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夏山直前、剱御前登山 2015年6月29日


 梅雨の晴れ間を狙って、夏山直前に立山登山をしようと、2015年6月29日に立山へ行きました。当日の下界の天気予報では「曇りのち晴れ」ということで、山の天気は変わり易いし梅雨どきなので多少の心配はありましたが、山行きたい病発症中だったので、明け方の小雨も気にせず自宅を出発、立山駅へついた頃には、小雨も上がり曇り空へ、天気予報通りですかね。高原バスに揺られて、称名滝はガスで全然見られませんでしたが、グングン標高が上がると雲を突き抜けたようで、お山は雲ひとつ無い快晴となりました。天狗平まで行くと、雄山もピーカンの快晴で見事なまでの逆光。剱岳も綺麗に見えました。
 2週間前に剱岳を眺めに室堂乗越へ行こうとしましたが、ガスで剱岳の視界が無かったので断念しています。今回は立山登山の予定でしたが、急遽予定変更、「剱岳を眺めに、剱御前登山」とします。剱御前は、剱岳を眺められる絶景ポイントの一つです。この剱御前は、「標高の最高地点」と「三角点のある場所」が別々の場所になっています。私、過去にも剱御前へ登った(というか感覚的には剱御前に行った)ことが2回あるのですが、いずれも最高地点までで、最高地点の先にある本当の意味での剱岳展望ポイントである剱御前の三角点までは行っていません。最高地点の場所を三角点と勘違いして帰ってしまったのです・・・。ということで今回は、確実に三角点へ辿り着けるように、スマホのGPS地図「地図ロイド」で現在地確認を行いながら剱御前の三角点を目指しました。結論を先に書くと、三角点へ無事到達しました。しかし、午後からガスがかかり、三角点からの剱岳は見られませんでした。次の挑戦が必要となりました、今度来る時は雷鳥沢キャンプ場でテント泊し、早い時間に剱御前を攻略します。
 
夏山直前、剱御前登山(写真:2015年6月29日 12時14分撮影)、剱御前の最高地点から眺めた剱岳
夏山直前、剱御前登山
 
室堂平から雷鳥坂と別山乗越を経て剱御前へピストンするコースの標準的な所要時間 6時間45分(休憩含まず歩行だけの時間)
コース概要:室堂ターミナル 2420m~(平地10分)~みくりが池温泉 2410m~(下り15分)~雷鳥荘~(下り30分)~雷鳥沢キャンプ場 2277m~(下り5分)~室堂平・別山乗越・奥大日岳への分岐点 2260m~(雷鳥坂を登り1時間50分)~別山乗越(剱御前小舎)2754m~(稜線をアップダウン30分)~剱御前の三角点 2776.8m~(稜線をアップダウン45分)~別山乗越(剱御前小舎)~(雷鳥坂を下り1時間10分)~室堂平・別山乗越・奥大日岳への分岐点~(登り5分)~雷鳥沢キャンプ場~(登り40分)~雷鳥荘~(登り20分)~みくりが池温泉~(やや登り15分)~室堂山荘~(平地10分)~室堂ターミナル
 
2015年6月29日 剱御前 登山記録 始まり・・・、個人の日記みたいな文章なので忙しい人は読まないほうが懸命です。なお稀にタメになることが書いてあります。
 
朝の立山三山  高原バスで8時30分に室堂到着。冬の間は、水が止められていた立山玉殿の湧水も水が出ていました。自宅から持ってきた水を捨てて、美味しい玉殿の水を汲みました。暑くなりそうなので長袖を一枚脱いで、8時53分に室堂ターミナル前を出発。快晴の室堂平を歩きます。右手には立山、左手には大日連山がクッキリスッきり眺められます。4月のアルペンルート開通直後に来た時は一面雪に覆われていた室堂も、6月末になると雪解けが進んでいます。ツクンと建つ慰霊碑は周辺に雪が残っていますが、慰霊碑自体は石積みの上にある基壇部分から完全に露出してました。慰霊碑から少し歩いて、みくりが池の南縁に到着(9時01分)。雪原歩きはこの辺りで終了し、夏道の散策道が出ていました。ここからみくりが池温泉までの散策道沿いでは運がよければ、雷鳥に会えるのですが、今回はいませんでした。時期的にピッタリだったのが、高山植物のクロユリ、ちょうど満開状態で綺麗な花を咲かせていました。パチリパチリと写真を撮ってたら、みくりが池温泉に到着したのが 9時14分、室堂ターミナルから20分もかかりました、この先が思いやられます・・・。
 
