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豊明台


 豊明台(ほうめいたい、大新町一丁目二之新町組)は、屋台芸術の粋を凝らした豪華絢爛な装飾が見所です。切破風屋根を飾る大きな鳳凰と三つの宝珠、欄間を埋め尽くす極彩色の菊花(上段部)や牡丹彫刻(中段部)、中段白彫りの十二支の彫刻、下段の唐獅子彫刻などの美しい造形美が人気です。屋台名は、桜山八幡宮の主祭神である応神天皇の御名「豊明宮(とよあけのみや)」からとったと言われています。
 豊明台の創建年代は不明です。初めは「芦刈」と呼び、能「芦刈」の操り人形がありましたが、後に操り人形は廃されました。1837年(天保8年)に祭神として応神天皇を祀り、屋台名を「豊明台」に改称しました。この当時は、八角形の高御座を模した台形になっていました。1902年(明治35年)に高御座の名残りを中段にのみ残し大改造(工匠:村山民次郎、塗師:小谷正三郎、彫刻:村山群鳳)され現在に至っています。
 
豊明台 写真
豊明台の屋台 全景
屋台 豊明台
豊明台 提灯屋台
提灯屋台 豊明台
 
豊明台 屋台の構成要素毎の写真
切破風屋根
屋根
:切破風屋根
棟飾り
棟飾り
:鳳凰
妻飾り
妻飾り
:菊の彫刻
上段
上段

上段の天井
上段の天井
:金箔平天井
上段の天幕
天幕
:簾
中段
中段

板瓔珞(羅網)
板瓔珞
(羅網)
大幕
大幕
:緋羅紗
中段高欄 十二支の彫刻
中段高欄

中段欄間
中段欄間
:牡丹の彫刻
毛房
毛房

下段
下段

下段彫刻
下段彫刻

下段柱
下段柱

車輪
車輪
:四輪外御所車
下段の唐獅子彫刻
彫刻

金具
金具

 

 
秋の高山祭 屋台
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