いこまいけ高岡、立山
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2015年9月30日、秋色、大日岳登山


 毎年、立山へ行っており、高原バスの車窓から眺める大日連山の美しさにため息をついていますが、大日連山縦走はおろか大日岳へ登山したこともありません。室堂の雷鳥沢キャンプ場でテント泊をするのを毎年夏の恒例行事としているので奥大日岳へピストン登山をしたことはあります。また、昨年は不動の滝を眺める目的で称名平から大日平まで行きました。が、大日岳は敬遠気味でした。その理由は、日帰り(ピストン登山)するには時間がかかり過ぎる、ことです。山と高原地図に記載されている各コースポイントの時間を合計すると「11時間10分」です。この時間は休憩時間を含まずに純粋に歩く時間です。私、登山コースの記録写真を撮るのが趣味(格好よく言えば、トレイルフォト)なので、写真パシャパシャする時間が多いです。その上に、桂台ゲートから称名平駐車場までの称名道路は、夜間通行止めとなるので、日帰りする場合はゲートが開いている時間帯という制約があります。称名道路の通行可能時間帯は、4~6月および9~11月が 7時から18時、7月と8月が 6時から19時となっています。圧の方が通れる時間は2時間長いのですが、暑い時期なのでパス。で去年は10月に大日平まで、これは当然ながら時間的に余裕で帰りに称名滝へも行けました。
 2015年の夏山が、槍ヶ岳登山だけで終わったので、9月になりウズウズしてしまい、9月14日と15日に雷鳥沢キャンプ場でテント泊(奥大日岳剱御前へ登山)、それでも飽き足らず、紅葉を満喫しながらの大日岳登山を計画。称名道路の通行可能時間が11時間しかないので、遅くなった時のことを考慮し、寝袋とカップラーメン持参で9月30日に行ってまいりました!
 
大日平の木道から見た大日岳と中大日岳(写真:2015年9月30日14時30分撮影)
秋の大日岳
 
称名平から大日岳への往復登山コース:11時間10分(コースタイムは、一般登山者を目安にし、歩行時間のみで休憩の時間は含まず)
コース概要: 称名平駐車場 973m~(登り30分)~大日岳登山口 1,040m~(登り1時間50分)~牛ノ首 1,550m~(登り1時間10分)~大日平山荘 1,753m~(登り1時間10分)~2090m地点 水場~(登り1時間20分)~大日小屋 2,426m~(稜線30分)~大日岳 山頂(三角点)2,498.2m~(稜線30分)~大日小屋~(下り50分)~2090m地点 水場~(下り1時間)~大日平山荘 1,753m~(下り50分)~牛ノ首 1,550m~(下り1時間10分)~大日岳登山口~(下り20分)~称名平駐車場
 
称名平駐車場から大日岳までの登山ルート地図
 
地図データ 読み込み中 .....
 
この場所に称名平駐車場から大日平を経て大日岳への登山ルートの地図が出ないときは、ご利用のブラウザのJavaScript設定を「許可」にすることで地図表示できる場合があります。
 
称名平駐車場から大日岳へのコース・ポイント
  1. 称名平駐車場
  2. 大日岳登山口:標高 1,040m
  3. 猿が馬場 1,360mくらい
  4. 牛ノ首 1,550m地点
  5. 大日平山荘:標高 1,753m
  6. 大日平 木道終点:標高 1,850mくらい
  7. 水場:標高 2,090mくらい
  1. 鏡岩:標高 2,250mくらい
  2. 大日小屋:標高 2,426m
  3. 大日岳 山頂:標高 2,498.2m
  4. 中大日岳:標高 2,500m
  5. 七福園:標高 2,471m
  6. 早乙女岳:標高 2,093m
  7. 前大日岳:標高 1,779.0m
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ここまでが事前情報でした、それでは2015年9月30日に大日岳へ登った時の登山記録の始まりです。
 
