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崑崗台


 崑崗台(こんこうたい、片原町)は、春の高山祭の屋台の中でも最もきらびやかなデザインで知られています。崑崗台の名前は、中国にある金の産地「崑崗(こんこう)」に由来し、金にまつわる飾りが多いのが特徴です。棟飾りに三本金幣を立て、金塊を象徴したカブラ型の宝珠で屋根を飾り、屋台の金具類も金色に輝いています。見送り幕は、中国・鄭州産の刺繍幕「寿老人と鹿の図」です。
 崑崗台の創建年代は不明です。初め「花手まり」と称し、次に操り人形の「林和靖(りんなせい、中国・宋代の詩人)」を屋台の名称としていましたが、1833年(天保4年)に操り人形を廃し「崑崗台」と改称しました。1849年(嘉永2年)に大改造(工匠:上野屋宗次、塗師:島田屋小三郎)を行い現在の屋台が出来上がりました。また、1935年から1936年(昭和10年~昭和11年)にかけても大修理を行っています。
 
崑崗台 写真
崑崗台の屋台 全景
崑崗台
崑崗台 提灯屋台
崑崗台 提灯屋台
 
崑崗台 屋台の構成要素毎の写真
屋根
屋根
:切破風屋根
棟飾り
棟飾り
:三本金幣
屋根の宝珠
屋根の宝珠

上段
上段

妻飾り
妻飾り
:彩雲の彫刻
上段の天井画
上段の天井画
:鶴
唐子人形
唐子人形

上段欄間
上段欄間
:彩雲と太陽と月
見送り幕
見送り幕
:寿老人と鹿の図
中段
中段

大幕
大幕
:猩々緋(緋色一色)
板瓔珞
板瓔珞

下段の壁面装飾
下段の壁面装飾

車輪
車輪
:四輪内板車
丹頂鶴を図案化した台紋
台紋:丹頂鶴を図案化
 

 
春の高山祭 屋台
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