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掃海母艦 ぶんご
「掃海母艦 ぶんご」は、海上自衛隊 掃海隊群に所属し、広島県の呉を母港とする掃海母艦です。「うらが」型の2番艦として建造され平成10年(1998年)3月23日に就航しました。掃海艦艇や掃海ヘリコプターの支援や機雷の敷設業務を主な任務としています。第2次世界大戦後に日本近海に敷設されていた日米両軍の6万基余りの機雷の掃海を目的として生まれた日本の掃海部隊は、その掃海実績から世界有数の掃海能力を持っていると言われています。艦名の「ぶんご」は、四国と九州の間にあり瀬戸内海と太平洋をつなぐ「豊後水道」に由来しています。
艦尾を見ると開閉式の扉があり、この扉から掃海用具や機雷を排出するようです。艦首や艦橋を見ただけだと大型の護衛艦と同じように見えますが、艦尾は掃海母艦独特の形状です。
掃海母艦 ぶんご(写真:2007年8月2日撮影)
建造:起工 平成8年7月4日、進水 平成9年4月24日
就役:平成10年(1998年)3月23日、第1掃海隊群直轄に編入
艦船番号:464
基準排水量:5700トン
全長:141.0メートル
全幅:22.0メートル
高さ:41.0メートル
喫水:5.4メートル
主機関:ディーゼル 2基
出力:19500馬力
速力:22ノット(約40km/h)
乗組員:129名
兵装:主砲 OTO 62口径 76mm単装速射砲×1基
その他装備:
- 掃海ヘリコプター MH53E
- 航空磁気掃海具 MK105
海外派遣履歴:
- 平成11年9月23日〜11月22日:トルコ 国際緊急援助物資輸送業務、「ぶんご」、大型輸送艦「おおすみ」、補給艦「ときわ」が派遣
- 第1回西太平洋掃海訓練:平成13年6月11日〜22日
- 第2回西太平洋潜水艦救難訓練:平成14年4月22日〜5月2日
- 国際親善観艦式:平成14年10月10日〜14日
- 第3回西大西洋掃海訓練:平成18年6月5日〜6月17日
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