 2015年9月30日、朝の4時45分に自宅を出発、晴れです。まだ暗いので車が少なく、ビュンビュン走ります。少しずつ明るくなり、立山連峰のバックが明るくなり、雲が少ないので朝焼けは無く、ドンと明るくなるだけの写真的には面白みの無い朝です。5時22分にいつものコンビニ(ローソン 富山吉岡店)に寄り、朝ご飯(パン)と昼ご飯(お握り)を調達しました。再び、ビュンビュウ走り、「岩峅寺~、あるぺん村~、立山サンダーバード~、芦峅寺~」などと独り言を言いながら、取り敢えずの目的地である桂台ゲートに到着したのは6時13分でした。本日の一番乗りとなりました。桂台ゲートから称名平駐車場までの称名道路(県道170号線 弘法称名立山停車場線)は夜間通行止めのため、ゲートが開くのは朝7時(7月と8月は朝6時)です。登山服に着替え、パンをムシャムシャ食べならが、ゲートの開く7時を待ちます。去年の10月9日に大日平へ行った時も同じ時間だったのですが、今回はゲート待ちの車が少ないようです。ゲートのおじさんが6時50分少し前に来られました。桂台ゲートって南京錠でしっかりロックがかかっているので勝手に押し開けて通ることは出来ません。で、少々早めの6時50分に桂台ゲートがオープン(なお規則通りの7時ちょうどにオープンの場合もあります)、キュルキュルとエンジンをかけて出発進行。この称名道路(桂台ゲートから称名平駐車場まで 2.8km)、急勾配、クネクネ道です。登山とは関係ないのですが、ガソリンを入れてこなかったので、エンプティーランプが点いてしまいました。あ~ドキドキ、これから登山だって時に、小心者のワシにとって、かなりのプレッシャーです。まぁ、駐車場までは全然大丈夫でしょうが、帰りが心配、こんな山奥で、確かガソリンスタンドは芦峅寺からさらに降りた場所(有峰の曲がり角)にある出光だったし・・・。まぁ心配しても、成るようにしかならないので、腹をくくる、でも括れない。で、称名平駐車へは6時54分に到着。ささっと、登山靴を履いて、車のカギを無くさないようにザック内のフックに取り付け(前回の奥大日岳・剱御前の時は車のカギを無くして大騒動~)、ザックを背負って、トイレで用を足して、準備万端。今回は、急登なのでストックは持って行きません。
 
桂台ゲート
桂台ゲート、6時13分着で一番乗り
称名平駐車場
称名平駐車場
 
 7時05分に称名平駐車場を出発、ここからが登山なのですが、大日岳登山口まではアスファルト舗装の遊歩道(称名滝への道)のため足慣らしです。レストハウス称名の前を通り、屋根の向こうには小さく称名の滝が見えています。レストハウスを通過すると、直ぐに称名遊歩道入口。大日岳登山口へは 7時15分に到着、ここからも部分的ながら称名の滝が見えるのでパチリ。
 
称名遊歩道入口
称名遊歩道入口
大日岳登山口
大日岳登山口
 
 7時15分に大日岳登山口から山に入りました。この先、大日平山荘までは昨年歩いているので登山道の具合やペース配分が判っている積もり、時間節約の意味もあり、写真は少なめにして、ガシガシ歩きました。ということで、文章も節約気味で書きます。この区間のより詳しい情報は昨年の「秋の大日平へ」のページも併せて読んでいたただければイイかもしれません。
 大日岳登山口を通過して、直ぐの「大日大岩」を7時19分に通過、「第1ベンチ」を7時26分に通過、「第2ベンチ」を7時31分に通過、7時55分に「第3ベンチ」を7時33分に通過しました。なお、これらのポイント名は私が勝手に名付けているの他の人に言ってもまず通じません、念のため。7時43分に1290m付近を通過、この辺りは昨年秋に登った時は登山道が崩れており、見事にズッコケタ場所ですが、今年は登山道が整備されており、丸太の階段で歩き易かったです。
 
