いこまいけ高岡 / 高山
いこまいけ高岡 > 高山市 > 秋の高山祭 > 屋台

行神台


 行神台(ぎょうじんたい、下三之町)の上段の飾り人形は「役の行者(えん の ぎょうじゃ、修験道の開祖とされ飛鳥時代から奈良時代の呪術者(実在の人物))」です。祭神とするようになったのは、昔この地に一人の行者が住みつき、お堂を建てて役の行者を祀ったことに由来しています。栗材の台輪(屋台下部にある枠型)は全屋台中唯一のもので、中段の朱塗りの玉垣(たまがき)も行神台屋台独自の形式です。上段高欄の四隅には密教の法具「五鈷」があり、修験道に因んだ装飾があります。
 行神台の創建年代は不明です。八幡祭の屋台行列の始まりといわれる1718年(享保3年)に、屋台4台が曳かれ、その内の1台「湯の花」から分かれて創建されたと伝えられています。1831年(天保2年)に改修が行われています。1875年(明治8年)の大火で一部を焼失し、1883年(明治16年)に恵比須台より屋台の部品を譲り受け再興しました。その後、1903年(明治36年)以降は、破損のため休台しましたが、1951年(昭和26年)に大修理を行い50年ぶりに復活しましたこの時に屋台蔵も創建されました。
 
行神台 写真
行神台の屋台 全景
屋台 行神台
行神台 提灯屋台
提灯屋台 行神台
 
行神台 屋台の構成要素毎の写真
飾り人形
飾り人形
:役の行者
羅網
板瓔珞
(羅網)
金具
金具

切破風屋根
屋根
:切破風屋根
妻飾り
妻飾り
:鳳凰
棟飾り
棟飾り
:千木
上段
上段

上段の天井(朱漆格子に金箔天井)
上段の天井

上段の天幕
上段の天幕
:簾
中段
中段

中段欄間
中段欄間
:三盛亀甲
大幕
大幕
:緋羅紗
毛房
毛房

中段高欄
中段高欄

伊達柱
伊達柱

下段
下段

下段彫刻
下段彫刻

車輪
車輪
:四輪内板車
 

 
秋の高山祭 屋台
神楽台布袋台金鳳台大八台鳩峯車神馬台仙人台行神台宝珠台豊明台鳳凰台屋台の構造説明
ページ先頭(秋の高山祭:行神台 屋台)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.