いこまいけ高岡 / 高山
いこまいけ高岡 > 高山市 > 春の高山祭 > 屋台

三番叟


 三番叟(さんばんそう)屋台で人気なのが、台名ともなっている「三番叟」のからくり奉納です。謡曲「浦島」に合わせて、かわいい童子が機関樋(きかんどい、上部に突き出た棒=からくり人形を操作する綱を収納)を進み箱に顔を近づけ翁面を付け童子が翁に変身します。
 屋台の創建は、宝暦年間(1751年から1763年)で初め「恩雀(おんじゃく)」と呼んでいました。文化年間(1804年から1817年)に謡曲「浦島」を取り入れた操り人形に替えられ「三番叟」と改称されました。操り人形が翁に変身することから「翁台」とも呼ばれています。工匠・牧屋忠三郎によって1836年(天保7年)に大改造が行われ、大正時代初期にも修理が行われています。
 現在のからくり人形は4代目で1916年(大正5年)に京都で製作されたものです。初代の人形「恩雀人形」は組内祭神として現存しています。2代目「翁人形」は解体され現存せず、3代目「三番叟人形」は1913年(大正2年)の火災で焼失しています。
 
三番叟 写真
三番叟の屋台 全景
三番叟
三番叟 提灯屋台
三番叟 提灯屋台
 
三番叟 屋台の構成要素毎の写真
からくり人形
からくり人形

機関樋
機関樋

見送り幕
見送り幕
:壽(ことぶき)
屋根
屋根:切破風屋根

棟飾り
棟飾り:飛龍

妻飾り
妻飾り:龍の彫刻

大幕
大幕:緋色一色

下段の柱間壁面
下段の柱間壁面

車輪
車輪:四輪内板車

 

 
春の高山祭 屋台
神楽台三番叟麒麟台石橋台五台山鳳凰台恵比須台龍神台崑崗台琴高台大国台青龍台屋台の構造説明
ページ先頭(春の高山祭:三番叟)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.