 7時51分に標高 1,360メートルの「猿が馬場」へ到着。登山開始から猿が馬場まで 46分でした。昨年は1時間12分だったので、今日は頑張っています。登山口からここまで来る間に3つベンチがありましたが、普通は素通り、ここ猿が馬場は広場になっており、ちゃんとしたベンチがあるので最初の休憩場所になります。多少のオーバーペースなので小休止、7時55分に猿が馬場を出発。猿が馬場から牛ノ首までが、ガレた場所や梯子があるチョット苦労する登山道になっています。猿が馬場を出て、急になった登山道を歩いて直ぐ(約2分)に、今回の登山で初めてのハシゴ、第1ハシゴ(鉄製)を7時57分に通過、続いて7時58分に第2ハシゴを通過、更に7時59分に崩れかけた丸太階段や滑りやすい大き目の岩がある第1ロープ場を通過しました。要するにこの辺り多少疲れる登山ルートになっています。苦しかった大日坂の登りもようやく終わりに近づき、尾根に近い場所まで上がり、上を見上げると、空が開けてきました。紅葉も少しは色付いており綺麗な枝もチラホラ。去年、岩壁の崩落防止工事していた場所(大日砦 = わたし的命名)は、キッチリ、コンクリート仕上げが終わっているようです。8時01分に第3ハシゴを通過、8時02分に第2ロープ場(大きな岩を回り込む階段の登山道、まぁロープに繋がるほどの場所ではありません)を通過、8時03分に急で比較的長い丸太階段の登山道を通過、8時05分に第4ハシゴを通過、8時07分に大日砦跡に到着しました。去年まで、岩壁の崩落防止の工事現場事務所があった場所です。綺麗さっぱり、片付けられており、事前の状態に戻されています。去年来た時は、工事用モノレールが敷設されており、そのレール脇が暫定的に登山道になっていたのですが、今回はモノレールも撤去され、登山道も元々あった場所に戻されたようです。と去年の違いを思い出しながら、そうかここまで登ってくれば、尾根道の牛ノ首までもう直ぐだと思い出し元気になりました。そして、大日砦跡の場所にある第5ハシゴを8時07分に通過後、すぐの8時07分に第6ハシゴ(木組みの階段ハシゴ)を通過、その後、岩肌のデコデコを通る道、砂が混じった滑りやすい場所です、ロープが無いので要注意。8時08分に第3ロープ場(牛ノ首西端直前)を通過、この辺りになると写真を撮るのが面倒になっており、本当に3つ目のロープ場か自信無し(撮り忘れがあるかも)。この第3ロープ場は、岩肌を削って階段にしたり、道を造ったりしているので滑り易いです。第3ロープ場(標高 1,580m付近)にて、本日始めての高山植物を発見(枯れかけたヤマハハコと今が盛りらしいミヤマアキノキリンソウ)しました。
猿が馬場
猿が馬場、最初の休憩場所
第1ハシゴ
第1ハシゴ
8時頃、漸く空が開けて来ました(写真:2015年9月30日8時01分撮影)
8時頃、漸く空が開けて来ました
第6ハシゴ(木組みの階段ハシゴ)
第6ハシゴ(木組みの階段ハシゴ)
第3ロープ場
第3ロープ場
 
 8時10分に牛ノ首西端に到着、称名平の駐車場から 1時間05分でした。昨年この区間で、1時間46分かかっているの、約30分短縮、でだしは好調、このペースを維持できれば、夕方5時までに戻れそうです。牛ノ首は、文字通り「首」です。樹木が繁っているので判り難いですが、基本的に切り立った尾根道になっています。幾つもの急な場所にはハシゴが架けられ、滑りやすい岩の道も点在しています。秋には、谷や向こうの山に綺麗な紅葉を見られます。紅葉に見とれて、谷へ転落、といったことに注意しましょう。とか思いながら、今回も綺麗な紅葉を眺めながら、写真をパシャパシャ。少し歩くと、丸太の階段にロープがある場所、そこを上り、牛ノ首 第1ハシゴを8時12分に通過。猿が馬場から牛ノ首西端までの登山道に6つのハシゴがありましたが、牛ノ首に入ってから、数え続けるのは面倒なのでカウント数をリセットしました。8時13分に苔むした岩の階段を通過、ワシも最も苦手とするスベル岩です。行きは元気だから問題ないのですが、帰りは足がガクガクになっているので問題な場所です。8時14分に牛ノ首 第2ハシゴを通過、オヤマリンドウらしき紫色の花が咲いていました、まぁリンドウなので蕾みたいな花でしたが。第2ハシゴを過ぎると、左手方向の景色が良くなり、ザクロ谷の向こうにある山の紅葉が綺麗でした。また振り返ると大辻山が見え、更に遠くには富山平野と富山湾も遠望できました。ただし登山道は、滑りやすいので慎重に歩かねばなりません。
 8時24分に牛ノ首 1,550m地点に到着。山と高原地図に「牛ノ首」と丸印がある場所です。この地点、現地には案内板など無いので普通は気付かずに通過すると思います。私はコースタイム確認のため、GPS地図でこの場所を特定した次第です。称名平駐車場から牛ノ首までの標準コースタイムでは 2時間20分とされており、本日のコースタイムは 1時間19分、写真撮影を少なめにしているとはいえ、チョット頑張り過ぎ(オーバーペース)かもしれません。ここから眺める紅葉も綺麗です、チョット早いけど。牛ノ首 1,550m地点を過ぎて、岩のデコデコした場所にロープ場があり、それを登った先に牛ノ首 第3ハシゴ(木製階段ハシゴ)があり、このハシゴを8時26分に通過。第3ハシゴを終了すると、樹間の歩き易い登山道です。大日平から歩いてくる登山者に見えやすい木の幹に「この先、滑落注意」と看板が出ているの、牛ノ首は危ない区間なのですね~。これで牛ノ首を無事通過。
牛ノ首西端の登山道
牛ノ首西端の登山道
牛ノ首 第1ハシゴ
牛ノ首 第1ハシゴ
苔むした岩の階段
苔むした岩の階段
大辻山
大辻山
牛ノ首から見た紅葉
牛ノ首から見た紅葉
牛ノ首 第3ハシゴ
牛ノ首 第3ハシゴ
 
