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室堂平
冬の室堂平をブラブラ(2014年11月20日)
2014年の撮影テーマ「毎月、立山」の11月編(第2弾)です。11月の立山としては、上旬の雪の少ない時期の雪中ハイキングとして2014年11月8日に写真仲間2人と「初冬の天狗平から室堂平へ」のテーマで立山へ行きました、これが11月編(第1弾)となりました。11月末にも、同じメンバーでこんもり雪の積もった室堂でハイキング&撮影を楽しむつもりだったのですが、我慢出来ずに一人で室堂へ行きました、これが11月編(第2弾)となり、本ページの記録です。
富山県の11月の天気は、秋から冬へ変るため基本的に雨や雷の多い時期です。そんな訳で、11月中旬は雨の日が続きました。11月22日(土)に写真仲間のSDさんとクズバ山へ登山の予定でしたが、曇り時々雨の予報となり、天気が悪そうだからとクズバ山行きをキャンセル。19日から21日までの3日間は晴れそうなのでクズバの代わりに室堂へ行くことにしました、平日なので私一人です。で、11月20日に予定の室堂平ハイキングとなりました。なお実際の天気は、19日も21日もしっかり快晴となりましたが、何故か中日の私が室堂へ行った20日だけは曇天となりました~、残念。また、土曜日は天候が悪いとキャンセルしたのですが、前日の予報で曇り時々晴れとなったので、急遽クズバ山へ行くことになり、SDさんと楽しく雪山状態のクズバ山登山「今度こそ!雪の剱岳を眺めにクズバ山」を満喫しました。結果的に「11月20日の室堂ハイキングは何だったのでしょうか」という感想が残りました。天気は曇天で、薄暗い写真ばかりとなり・・・、それもまた良し、かな?写真はアレでしたが、今年の3月末に購入したカンジキ(エキスパート・オブ・ジャパン製)を初めて使いました。人生49年目にして、初めてのカンジキでした。違和感無く歩けました、が、踏み後の無いマッサラな雪原に突入すると、膝までズブズブ沈むんですね。
冬の室堂平をブラブラ(写真:2014年11月20日10時36分撮影)
室堂山荘へ向かうスノーボードのグループの隊列、背後の山は大日連山、当日は終日ドンヨリ雲(雪は無し)でした。
冬の室堂平をブラブラしたルート地図、GPSロガーによる当日の歩行ルートです。
室堂平で雪中ハイキングでのルート上のポイント
2014年11月20日 室堂平で雪中ハイキング 登山記録 始まり・・・
山スキーシーズンの立山は混雑します。昨年の11月23日に行った時は立山駅がスキー場のゴンドラ乗り場状態で混雑していました。なので、今回は木曜日の平時なのですが余裕を見て早めに立山駅へ向かいました。もしも、大混雑で1便遅いバスになるとそれだけで1時間のロスにつながります(冬季ダイヤはバスが1時間に1本しかありません)。
富山県南砺市にある自宅を5時25分に出発(もちろん車です)、真っ暗です。早朝なので車は少なく、私の運転でもサクサク。6時10分にいつものローソン富山吉岡店で朝パンと昼オニギリを購入、6時22分に岩峅寺の雄山神社前を通過、6時26分に立山あるぺん村前を通過、6時34分に芦峅寺の雄山神社前を通過、トットコトットコ走り、6時41分の立山駅前の駐車場に到着。平日である、駐車場は余裕(ガラガラ状態)で停められました。
駐車場で山ズボンに着替え登山靴を履き、ブラブラ歩いて6時51分に立山駅に到着。閑散としています。切符売り場に長蛇の列、なんてことは無く、人っ子一人おらず、木枯らしピューぴゅ~。ワシが一番乗りとなりました、「平日は焦って来る必要なし」ということです。ただし、今年は雪が少ないとネットで情報が流れていたので少なく。雪がふんだんにあれば状況は変わっているかもしれません。
切符の販売は7時40分からなので、切符売る場の前に荷物を置いて立山駅の構内に移動します。構内にもお客さん見当たらず、大きなザックが一つあるので先客は居るようです。7時30分頃からポツポツお客さんが増え始めました。山スキー客は少なく、登山者風の人が7割くらいでした。構内の液晶テレビによと現在の室堂は曇りで気温は -7℃らしいです。寒そうです・・・。
ガラガラの立山駅前駐車場 6時50分
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誰も居ない立山駅 6時51分
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立山駅 屋根の鹿
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記念撮影用背景パネル
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E7系新幹線 天然水ペットボトル