みくりが池および立山と浄土山(写真:2015年6月29日9時08分撮影)
みくりが池および立山と浄土山
 
 みくりが池温泉からエンマ台展望台(9時17分)、雪解けで出現してきた血の池を右手に眺め、左手下にはりんどう池も露出しています。地獄谷からの火山ガスが吹きつけ、残雪の表面は硫黄で黄色くなっています。もちろん、硫黄の臭いもきつく、火山ガスでノドが辛いというか、息がチョット苦しいかもって怖ろしい状況・・・。出来るだけ息をしないように、サッサと歩きながら、らいちょう温泉 雷鳥荘へは 9時31分に到着。北側に聳えるのが、これから登る雷鳥坂、一応は夏道のルートを辿れるようです。念のため、雷鳥荘の受付でルート確認のため質問しましたが、良く判らないようで「雪渓の足跡を追いなさい」って・・・。まぁ、夏道を登っている人が見えるので、いつもどおりのルートで良いのでしょう。雷鳥荘からは、グッと下りで、途中から雪道となりました。足跡は雷鳥沢ヒュッテへ続いているのですが、それだと遠回りになるので、足跡を逸れて、雷鳥沢キャンプ場へ直行。夏だと登山道を辿るの遠回りになりますが、残雪期は直線ルートに出来るので多少ですが楽です。
 
浄土川  9時43分に雷鳥沢キャンプ場に到着。毎年夏にここでテント泊をしています。夏山シーズンだと、色とりどりのテントでお花畑のようになるテント場ですが、水場とその周りしか地面が露出しておらず、ほぼ雪に覆われた状態です。よって、テントは一張り立っているだけでした。周りは雪で夜はかなり冷えそうです。管理棟へ行って、雷鳥坂のルート状況を確認、夏道に沿って行けばOK。浄土川(浄土沢)の橋は、来週の日曜日に架ける予定で、現在は橋が無い、雪のブリッジを注意して渡られ~、とのことでした。キャンプ場から浄土沢へ降りてみると、石で築いた橋脚は露出していますが、橋は架けられていません。場所により、雪が解けて、川が流れているのが判ります・・・。雪がシッカリした場所を渡らなければ、踏み抜いて、ドボン。水量が豊富なので非常に危険。管理棟のおじさんは、「安全を考えるなら、時間は掛かるけど上流へまわって渡りなさい」と忠告してくれました。まぁ、大丈夫そうだし、比較的新しい足跡が橋の下流方向にあったので、私は雷鳥坂への取り付きに近い下流側から渡り、無事渡れました。
 
 9時52分の雷鳥坂への取り付き地点(雷鳥坂・奥大日岳の分岐、標高 2260m)に到着。最初は急斜面を少し上り、ハイマツの茂みを歩きます、雪も無く、夏と同じ状態です。ハイマツの茂みを抜けると、ド~ンと雪の壁(9時55分)。アイゼンを付けて、壁を登り(まぁ、急な斜面を1メートルほどよじ登る)、雪渓に出ます。この雪渓は、雷鳥坂の1/3ほどあり、ガシガシ、雪の上を歩きます。夏場だと、岩のガレた登山道なので雪がある方が楽ですね。下りは更にシューっと降りられるので、アリガタイほどラクチンです。雪渓歩きは、標高 2360mくらいの場所まで続きました。夏道のルートを辿るので、この場所(10時20分頃通過)に旗付きの竹竿があり、ハイマツとナナカマドの茂みに登山道が入ります。なお、雪渓は更に上部まで続いているので歩こうと思えば歩けそうでしたが、より急勾配となっており滑り落ちると危険だし、夏道に戻れなくなると時間ロスが発生するので、素直に夏道である尾根道に入りました。標高 2500m地点を10時47分に通過、標高 2600m地点を11時07分に通過、雷鳥坂は急坂で登るのが大変ですが、南方向の見晴らしが良いです。直下には室堂と地獄谷、ズット南には薬師岳が見えます。西の方は晴れていれば、桑崎山そして遥か石川県の方には白山まで見える、のですが今日は雲海に隠れています。富山平野も同じく雲海の下で見えませんでした。剱御前小屋のある別山乗越には11時40分に到着しました。雷鳥坂を1時間48分で登ったので、ほぼ標準タイムクリアでが、夏山に向けた体力造りとしては、マダマダの感じでした。ここで、昼休憩、剱岳が目の前にドンと聳えて絶景です。剱御前から眺める剱岳に期待です!
 
