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宝珠台


 宝珠台(ほうじゅたい、下三之町下町)は、棟飾りに雌雄の大亀を載せることから別名「亀屋台」とも呼ばれています。大亀に挟まれるように三つの宝珠が輝き、中段の欄間を飾る極彩色の芙蓉の彫刻や美しい白毛房など、艶やかなデザインとなっています。また、ケヤキ材の台輪の美しさでも知られています。
 宝珠台の創建年代は不明です。1827年(文政10年)から3年の歳月を掛けて大改造(工匠:中洞村喜三郎、塗師:輪島屋儀兵衛)がなされています。下段高欄に赤・青・黄・白・黒・紫・金色の七色に塗分けた宝珠を飾り、屋根に台紋「石破威の玉」をつけたので「宝珠台」と名前が付けられました。その後の改修でこれらを廃し、棟飾りに大亀を載せたので「亀屋台」の異名も付きました。1908年(明治41年)に改修(工匠:遠藤民次郎、塗師:田辺卯三郎)され現在の姿になりました。
 
宝珠台 写真
宝珠台の屋台 全景
屋台 宝珠台
宝珠台 提灯屋台
提灯屋台 宝珠台
 
宝珠台 屋台の構成要素毎の写真
切破風屋根
屋根
:切破風屋根
棟飾り
棟飾り
:大亀
妻飾り
妻飾り
:鏡と波浪
上段
上段

上段の天幕
上段の天幕
:朱に金糸
上段の天井(朱漆格子天井)
上段の天井

中段
中段

中段の欄間(極彩色の芙蓉)
中段の欄間

大幕
大幕
:緋羅紗
毛房
毛房

中段高欄
中段高欄

下段
下段

半丸窓
半丸窓

下段柱
下段柱

車輪
車輪
:四輪内板車
彫刻
彫刻

金具
金具

 

 
秋の高山祭 屋台
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