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現在の室堂 -7℃ 7時45分
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切符は無事買えました(一番目に)。立山ケーブルカーは8時20分の第1便、高原バスも第1便で9時00分発です。ケーブルカーは8時40分発でも、9時00分発の高原バスに乗ることは出来るのですが、美女平駅で見物したり、高原バスで前の座席に座るために20分早いケーブルカー第1便の乗るようにしています。そして8時20分発のケーブルカーに乗り、いつものように材木石やトンネルの写真を撮っていると、あっという間(乗車時間 7分間)の8時27分に美女平駅に到着。高原バス改札口にザックを置いて、美女平駅の展望台へ向かう、が既に冬季閉鎖となっていました。閑なので、バスの乗客を見物、カンジキの人多いです。雪の登山道に立てるであろう、赤旗付きの竹の棒を持った登山者もおられました。
高原バスは、8時52分に出発しました。街の路線バスと違い、基本乗り継ぎ客だけなので、早めに出発することがママあります。前の方に座りたかったのですが、ケーブルカーを降りるのが遅れたので、バス一番乗りが出来ず・・・、最後尾に座りました。車内風景を撮れたのでそれもまたよし。美女平付近はなんとなく白い程度、滝見台を過ぎた辺りから車道のも積雪がある状態になり、弘法まで上がってくると「もう木道歩けないね」状態(積雪50cm?)、弥陀ヶ原もしかり、天狗平も、9時39分に室堂に到着。車窓から写真を撮っていたのですが、車内が暖かくガラスが曇って・・・。
室堂ターミナルで、トイレを済まし、スパッツを着けてなど準備をして、室堂ターミナルの外に出たのは 10時07分、外に出ると次にストック伸ばして、カンジキ着用、初カンジキなのでバンドを留めるのにチョット苦労(7ヶ月前に買った時に試し履きして以来なので)しました。なお、観光客の歩く遊歩道だけなら、踏み固められているのでカンジキは不要で、滑り止めにアイゼンを着用したほうが歩き易いです。
室堂ターミナルを出て、準備するスキー客(写真:2014年11月20日10時07分撮影)
10時13分に室堂ターミナルを出発し、室堂山荘へ向かいました。約500メートル東へ歩きます。ほぼ平坦な歩き易い場所で、夏場なら石畳の登山道を歩くのですが、一面の銀世界なので踏み跡を歩きます。積雪量が多いので(1メートルくらい)、高山植物を踏み荒らす心配が無いので、誰も歩いていないマッサラな雪を歩いても構いません。晴れていれば、正面に台形の立山と青空のコントラストが美しいはずですが、生憎の曇り空。闇夜に烏的な、曇天に白い山・・・。
雪化粧の立山と曇天に銀世界の室堂平
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初カンジキ
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10時26分、室堂山荘に到着。ここの木造平屋2棟は、現存最古の山小屋で国の重要文化財に指定されています。4月から定点撮影ポイントにしています。11月20日現在で半分弱が雪に埋もれていました。
天気がいいと、室堂山荘から眺める立山は大迫力で迫ってくるような景色なのですが今日は全くダメでした。天気が悪いなりに、いい写真を撮りたいと10分ほど頑張りましたが、腕が足りず、でした。
2014年11月20日、立山室堂(写真:2014年11月20日10時27分撮影)
10分頑張って撮った立山と真砂岳(写真:2014年11月20日10時27分撮影)
室堂山荘での撮影は玉砕。10時36分にこの場所を離れ、次の目的地「みどりが池」の向かいました。10時50分にみどりが池に到着。ここもワシの定点撮影ポイントです。みどりが池の水面が静かであれば、水鏡となり立山が水面に映ります。夕暮れ時でラッキーならオレンジ色に染まった立山とみどりが池の写真を撮れる場所です。11月8日に来た時に既に結氷しており湖面に雪が積もっていたので、水鏡は不可能ですが、「雪が積もったみどりが池と立山」の構図を狙いましたが、やはり曇天~。ワケワカラン写真となりました、残念。
2014年11月20日、みどりが池(写真:2014年11月20日10時50分撮影)、雪で岸辺が判り難いですが写真下半分にみどりが池があります。
え~曇天により、みどりが池でも見事に玉砕し、本日の風景撮りはダメそうです。方針転換し、雷鳥を探します。居そうな雰囲気はありませんが・・・。10時54分にみどりが池をあとにし、とりあえず、エンマ台展望台へ向かいました。11時05分にエンマ台展望台へ到着。西の空は雲があるものの、薄っすらと青空が見えています。大日連山が比較的いい感じとなっています。立山のある東の空は、相変わらず曇天ですね。
