~白馬岳~鑓ヶ岳)を展望できます。大日小屋から大日岳大日岳の山頂までは30分、七福園までは40分です。大日平の東端にある大日平山荘から大日小屋までは登り 2時間30分、逆コースの大日小屋から大日平山荘までは下り 1時間50分です。
 大日小屋の営業期間は、通常は7月中旬から10月中旬まで(2014年は7月10日から10月12日まで)です。収容人員は36名、相部屋2室となっており、風呂やシャワーはありません。テント場はありません。携帯電話はドコモがつながります(ただし通じない場合もあり)。公式Webサイト:北アルプス 大日小屋
 2015年9月30日に称名平から大日岳への日帰り登山の時に大日小屋へ寄りました。山小屋前の広場で、オニギリ食べながら剱岳を堪能し、せっかく来たので、山小屋にチョビット入ってお土産を物色。ピンバッジが2種類売られており、「奥大日岳とチングルマおよびランプ」のピンバッジ(500円)を購入、もう1つのデザインは「大日岳とムシトリスミレ」でした。で、ふと受付を見るとLED電球が光ってました。恐る恐るLED電球を指差し「大日小屋って、ランプの小屋じゃないがけ~(富山弁)」、そうすると山小屋のお兄さんが真顔で「一部でランプ使っていますよ」との回答でした。食堂等ではランプを使用しているみたいですね。
 
大日小屋(写真:2015年9月30日 12時42分撮影)
大日小屋
 
大日小屋 地図(Google Map)
 
大日小屋と周辺コースポイント
  1. 大日小屋:標高 2,426m
  2. 大日岳 最高地点:標高 2,501m
  3. 大日岳 山頂:二等三角点「大日山」、標高 2,498.2m
  4. 中大日岳:標高 2,500m
  5. 七福園:標高 2,481m
  6. 2450mピーク
 
入口に掛けられている「大日小屋」の看板(写真:2015年9月30日 12時42分撮影)
入口に掛けられている「大日小屋」の看板
 
大日小屋の西面(写真:2015年9月30日 12時16分撮影)、大日平から登り、鞍部の分岐点を右に進むと山小屋の横(西面)に辿り着き、左へ進むと山小屋の入口があります。入口前はベンチが置かれた広場になっており、正面(北東側)には剱岳があります。
大日小屋の西面
 
大日小屋のピンバッジ、大日岳と中大日岳にムシトリスミレの花、「立山 大日岳 Mt. DAINICHI 2.591m ムシトリスミレ」の文字
大日小屋のピンバッジ(大日岳バージョン)
 
大日小屋のピンバッジ、奥大日岳とチングルマの花およびランプ、「立山 奥大日岳 2,611m」の文字
大日小屋のピンバッジ(奥大日岳バージョン)
 
靴置き場(写真:2018年9月27日14時55分撮影)、入口から右側です。天井は濡れたカッパを下げらるため?ハンガーが並んでいました。非常時(火山噴火対策?)のヘルメットがたくさんありました。
靴置き場
 
宿泊室2「奥大日」(写真:2018年9月27日14時55分撮影)、蚕棚2段ベッド(通常24人、混雑時40人)
宿泊室2「奥大日」
 
洗面所(写真:2018年9月27日14時55分撮影)、水は出ますが沢から引いた水です。飲み水にしようと思いましたが、消毒のし過ぎ?かチョット刺激的な味がしたので諦めました。歯磨きやうがいが限度ですね。食堂で飲料水を貰おうと聞きましたが「飲料用はペットボルのミネラルウォーターを買ってください。」との事でした。稜線の山小屋だからね・・・。
洗面所
 
乾燥コーナー(写真:2018年9月27日14時58分撮影)、乾燥室はありません。食堂の一角にストーブがありその横にハンガー多数。
乾燥室
 
2018年9月27日の晩御飯(写真:2018年9月27日17時24分撮影)、メインディッシュは「白身魚フライ」、他にヒジキ、筑前煮?、ソーメンなど
2018年9月27日の晩御飯
 
食後のお楽しみ、大日小屋名物「ギター演奏」(写真:2018年9月27日18時54分撮影)、大日小屋のオーナーが冬の仕事としてギターを製作されており、食堂の壁にギターが掛けられています。そのギターを使って小屋番の兄さんが、3曲ほど弾きます。歌は歌いませんが、曲と曲の間にちょっとお話をされます。「マイナーな曲より、皆さんご存知の曲の方が盛り上がります。それでビートルズを練習しました、普段(登山者は年配者が多いので)は受けるのですが、先日、小学生の皆さんが頑張って登ってこられ、弾いたのですが・・・」ってな笑い話?を交えつつ。ランプの宿なので、食堂にも蛍光灯は無く(炊事場は明るいけどね)、ランプの灯りだけ、ギター弾きの小屋番兄さんは角っこに座られたので光が届かず、写真を写すには暗すぎました。
大日小屋名物「ギター演奏」
 
お弁当(写真:2018年9月28日 7時07分撮影)、かやくご飯、肉団子など
大日小屋 お弁当
 
大日小屋からの眺め ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
大日小屋から眺めた剱岳(写真:2015年9月30日 12時43分撮影)
大日小屋から眺めた剱岳
 
薄明の時間、剱岳(写真:2018年9月28日 5時17分撮影)
薄明の時間、剱岳
 
周辺の山から見た大日小屋 ~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
奥大日岳から尾根を西へ下った標高 2490m付近から遠望した大日小屋(写真:2011年7月15日9時37分撮影)
奥大日岳の北尾根から遠望した大日小屋
 

 
大日連山
大日岳中大日岳七福園奥大日岳大日小屋大日平山荘
登山記録
初めての奥大日岳登山秋の大日平へ秋色、奥大日岳登山秋色、大日岳登山錦秋、大日連山縦走
ページ先頭(大日岳登山:大日小屋)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.