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鳩峯車


 鳩峯車(きゅうほうしゃ、下二之町上町)の見所は、屋台中段の左右を飾る西洋人を描いた胴幕です。エキゾチックな図柄で異彩を放っています。さらに、屋台正面中段の雲龍の図、明古渡りで中国の人物を描いた見送り幕(秋の高山祭の屋台では唯一)なども必見です。四方を華やかに飾るこれらの綴れ織錦は、高山祭の屋台の中でも屈指の逸品とされています。
 鳩峯車の屋台は、当初の名前を「大津絵」と言い、1747年(延享4年)の創建と推定される非常に古い屋台です。当時は「外法の梯子剃り」と呼ばれる福禄寿と唐子のからくり人形がありました。1799年(寛政11年)に改造が行われました。1835年(天保6年)に再改造(工匠:牧野屋忠三郎、塗師:古川源右衛門、丹波屋治兵衛)され、この時に唐破風屋根を切破風屋根に、車四輪を三輪外御所車とし、男山八幡宮に因み台名を「鳩峯車」と改称しました。1895年(明治28年)に大改修を行っています。
 
鳩峯車 写真
鳩峯車の屋台 全景
屋台 鳩峯車
鳩峯車 提灯屋台
提灯屋台 鳩峯車
 
鳩峯車 屋台の構成要素毎の写真
切破風屋根
屋根
:切破風屋根
棟飾り
棟飾り
:千木
妻飾り
妻飾り
:瑞雲に日輪と月輪
上段
上段

上段欄間
上段欄間

上段の天井
上段の天井
:金箔平天井
上段の天幕
天幕
:簾
房飾り
房飾り

見送り幕 本祭と宵祭用の2枚
見送り幕
:本祭 / 宵祭
中段
中段

雲龍の図
正面中段の雲龍の図

屋台中段の胴幕
屋台中段の胴幕

中段高欄
中段高欄

中段背面の簾
中段背面の簾

下段
下段

車輪
車輪
:三輪外御所車
彫刻
彫刻

金具
金具

 

 
秋の高山祭 屋台
神楽台布袋台金鳳台大八台鳩峯車神馬台仙人台行神台宝珠台豊明台鳳凰台屋台の構造説明
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