11時過ぎ、エンマ台大展望台にて
大日連山と地獄谷
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相変わらず曇天に立山
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僅かな希望を胸に雷鳥を探すため血の池とりんどう池の尾根道の登山道を進みます。ずっと進み、登山道が左手に折れ曲がる(雷鳥荘へ)手前にハイマツの群落があります。この辺りや血の池の周辺が雷鳥の越冬地なのです。だから、11月は積雪があっても中に入り込んではいけません。越冬地なので、運がよければ、雷鳥さんを見られ可能性が高いので、この場所まで来ました。また正面に立山を見られる絶景ポイントでもあります。11時14分から12時08分まで、この場所にいましたが、雷鳥は見られず・・・。まぁ1時間ずっと雷鳥を探していた訳ではなく、お昼のオニギリを3個食べ、冬山でマイブームとなっている梅酒をゴクゴク、愛知から来たおじいさん二人とお喋りして過ごしました。
本日の天気予報は「曇りのち晴れ」で、気象庁の天気分布予報では15時以降に立山周辺晴れだったので午後から密かに期待していました。昼休憩していた1時間で少しは雲が薄くなって来た様な気配がありました。
りんどう池と血の池の間にある雷鳥の居そうな場所から眺めた立山(写真:2014年11月20日12時05分撮影)
昼休憩とは言え、1時間近くも座っているとさすがに寒くなり、12時08分に撤収。12時16分に再び、エンマ台展望台へ戻りました。少しずつ雲が減ってきたので、絵になるかもしれないのでここで粘ることにしました。珍しく登山用コンロを持ってきたので、お湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲みました。標高が高いのと直ぐ冷えるので、熱々とはいかず、暖かいコーヒーでしたが、少しは暖かくなり幸せな気持ちに・・・。
立山を撮る人を撮る(写真:2014年11月20日12時33分撮影)、ワシは風景写真を撮りに行ったのですが曇天でどうしようもなく、撮る人を撮るに路線変更
東の空にも青空らしいものが見えるような雲いきになってきたのですが、曇り空と寒さでヤル気がかなり低下しており、気分は富山湾の海底に沈んでしまいました。そんな訳で、1時間近く滞留したエンマ台展望台を13時11分に撤退。次に向かったのは、みくりが池温泉です。13時17分にみくりが池温泉に到着。レストランへは入らず、登山靴のまま入れる「喫茶みくり」へ入りました。本物の熱々コーヒーを飲み、チーズケーキを食べてくつろぎました。暖房も効いており幸せです。無料の無線LAN(wifi)が繋がるはずだったのですが、つながりませんでした。多分、ワシのタブレット(Google NEXUS7)のOSをアンドロイド5.0にアップデートしたのが敗因、動作は遅くなる、アプリ落ちまくり、OSも勝手に再起動。
喫茶みくりでチーズケーキとコーヒーを食す(写真:2014年11月20日13時25分撮影)
あんまりノンビリするのもアレなので、13時54分にみくりが池温泉を出ました。出口で、先ほど雷鳥の居そうなハイマツの場所で喋っていたおじいさんと再会、おじいさんはズットうろついていたようですが、雷鳥に逢えなかったようです。おじいさん、今晩泊まって明日に期待すべきか、今日帰るか悩み中でした。もし、泊まっていれば、素晴らしい夕焼けが見られ、翌日は晴天だったのですが、どうされましたかね。ワシは、いい加減なことを言うのが憚れ、う~ん晴れるといいんですが・・・、とお茶を濁して・・・。みくりが池温泉の次は、すぐ隣にあるみくりが池です。ここもワシの定点撮影ポイントです。
かなり時間つぶしをしたので、多少の晴れ間があるかと期待しましたが、今日は残念な日で終わりそうです。14時04分までみくりが池展望地で写真を撮りましたが、曇天により気分もドンヨリ、写真も気持ちを反映し、ダメダメ。もう、嫌になって室堂ターミナルへ向かいました。14時18分に室堂ターミナルの到着。
2014年11月20日、みくりが池(写真:2014年11月20日13時59分撮影)
帰りは15時00分発(実際の発車は14時52分)の高原バスでした。室堂ターミナルを出ると、なんだか外が明るいです。天狗平辺りでは晴れ間が広がって、立山を見ると結構晴れていました。うっ、諦めずに最終バスにしていれば、最終回の9回裏で逆転できたのね~、後の祭り、急遽、天狗平のバス停で降りることも出来ますが、最終バスに間に合わなくなるし・・・。今回は残念ながら天気に恵まれず、辛抱が足らず作戦失敗でした。今後は「ボウズでも最後まで粘る」ことにします。
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