 8時29分に大日平西端(標高 1,570m)に到着。特に看板があるわけではありませんが、この場所から木道が始まるので、わたし的に「大日平西端」と決めています。大日平山荘まではユックリとした登りではありますが、木道なのでまぁ平坦コース、時間節約のため、可能な限りサクサク歩きます。大日平 第1ベンチを8時29分に通過、景色が見えない場所なので、ここで休憩する人は居ないでしょうね。木道歩きと言っても、この辺り大日平周辺部で起伏があるので、木製階段と木道のミックスです。比較的低木な樹林を歩くような感じで、時期的のもう少し後(10月上旬)の方が紅葉ピークで綺麗かも、9月末でも紅葉五分くらいなのでそれなりに堪能はできました。8時32分に大日平 第2ベンチ(標高 1,595m)を通過、ここは見晴らしが良いです。
 現地で歩けば判りますが、大日平西端から5分ほどは、大日平と言ってもワリと登りがあります。地図を見ると等高線の間隔が広くなり「平」といえるのは、標高 1,600メートルを過ぎた辺りからです。そんな訳で、景色が良くなるのも標高が1,600メートルを越えたあたりからです。大日岳と大日平のササ原を眺められるようになり、気持ちいい木道歩きが始まります。8時38分に大日平 1628m地点を通過、去年は木道がボロボロでしたが、今年の夏に整備されたようで白い綺麗な木道に変っていました。天気よし、青空で景色もよし、テクテク歩く。正面に大日平山荘も見えるようになり、遠く日は立山も見えてきました。右手には、称名川(称名廊下)を挟んで弥陀ヶ原があり、紅葉のピークを迎えているようです。8時53分、標高 1715m地点にあるラムサール条約登録湿地のテラスを通過しました。これから登る大日岳を眺めてテクテク歩きました。
 
標高 1,615m付近、大日平の木道歩き(写真:2015年9月30日8時36分撮影)
標高 1,615m付近、大日平の木道歩き
 
 9時01分に大日平山荘(標高 1,753メートル)に到着。ということで称名平駐車場から大日平山荘までの所要時間 1時間56分(標準コースタイムは 3時間30分)となりました。わりと余裕が出来ました、ちなみに昨年登った時は初めてのコースで写真取り捲りで、その時の所要時間が 3時間15分。本日、初めての本格的な休憩をするために大日平山荘の裏へまわります。不動滝展望台があります。大日平からだと、午前中の不動滝は逆光なのですが、帰りに晴れている保証なんてありませんから、なにはともあれ不動滝の写真を撮ります(当然、帰りも撮ります)。去年の10月9日だと不動滝周辺は紅葉終盤だったのですが、今回は紅葉の始まりから3分程度でした、難しい・・・。まぁ逆光だし、帰りの午後の光に期待します。
 
