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神馬台


 神馬台(じんまたい、下二之町中組)は、中段四隅に配置された青竜刀胴幕の般若や下段欄間の龍などの猛々しいデザインが見所です。特に目立つのは中段の胴幕です。二つの般若面の大きな紫鱗紋織り出し刺繍が屋台の左右で睨みをきかせています。上段には台名の由来となった神様の使いの白馬と烏帽子姿の白丁(はくちょう)の飾り人形が安置されています。
 神馬台の屋台は、八幡宮の祭礼が始まった1718年(享保3年)に「高砂」の名前で曳行に参加した記録が残っています。現在の屋台は、1769年(明和6年)に再建されたました。伝来の高砂人形を1812年(文化9年)に鳩峯車組に譲り渡し、その後に神馬と白丁二人の飾り人形を新調しました。この時に台名を「神馬台」と改称しました。1827年(文政10年)に改造を行い現在に至っています。
 
神馬台 写真
神馬台の屋台 全景
屋台 神馬台
神馬台 提灯屋台
提灯屋台 神馬台
 
神馬台 屋台の構成要素毎の写真
飾り人形
飾り人形
:神馬と白丁
彫刻
彫刻

胴幕
胴幕
:般若面
切破風屋根
屋根
:切破風屋根
棟飾り
棟飾り
:鳳凰
妻飾り
妻飾り
:格子模様
上段
上段

上段欄間
天井
:朱漆格子天井
上段の天幕
天幕
:三角紋様
中段
中段

板瓔珞
板瓔珞
(羅網)
中段簾
中段簾

下段
下段

下段柱
下段柱
:龍の金具
車輪
車輪
:四輪内板車
台輪
台輪

青竜刀
青竜刀

金具
金具

 

 
秋の高山祭 屋台
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