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稚児舞


 稚児舞(ちごまい、国指定重要無形民俗文化財)は、射水市 加茂中部(旧下村)にある下村加茂神社の秋祭り(毎年9月4日)に行われています。地元では「カットンド」と呼ばれています。五穀豊穣の感謝や国家安泰などを祈願して奉納される舞で、村内から選ばれた10歳から11歳の子ども4人が本殿前に作られた舞台で9曲を舞います。これらの舞いは、京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)から平安時代に伝承されたものと伝えられています。
 加茂神社の稚児舞は、稚児の披露として大人に肩車され、当番宿を出て下村の村内を練行(れんこう)します。稚児は、神聖な存在出るため全ての舞が終わるまで土を踏むことはありません。化粧の紅のつけ方は、奈良時代の様式で1200年以上前の伝統的な化粧法が伝えられています。舞は、上方系の舞楽が地方化した技法が特徴で、稚児舞の典型とされています。
 なお、「越中の稚児舞」として国指定重要無形民俗文化財に指定されているものとしては、下村加茂神社の他に2つの稚児舞があります。黒部市(旧宇奈月町)明日の法福寺で4月18日の観音会で奉納される「明日の稚児舞」と富山市婦中町中名の熊野神社で8月25日の秋季大祭で行われる「熊野神社の稚児舞」です。また、立山町岩峅寺の雄山神社 前立社壇でも稚児舞(秋季大祭:11月3日)と少女巫女による舞(春季例大祭:4月8日)が行われています。
 
稚児舞(写真:2009年9月4日撮影)、本番前の稚児の化粧直し
下村加茂神社 稚児舞
 
稚児舞のスケジュール(2009年)
稚児舞
鉾の舞
鉾の舞

林歌
林歌

小奈曽利
小奈曽利

賀古の舞
賀古の舞

天の舞
天の舞

胡蝶の舞
胡蝶の舞

 
下村加茂神社 稚児舞 地図
 
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住所:富山県射水市加茂中部630番
1. 稚児舞 舞台
2. 楽屋
3. 拝殿
4. 本殿
5. 祭事館 葵
 
稚児舞の写真撮影アドバイス、脚立とスピードライト(外付けフラッシュ)が必要です。
 稚児舞の舞台は、本殿正面に設置されます。四方向に開けているのでどちらの向きからでも撮影可能ですが、一番綺麗に取れるのは本殿の階段上からです。ただし、テレビ局のカメラ部隊が陣取っているので、アマチュアカメラマンが入り込む余地はありません。一般人は、東面で脚立の上から写真を撮るのがベターかもしれません。本殿と向かいあう南面は、楽屋から舞台へ出てくる姿が見られます。太陽光も上手い具合に入ります。楽屋と拝殿の間の東面は見物客がおらず舞台近くで「がぶりつき」の状態で撮影可能ですが、バックに空が入り、天候によっては薄暗い舞台と明るい空でコントラス調整が難しくなります。
 

 
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