午前9時頃の不動滝と称名廊下、逆光です。(写真:2015年9月30日9時14分撮影)
午前9時頃の不動滝と称名廊下
 
 不動滝展望台で、滝と周辺の紅葉を15分ほど撮影しました。大日平山荘を9時16分に出発し、再び木道歩きを開始しました。今まで東方向へ伸びていた木道が、大日平山荘の場所で90度曲がり、木道は北へ伸びています。つまり、目の前にはこれから目指す大日岳と中大日岳が屏風のように立ちはだかっています。池塘が点在する場所を歩き、9時21分に木道が広くなりベンチのある1750m地点 休憩場所を通過、ここ見晴らしがいいです。ベンチの休憩場所を過ぎて、直ぐに一旦木道が切れて小さな沢(少し水あり)を渡りました、9時22分通過。後日、GPSログのトラックデータと地図を重ねると、この1748m地点の沢がザクロ谷(下流で雑穀谷となり称名川に流れ込みます)の最上部の一つだとわかりました。ザクロ谷の沢を渡って、上って行くと、再び木道です。最初は平坦な木道でしたが、多少の階段状、そして傾斜地に這うように傾いて取り付けられた木道もあり、段々と歩き難くなりました。そして、9時25分、先ほどの1748m地点の沢よりも大きい沢(1760m地点の沢、沢の大きさで見ると、これがザクロ谷の最上部の親方といえる沢)に来ました、モチロン木道は無くなりました。大きな石がゴロゴロした沢で、間違って沢を上っていかないようにロープが張られていました。ここが木道の終点か、これから大日岳への登り本番かと思いましたが、さに在らず・・・。沢を上ると再び木道出現。木道をテクテク歩き、9時30分に1780m地点 休憩場所を通過、9時35分に再び木道が切れて 1815m地点の沢を通過、沢を渡ると再び木道、流石にこの標高まで来ると地図的には大日平ではなく、斜面です。なので木道と言っても、階段状の木道が続いています。ようやく木道が終わりました、大日平 木道終点 1850m地点を9時39分に通過。
池塘
池塘、水面の白いのは雲が映っている
1750m地点 休憩場所
1750m地点 休憩場所
1748m地点 ザクロ谷と登山道の交差
1748m地点の沢
1760m地点の沢
1760m地点の沢(ザクロ谷の上流部)
1780m地点 休憩場所
1780m地点 休憩場所
1815m地点の沢
1815m地点の沢
 
 標高 1,850メートル地点で木道が終わり、樹林帯に入りました。地図を見ると徐々に等高線の間隔が狭くなり急坂、地図を見なくても目の前を見れば十分過ぎる急坂が待ち受けているのは一目瞭然。とりあえず、11時30分に大日岳山頂に立ちたいと思うのでした。次のコースポイントとしては「水場」らしいので、水場まで頑張ることにする、これが意外と曲者だったりしたのです。時々上を見上げて綺麗な紅葉をパチリ、見おろして大日平をパチリ。  9時56分に地面に落ちている「大日岳・水場近し」案内板を発見。さあ、もう少しと頑張る。水場近しの案内板を見てから、ガレた沢と登山道が交互するようになりました。標高 2,000から2,300メートルくらいまでは、登山道はジグザグで急な斜面を直登するコースとなっています。10時00分に1980m地点の沢(水場)を通過しました、大きな岩がある沢で、少しだけ水の流れているような水溜りがありました、これがコースポイントの水場かな?コースタイム的にチョット早すぎる、けど今日のペースなら在りうる、判らない。そして、10時06分に1988m地点の沢を通過、ここは先ほどよりシッカリ水が流れており水場として使えそうです。そして、10時07分に2005m地点の沢を通過、水は在るけど流れが弱いので水場には不適かな。
 何処がコースポイントの水場かわからないまま、10時09分に 2020m地点「大日岳 1.9km 大日平 1.8km」指導標に到着。この場所(標高 2,020m)が、大日平(標高 1,753m)と大日岳(標高 2,498.2m)のおおよそ中間地点らしいです。ただし、標高差でみると 267m 対 478mなので、まだ3分の1しか登っていないことになります。この指導標から数メートルの場所にガレ石の沢があり、チョロチョロと水が流れています、つまりこの場所も水場ですね。
紅葉の綺麗な山
紅葉の綺麗な山
「大日岳・水場近し」の案内板
「大日岳・水場近し」の案内板
1980m地点の沢
1980m地点の沢
1988m地点の沢(水場)
1988m地点の沢(水場)
2005m地点の沢
2005m地点の沢
「大日岳 1.9km / 大日平 1.8km」指導標
「大日岳 1.9km / 大日平 1.8km」指導標
 
