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高岡開町400年
第一回富山県曳山サミット
高岡開町400年関連事業の一環として2009年8月2日に高岡市内にあるホテルニューオータニ高岡で「第一回富山県曳山サミット」が開催されました。
基本的には県内の曳山祭り関係者の集まりだったのですが、一般参加も歓迎だったので見物に行きました。県内祭事例発表では、「金沢で開催されたイベントに参加し大行燈を練った苦労話(おかげで福野夜高祭の観客数が倍増)」の福野夜高祭連絡協議会の事例が勉強になりました。他の二つの保存会は祭りのビデオを流すだけでチョット・・・でした。お祭り談義では、京都祇園祭の苦労話と質疑応答がありました。課題は、結局のところ「祭りの維持運営」であり、率直にいうと「人と金」ってことでした。高岡市長も出席していたので「祭りの維持が大変だから補助金を増やして下さい」って感じの話が何度か出たのには会場から笑いが出ていました。
私のような部外者(見物人)から見ると「何度でも行きたくなる祭り」が重要です。高岡御車山祭などの富山県的には有名な祭りならば多くの人は一度は見ているのですが二度三度は行きません。「もう一度行こう」となる動機付けとなるものが無いからです。最近多くの祭りで行われるようになったライトアップやスタンプラリーも行われる「宵祭り」はそんな意味で個人的には評価しています。また、県内西部に数多くある曳山ですが基本的に「花山車」で、素人目にはどこの曳山も同じに見えます。それぞれの祭りに行きたくなるような工夫つまり「差別化」が必要です。伏木曳山祭のように「かっちゃ」と呼ばれるけんか山などがあれば確実に見物客が来ます。実際問題として、祭礼ということもあり新たな取り組みは難しいのが現状でしょうが、石動曳山祭りの勢揃いやライトアップ等は先進的な取り組みだと思います。さらに曳山の撮影会や説明会みたいなものがあると是非行きたいですね。過去に一度(富山県置県100年記念イベントでの大曳山祭り)だけ行われた富山県内の曳山を集めたお祭りがあればとも思います。
第一回富山県曳山サミット(写真:2009年8月2日撮影)
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