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氷見市 観光案内
国の史跡 柳田布尾山古墳
柳田布尾山古墳(やないだ ぬのおやま こふん、国指定史跡)は、富山湾を望む高台に築造された全長107.5メートルの大規模な前方後方墳(築造時期:古墳時代前期の3世紀末から4世紀前半頃)です。平成10年に発見されました。古墳の規模から、日本海の海上交通を押さえ周辺集落を掌握していたこの地方の有力部族の首長の墓と推定されています。古墳の近くには、柳田布尾山古墳館(冬季の12月1日から3月14日は閉館)があります。
前方後方墳としては日本海側では最大(日本国内では9番目の大きさ)です。富山県内では最大の古墳です。なお県内2番目の規模がある古墳は、旧 婦中町(現 富山市)の勅使塚古墳(全長70メートル、前方後方墳)です。
古墳は、富山湾に側面を向け、中心線の延長上(南東方向)には古代に神が宿ると信仰された二上山があります。古墳盛土内からは弥生時代の土器が多数出土していることから、古墳の築造前この地には集落が存在したと考えられています。
富山県内の有名な古墳としては、この柳田布尾山古墳の他に、桜谷古墳(高岡市・国指定史跡)、王塚・千坊山遺跡群(富山市・国指定史跡)の王塚古墳と勅使塚古墳、若宮古墳(小矢部市・県指定史跡)などがあります。
柳田布尾山古墳全景。写真左側が「前方部」、右側が「後方部」です。
古墳前方部(長さ53.5m、幅49m、高さ6m)
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古墳後方部(長さ54m、幅53m、高さ10m)
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後方部から見た前方部
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前方部から見た後方部
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後方部の上部(埋葬施設)
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柳田布尾山古墳館
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2号墳、直径25メートルの円墳です。柳田布尾山古墳の後方約10メートルの場所にあります。
柳田布尾山古墳地図
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住所:富山県氷見市柳田字布尾山 及び 諏訪野地内(柳田布尾山古墳公園)
交通アクセス:国道160号線(氷見バイパス)の上泉交差点(パチンコ・ノースランドが目印)を西側へ曲がり約300メートル。道路沿いに車20台程度の駐車場があります。JR氷見駅でタクシーで約10分。路線バス(加越能バス)は、高岡駅前から守山経由 氷見方面行き「柳田南」バス停で下車し徒歩10分。
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