 地図に出てくる水場って、何処だろうと、エッサホイ登りました。事前に調べた時は、標高 2,090メートルくらいの場所らしいのですが、次々と沢を渡り水に出会うので、どれが地図の水場か判らない、GPS地図で都度付き合わせるといいのでしょうが時間ロスになるし、片っ端から沢の水場を写真に撮って、帰宅してから確認することにしました。2035m地点の沢を10時13分に通過、わりと水が流れており、水を汲めそうな水量です。
 10時24分に2090m地点 水場に到着。ここです、流石に山地図に記載される水場、水量が豊富(この時期にしては)です。大日平山荘から2090m地点 水場までの所要時間 1時間8分、標準コースタイムは 1時間10分なので、オンタイムではありますが、大日平までのペースを考えるとペースダウンです。スローペースとなった原因は、初めての道&今まで早く歩きすぎてバテた・・・。
 10時26分に2095m地点の沢を通過、水が薄っすらと流れているレベルの沢です。振り返ると景色がいいです、薬師岳の格好いいことったら、ありゃしない。10時30分に2123m地点の沢を通過、ここは水が流れ落ちているので水場と言えます。10時32分の2130m地点の沢を通過、ここも何とか水が流れ落ちているので水場になりそうです。2130m地点の沢を越えた場所の登山道左手に「大日平 ←→ 大日岳・奥大日岳」と書かれた指導標があります。後で判ったことですが、登山道と沢が交差するのはこの指導標までです。つまりこれより先には水場は在りません、季節や天候次第ですが、2130メートル付近が最後の水場となります。
称名廊下と大日平
2030m地点から見た称名川と大日平
2035m地点の沢(水場)
2035m地点の沢(水場)
緑、紅葉、黄葉
大日岳から南へ伸びる尾根の2164mピークの紅葉、黄葉、緑
2090m地点 水場
2090m地点 水場
2095m地点の沢
2095m地点の沢
2123m地点の沢(水場)
2123m地点の沢(水場)
紅葉の美しい中大日岳の南尾根
紅葉の美しい中大日岳の南尾根
2123m地点の沢(最後の水場)
2123m地点の沢(最後の水場)
 
 沢の写真を撮ることは無くなったのですが、今度は高い場所から見た紅葉の写真に熱中となりました。やや霞みのようなモヤ(ガス?)が出ていますが、紅葉が綺麗です。大日平や弥陀ヶ原は遠くに見えるため視力検査のようですが、両脇の大日岳と中大日岳から伸びる南尾根の紅葉が絶妙な美しさです。にしても、とってもシンドイです。
 10時52分に鏡岩の真下に到着、かなりデカイ岩の塊、正確には岩の崖です。登山道は西側を巻くように進みます。鏡岩のある辺りの登山道の標高が 2,250メートル程度、鏡岩から標高差50メートルほど進むと、斜面を斜めに横切り上るようになり次第に登山道は緩やかになります。
 
鏡岩(写真:2015年9月30日10時52分撮影)
鏡岩
 
 鏡岩を過ぎても、登山道は急で、時たまある岩岩の場所では、疲れた足に頑張って頂きよじ登り、エッコラショ。11時09分、標高 2,320m付近で黒いビニールパイプが登山道脇にあるのを見つけ、大日小屋の排水パイプかなと考えながら、そうなら山小屋もそんなに遠くないかも、と甘い期待に胸を膨らませ、ホンマに甘い人間です。11時15分に、上を見上げると、大日岳と中大日岳の鞍部が見え、建物を見つける、これが大日小屋。しかし、ありがちな話ですが、見えてもナカナカ到着しない~。11時28分、ハシゴ(標高 2,392m)を通過、まさかここまで来てハシゴがあるなんて・・・、本日の登り最後のハシゴでした。
よじ登る、2270m地点
よじ登る、2270m地点
黒いビニールパイプ、2320m地点
黒いビニールパイプ、2320m地点
やっと大日小屋が見えた
やっと大日小屋が見えた
登り最後のハシゴ
登り最後のハシゴ
 
 登りに上って、11時34分に鞍部手前の登山道が二又に別れる場所へ到着、指導標あり。真っ直ぐ行き鞍部で左へ曲がって進めば大日岳、登山道を右へ進めば大日小屋の横へ出ます。鞍部から右へ行って大日小屋へ通じる登山道があったようですが、ロープで通行止めになっているので通れませんでした。兎に角、稜線の分岐(鞍部、標高 2,415m)まで行きました、そして目の前にはド~ンと剱岳。剱岳の右側には奥大日岳と別山、剱岳の左側には北アルプス北部の鑓ヶ岳と白馬岳ながも見えます。
鞍部手前の登山道分岐点
鞍部手前の登山道分岐点
分岐点の指導標
分岐点の指導標
鞍部から眺めた剱岳
鞍部から眺めた剱岳
ローソク岩
ローソク岩、だとおもいます。
 