 腹ごしらえをして、12時04分に別山乗越を出発し、北西へ延びる稜線を歩きます。12時13分に剱御前の最高地点(標高 2793m)に到着。このピークで満足(というか勘違い)して引返すこと2回、今回で3回目の最高地点、ココで引返したら、何のために剱御前登山に来たか判らない・・・。もちろん、この場所からも剱岳の雄姿が拝めます。また北アルプス北部の峰々も眺められます。
 
剱御前 最高地点 2793m(写真:2015年6月29日 12時13分撮影)、立派なピーク
剱御前 最高地点 2793m
 
剱御前 最高地点から眺めた北アルプス北部の峰々(写真:2015年6月29日 12時15分撮影)
後立山連峰(北アルプス北部)の稜線に見える山としては左から、清水岳、雪倉岳、朝日岳、白馬岳、鑓ヶ岳、天狗ノ頭、不帰嶮、唐松岳、五竜岳、八峰キレット、鹿島槍ヶ岳があります。
剱御前 最高地点から眺めた北アルプス北部の峰々
 
 別山乗越から剱御前・最高地点までは、短時間かつ歩き易い登山道で簡単に来られましたが、その先が部分的にガレた登山道になります。景色楽しんで、12時16分に剱御前・最高地点を出発。チョット、岩場を下ります。地図的には、平坦な稜線歩きに見え、中間地点にピークがあります。まぁ、地図通りの登山道です。夏山には早い時期なので、所々残雪がありますが比較的シッカリした道となっています。が、人は全然いませんし、歩いた形跡もありません。まぁこの時期、剱御前に登山する暇人はワタシくらいだったのですね。なんだか、イヤな雲行きになってまいりまして、富山平野の方からガス(雲)が上がって来ました。急いで歩いたのですが、アレヨアレヨという感じで、剱岳が雲に覆われてしまい、念願の剱御前・三角点に到着(12時39分)したのですが「視界無し」、せっかく剱岳の絶景を堪能すべく剱御前に登ったのに残念な結果となりました。剱岳だけではなく、先ほどまで見えていた北アルプスも見えないし、剱御前の最高地点もガスで見えず、360度すべてガスガスガスガスガスガスガスガスガス・・・・。
 
剱御前 三角点 2776.8m(写真:2015年6月29日 12時40分撮影)、三等三角点「別山」
剱御前 三角点 2776.8m
 
 約20分間待ちましたが、ガスは晴れませんでした。残念ながら、今回は縁が無かったと諦め、後ろ髪を引かれつつ、剱御前の三角点を12時58分に出発。帰り道は、ガスがかかっているので、慎重に進みました、特に右側は急峻な斜面で落ちたらヤバイ事になります。なんだか「ゲコゲコ」と泣き声が盛んに聞こえて来ました。そう、雷鳥の鳴き声のようです。今回は、剱御前まで来たのに三角点から剱岳を拝めない残念な登山だったと諦めモードになっていましたが、雷鳥の声で少し元気に。歩いていると、登山道を、ツカツカっと雷鳥のメスが歩いていきました。周りを見渡すとオス雷鳥も居ました。この辺りを縄張りとしている雷鳥のつがいのようです。高山植物をパクパク食べ、メスは盛んに砂浴びをしてました。高山植物やハイマツが生えていない、土が剥き出しの場所に窪地が出来ており、雷鳥の砂浴び場所でした、今後はこのような場所を探して待機すれば雷鳥に逢える確立が高いかも、勉強になりました。約10分、雷鳥の撮影タイム。
 
雷鳥のつがい(写真:2015年6月29日13時02分撮影)
雷鳥のつがい
 
 10分ほど歩いて、またまた雷鳥のつがい、今日は剱岳じゃなく雷鳥の日だった。このペアの撮影は面白かったです。まるで撮影会、突き出た岩の上でポーズを決めてくれるし、その岩から飛んでくれたし、万々歳。問題があったとすれば、カメラと私の腕・・・。登山だということで、軽量の一眼レフ(D3300)しか持ってきませんでした。2週間前も同じパターンで残念がった・・・。レンズにしても、70-300mmの望遠は持って来ましたが、ザックに入れたまま、出そうか迷いましたが、モタモタしてる間にいなくなる方がイヤだったので、16-85mmレンズで撮影継続。この場所では5分間の雷鳥撮影、もっと撮っていたかったのですが、雷鳥が飛んで行ったので撮影終了。
 
飛ぶ直前のメス雷鳥(写真:2015年6月29日13時22分撮影)
飛ぶ直前のメス雷鳥
 
 大好きな雷鳥を見たのでゴキゲン太郎になり登山道を歩きました。剱御前・最高地点の手前にある岩肌に金属プレートが嵌められていました。剱岳・源次郎尾根で1988年正月に遭難した男性の慰霊プレートでした。丁度この場所から、剱岳と源次郎尾根を眺められます。慰霊碑を見て、神妙な心持になり、岩を登って、剱御前・最高地点に到着したのが 13時30分でした。
 別山乗越(剱御前小屋)への到着は13時43分、剣沢へ下る雪渓の方からしきりに雷鳥の鳴き声が聞こえました。もしやと思い探すと、雷鳥のペアがいました。雪渓の向こうにオス雷鳥がもう一羽おり、メスを狙っているようです。本日3度目の雷鳥撮影タイムに突入です。今回は、70-300mm望遠レンズを付けて撮影に挑みました。
 
