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若宮古墳


 若宮古墳(わかみや こふん、富山県指定文化財)は、弥生時代の村落の上に、6世紀初頭に築造された全長約50メートル・後円部直径28メートル・くぶれ部幅11メートル・前方部19メートルの前方後円墳です。小矢部市埴生の医王院裏手にあります。昭和60年と平成10年から11年に調査が行われ、須恵器や埴輪が出土しています。墳丘のほとんどは盛土によって築かれ、墳丘周辺からは円筒埴輪の破片が多数出土しました。埴輪を有する古墳としては現存する古墳では富山県内唯一です。後世になると若宮古墳は近くにある埴生護国八幡宮の関連施設として利用され、古墳の上には鳥居が建てられていたようです。また、古墳の麓にある若宮山医王院に安置されている銅造阿弥陀如来座像(富山県指定文化財)は若宮古墳からの出土品と伝えられています。古墳からは、12世後半から13世紀前半に埋葬されたとみられる湖州鏡(中国・宋代に湖州で作られた鏡)も出土しています。
 富山県内の有名な古墳としては、この若宮古墳の他に、柳田布尾山古墳(氷見市、国指定史跡)、桜谷古墳(高岡市・国指定史跡)、王塚・千坊山遺跡群(富山市・国指定史跡)の王塚古墳勅使塚古墳などがあります。
 
若宮古墳
 
若宮古墳 地図
住所:富山県小矢部市埴生上野
行き方:JR北陸線・石動駅から歩いて30分(車なら10分)、北陸自動車道・小矢部ICから車で15分
駐車場:若宮古墳公園に小さな駐車スペースがあるが道が細いので、車の場合は100メートルほど離れた倶利伽羅源平の郷・埴生口の駐車場に車を置き歩くのが便利
 
若宮古墳 写真
後円部
後円部
後円部上部
後円部上部
前方部
前方部
前方部上部
前方部上部
 

 
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