 山の写真をパチリパチリ、11時37分に鞍部を後にして、目指すは大日岳の山頂。鞍部から山頂までの標高差 約85メートル、稜線を登り30分らしいです。大日平から鞍部までかなり疲れたので、30分でいけるかな・・・。お腹空きました。景色よし、登山道は稜線の右側(北側)のため、薬師岳などは全く見えませんが、その分、剱岳がズット見えています。去年登った、馬場島近くのクズバ山も見えているはずですが、どの山か同定できず・・・。振り返ると、大日小屋と中大日岳があり、立山も見えてきました。地図を見ると、大日岳には、2501mと2498mの2箇所に標高表示があり、前者(2501m)が大日岳・最高地点、後者(2498m)が大日岳の三角点です。地図に記載されている登山道を見ると両方行けそうですが、現地を歩くと・・・。稜線の北側に登山道が付いており、最高地点へのピークへ繋がっているであろう踏み跡が脇道としてありましたが、トラ縄が張られ通行止めとなっていました。稜線の直ぐ南側は崖なので、危険防止を考えての進入禁止なのでしょう。誰も居なければ自己責任で最高地点まで行くのですが、今日は登山者がワリと多く人目があるので、オトナシク、最高地点は諦めます。そのまま登山道を真っ直ぐ進み、大日岳・三角点を目指します。
登山道の先にあるピークが大日岳
登山道の先にあるピークが大日岳
振り返ると土盛じゃなく、中大日岳
振り返ると土盛じゃなく、中大日岳
 11時53分に大日岳 山頂(三角点)へ到着、標高 2,498.2メートルです。称名平駐車場から大日岳までの所要時間 4時間48分、標準コースタイムは 6時間30分、今のところ時間的な問題はなく順調です。薄くガスが出ていますが、基本的に晴れです。360度パノラマで見晴らし良好。風がありチョット寒いです。山頂のため、風よけになる場所はありません。見える景色は、北西から反時計回りに、富山湾と富山平野、称名滝の落ち込む場所とその向こうに鍬崎山、スッキリ晴れていれば白山が見えるはず、薬師岳、北アルプス、大日岳最高地点のピーク、浄土山、立山、真砂岳、別山、奥大日岳、剱御前、剱岳、北アルプス、毛勝三山と豪華な顔ぶれ(山ぶれ?)です。
 
大日岳 山頂(写真:2015年9月30日11時56分撮影)
大日岳 山頂
 
 12時02分に大日岳 三角点を出発、次の目的地は大日小屋です。お腹が空いており、早くお昼にしたかったので、大日小屋までピューと元気に歩きましたが、景色がイイので途中でパチリパチリ。稜線の下りなのでそれなりに早く歩け、鞍部に戻ったのは 12時14分、そして多少の登りとなり、大日小屋への到着は12時16分。ここも剱岳の絶景ポイントです。難点は奥大日岳の尾根が剱岳に重なり過ぎていることでしょうかね、なので絵的にはオススメできません。コンビニのオニギリを食べて、疲労回復を期待してアミノバイタルを食べて、即攻元気アミノ酸&ローヤルゼリーを飲んで、ソイジョイ食べて、これでドーピング完了(やり過ぎのような気もしますが、オマジナイです)、お腹が膨れたら落着いて楽になったような気がします。大日小屋に入り、お土産を物色しました。珍しくピンバッチ(大日岳にムシトリスミレをあしらったデザイン)を買いました(ただし、何処へしまったのか、家に帰ってザックを片付けるとピンバッチは見当たらず、また落としたか・・・)。当初の予定は、13時まで大日小屋でお昼休憩、17時には出発地点の称名平駐車場へ戻るという計画です。現時点の大日小屋までは、まさに予定通り、頑張りスギかもね。で、ここから4時間で下ろうという事、桂台ゲートが6時に閉まるとはいえ、イヤハヤ無理な計画を立てたものです。
大日小屋
大日小屋
「大日小屋」看板
「大日小屋」看板
 
 とにかく頑張るしかありません、12時43分に大日小屋を出発し下山開始。おとっと、登山靴の紐を下山モードに締め上げるのを忘れていました。と言うことで稜線の分岐(鞍部)で靴紐を締め直し、12時47分に再出発。ガシガシ、下ったと書きたいところですが、ローソク岩を探していました。結局、これがローソク岩と自信を持っていえる岩を見つけられませんでした。棒状の岩などは立っていないし・・・。疲れているし、下りは苦手、なのでスピードでず。午後になって、ガスが濃くなったのか、大日平や弥陀ヶ原は雲海に覆われだしました。浮島的な景色で写真になるのですが、これから下る先が雲の中というのは困りますね。
 鏡岩には 13時23分に到着し、13時26分に出発。見事な岩なので、ついつい写真を撮りまくりです。
山側から見た鏡岩
山側から見た鏡岩
谷側から見た鏡岩
谷側から見た鏡岩
鏡岩上部の木、紅葉は終了
鏡岩上部の木、紅葉は終了
雲海に呑まれた大日平
雲海に呑まれた大日平
 13時37分、「大日平 大日岳・奥大日岳」指導標を通過、この先の登山道は急な下り、沢が多い場所です。今日は晴れているから大丈夫ですが、雨や岩が濡れている時は滑るので要注意の区間です。13時54分に「大日岳 1.9km 大日平 1.8km」指導標を通過、14時06分に「大日岳・水場近し」案内板を通過しました。ガスは取れたようで、大日平の雲海は無くなりました。綺麗な雲のある青空が広がり、紅葉が見ごろです。空を見上げると、逆光のためか黒い飛行機、4発のプロペラ機(自衛隊のC-130H 戦術輸送機)が飛んでいきます。
 