「パシャパシャ五月蝿いわよ」とメス雷鳥(写真:2015年6月29日13時49分撮影)
メス雷鳥
 
 さんざん雷鳥の写真を撮って、別山乗越を出発したのは13時59分でした。今日は日帰りの予定です。立山駅方向の室堂発最終バスは、17時05分、あと3時間しかありません。雷鳥坂でも盛んに雷鳥が鳴いていましたが、探す余裕はありませんでした。途中、一羽のオス雷鳥が登山道を横切りましたが、深追いせず(というか一瞬だったのでカメラを取り出せず)、急ぎ足で雷鳥坂を駆け下りました。雷鳥坂を下り終え、浄土川の雪渓を渡ったのが 15時02分、朝より雪が柔らかく怖かったです。夏道ならば、浄土橋を渡って、雷鳥沢キャンプ場を通過って道のりですが、時間も無いので、浄土川を渡り、雪で傾斜が緩くなっている崖を登りキャンプ場を通らず、雷鳥沢ヒュッテへ斜面を直進しました。それなりに疲れますが、時間短縮、途中からは露出しだした夏道の階段を通り、雷鳥荘に着いたのは 15時27分でした。それにしても、今年はより一層、火山ガスが強くなっているような気がします(途中、ノドが痛かった)。最終バスまで、残り1時間半、余裕は無いけど、りんどう池や血の池をパチリパチリ。
 15時42分にエンマ台展望台の南にある散策道の分岐点に到着。ちょっと悩む、時間的にはみくりが池温泉経由で真っ直ぐ室堂ターミナルへ向かった方が早いのですが、みどりが池の写真も撮りたい、「山49」岩の近くに雷鳥が居るかもしれん、オコジョにも会えるかも、と欲張り、結局遠回りですが、みどりが池と室堂山荘を経由するルートを選びました。みくりが池の北縁を通る散策道です。2週間前に雷鳥の撮影会をして、今朝もカメラを構えた人が多数居たので雷鳥見られることを期待して「山49」岩まで歩いたのですが、いませんでしたね。そして、みどりが池(15時47分)、ガスがかかり立山をバックの写真は撮れませんでしたが、まぁ6月のみどりが池でした。う~ん、去年の6月30日にも同じ様な写真を撮りましたよ・・・。今朝の晴れた時間に来ればいい写真を撮れた事でしょう。
 
ガスのみどりが池(写真:2015年6月29日15時48分撮影)
ガスのみどりが池
 
 みどりが池の写真を撮って、室堂山荘へ、この辺でオコジョ出るよと教えてもらったポイントを通過しましたが、いませんでした。室堂山荘には15時55分に到着。昨年は定点観測として室堂山荘の写真を撮っていましたが、今回はガスで良く見えないし、疲れがたまってきたので撮影は無し。
 室堂山荘から室堂ターミナルまでは、雪道ですが、ガスが出て視界不良でも竹竿が立っているので、迷うことはありません。私、時間が無いので竹竿無視して、ショートカットするつもりで、ルートを外れて歩き出しました。これが大失敗、「あれ~緩やかだけど登り坂、そうだったかな?」って思いながら(基本的に緩い下りが正解)、歩きました。それでも怪しいと思い直し、スマホを取り出し「地図ロイド」を起動、見事なまでに、ルートを外れ、室堂山展望台へ向かって登っていました。まさかの室堂での道迷い、ガスって怖いです。とりあえず、下り、スマホで場所確認しつつ、散策道のルートを探し、室堂ターミナルを目指しました。ターミナル近くと思われる場所で、進入禁止のロープを見つけ、散策道に戻れました。室堂ターミナル前にある立山玉殿の湧水の場所へ辿り着いたのが 16時12分でした。立山のお土産に水を汲んで、カメラを持った夫婦連れの方に、近くにオス雷鳥いるよと教えてもらいましたが、見つけられず・・・、諦めて本日の行動終了。バスは予定通り、最終 17時05分、かなり時間があり、閑でした。天気の良くない日の最終バスと言うことで、結構ガラガラ、弥陀ヶ原で宿泊するお客さんを降ろすと10人程度だけとなり、ケーブルカーもガラガラ。
 今回、剱御前の三角点から剱岳を見られなかったので、夏山で雷鳥沢キャンプ場にテント泊する時に再チャレンジします。その時は、室堂乗越と剱御前および別山の3箇所からの豪華展望に挑戦しようかと・・・。
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