紅葉、真っ盛り(写真:2015年9月30日14時14分撮影)
紅葉、真っ盛り
 
 14時20分に大日平の木道終点を通過、終点と言っても、下りなのでこれから大日平の木道が始まります。歩き易い道になるので、時間を稼ぐために、早歩きモードに切り換えです。先ほどの4発プロペラ機と同型の飛行機が石川県方向から立山方向へ沢山飛んできます。紅葉が美しいのでパチリ、午後になると順光で大日岳と紅葉って構図(このページの一番上の写真)も良かったです。
C-130H 戦術輸送機
C-130H 戦術輸送機
大日平と鍬崎山
大日平と鍬崎山
 
 そうして、大日平山荘に14時41分に到着。大日小屋から大日平山荘までの所要時間 1時間58分、標準コースタイムは 1時間50分なので、多少遅いですがほぼオンタイムでした。時間の余裕は少ないですが、本日のお題の一つである「秋の不動滝」写真を撮るために大日平山荘の裏へまわります。
 
不動滝(写真:2015年9月30日14時50分撮影)、最近雨が降っていない晴天続きで水量が少ない
不動滝
 
 14時51分に大日平山荘を出発し、早歩き、紅葉が綺麗です、標高 1,700メートルから1,600メートルが本日の紅葉前線のようです。大日平 西端を15時17分に通過、牛ノ首に入り、歩く早さを普通に戻し、慎重に歩きます。牛ノ首 西端は15時29分でした。ここからは大日岳登山口まではヒタスラ下り、特に上部が急な下りなのでより慎重にユックリと。猿が馬場は、15時42分に到着し、小休止、15時47分に猿が馬場を出発、結構頑張ったようで、大日岳登山口を16時16分に通過、今回は称名滝への寄り道無しです。そして、称名平駐車場に16時26分到着。ワリと早く着きました。大日平山荘から称名平駐車場への所要時間 1時間25分、標準コースタイムが 2時間20分なので頑張った方でしょうね。
 大日岳へのピストンは、山と高原地図のコースタイム「11時間10分」でしたが、私でも頑張れば写真撮影と休憩を含めて「9時間21分」で行ける事が判りました。このようなロングコースでも、晴れの条件のいい日ならば、8掛の計算でコースタイムを考えても大丈夫、雨降りだとコースタイム程度の時間を考えれば良いかな。登り・下りとも、登山口から大日平までは早かったです、大日平より上は普通の時間、今後のコースタイムを考える上での参考データになりそうです。普通の登山道はそれなりに早いが、急勾配だと並みの足だという具合です。
 
今回の登山での所要時間:9時間21分
称名平駐車場 7時05分出発~ 大日岳登山口 7時15分通過~ 猿が馬場 7時51分/7時55分~ 牛ノ首 西端 8時10分通過~ 牛ノ首 8時25分通過~ 大日平 西端 8時28分通過~ 大日平 1628m地点 8時38分通過~ 大日平山荘 9時01分/9時16分~ 大日平 木道終点 1850m地点 9時39分通過~ 2090m地点の水場 10時24分通過~ 鏡岩 10時51分/10時55分~ 稜線の分岐(鞍部) 11時34分/11時37分~ 大日岳 三角点 11時53分/12時02分~ 稜線の分岐(鞍部) 12時14分通過~ 大日小屋 12時16分/12時43分~ 稜線の分岐(鞍部) 12時44分/12時47分通過~ 鏡岩 13時23分/13時26分~ 2090m地点の水場 13時47分通過~ 大日平 木道終点 14時20分通過~ 大日平山荘 14時41分/14時51分~ 大日平 1628m地点 15時07分通過~ 大日平 西端 15時17分通過~ 牛ノ首 15時19分通過~ 牛ノ首 西端 15時29分通過~ 猿が馬場 15時42分/15時47分~ 大日岳登山口 16時16分通過~ 称名平駐車場 16時26分着
 
称名平駐車場から大日岳までの登山トラックデータ: GPX 形式
 

 
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登山記録
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