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醍醐寺


 醍醐寺(だいごじ)は、真言宗醍醐派総本山(山号は醍醐山、本尊は薬師如来)です。平安時代の西暦874年(貞観16年)に理源大師(聖宝)によって創建されました。伏見区東方ある醍醐山(笠取山)の麓から山腹に伽藍が点在し、200万坪以上の広大な境内となっています。戦国時代末に豊臣秀吉がこの地で「醍醐の花見」を行ったことで知られ、境内には大きな枝垂桜が何本もあります。また紅葉の名所としても有名で、秋には多くの観光客が訪れます。醍醐寺の境内は、里に近い「下醍醐(しもだいご)」と醍醐山の山中にある「上醍醐(かみだいご)」の2つに分れ、下醍醐から上醍醐へは山道を歩いて1時間です。1994年には「古都京都の文化財」を構成する一つとして世界遺産(文化遺産)に登録されました。
 
醍醐寺(写真:2015年11月20日12時13分撮影)
醍醐寺
 
醍醐寺 地図(Map of Daigo-ji Temple, Fushimi ward, Kyoto)、下醍醐 境内地図上醍醐 境内地図
 
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住所:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22、公式Webサイト:世界遺産 京都 醍醐寺
 
醍醐寺と周辺の観光名所および交通機関
 1. 醍醐寺 下醍醐
 2. 醍醐寺 上醍醐:下醍醐から徒歩で約1時間
 3. 京阪バス 醍醐寺バス停:雨月茶屋・観光バス駐車場にバス停があります。
 4. 京阪バス 醍醐寺前バス停:バスの本数は、醍醐寺バス停よりも多いです。旧奈良街道(醍醐道)
 5. 京都地下鉄 東西線 醍醐駅
 6. 醍醐バス・タクシー・ターミナル
 
醍醐寺への行き方(アクセス方法)
 醍醐寺へ直接の公共交通機関は、京阪バスです。JR京都駅八条口・8番バス乗り場(ホテル京阪前)から京阪バス・山科急行線に乗り、約30分で醍醐寺前バス停もしくは醍醐寺バス停に到着(料金は2015年11月現在で300円)します。JR/京都地下鉄/京阪 山科駅からは京阪バスの22番/24番で醍醐寺前バス停まで約20分です。最寄りの駅は、京都地下鉄の東西線・醍醐駅です。醍醐駅から醍醐寺までは徒歩で約15分ですが多少アップダウンがあり、時間以上に疲れます。醍醐駅から醍醐寺までタクシーであれば初乗り料金程度(2015年11月だと約600円)ですぐに着きます。
 

 
 では、2015年11月20日に実際に醍醐寺を訪れた時の内容です。
 地下鉄に乗りたかったので。JR京都駅から京都地下鉄・烏丸線に乗り、烏丸御池駅で東西線に乗り換え、醍醐駅で下車しました(なお、これは全くの時間の無駄で、JR京都駅からJR山科駅へ行き、山科駅から地下鉄東西線に乗り醍醐駅で下車が普通)。Googloe Mapによれば、醍醐駅から醍醐寺まで徒歩15分と出たので、醍醐山方向へ歩き始めるましたが、途中で挫折し、運よく通りかかったタクシーに飛び乗りました。タクシーだとピューと着きましたが、歩くと一旦下って、丘になり、再び下って醍醐寺の前へと言った感じでアップダウンコースです。
 醍醐寺前(醍醐寺道)でタクシーを降りて、10メートルほど歩くと、醍醐寺の総門です。特に文化財ではないらしく、醍醐寺の説明板をちらりと読んで素通り。総門を入ると、正面に太い参道(桜馬場とも言うらしいです)が伸びていました。参道の突き当たりには仁王門があります。仁王門の先には下醍醐の伽藍があり、その先をズンズン進んで醍醐山へ登って行くと上醍醐の伽藍らしいです。
 とか言いながら、真っ直ぐ行かず、総門から少し歩いて、右へ曲がりました。醍醐寺の宝物(仏様やら襖絵などなど)を展示(保管)している霊宝館を見物するためです。醍醐寺の広い境内を歩いた最後に、霊宝館に行くと疲れきって、や~めた、となりそうなので最初にしました。まず、イイ感じの門のところでチケット購入。ここでビックリ!醍醐寺は「霊宝館」「三宝院」「伽藍」「上醍醐」と4つのエリアに分けられ、拝観料がそれぞれ600円(2015年11月現在)も払わなきゃならないのでした。普通の観光客が行きそうな「霊宝館」「三宝院」「伽藍」の3つはセットにすると1500円と多少の割引にはなりますが・・・。まぁ、遠路遥々やってきたので3点セットのチケットを購入しました。門をくぐると、立派な建物(コンクリート製)が建っておりました。最初はトイレに行って、その隣のお土産売り場を物色、なんとなく順序が違うような感じがしますが問題なし。まず、右手へ行きました。芝生の庭で、古そうな枝垂れ桜が数本植えられていました。春の桜が咲く時期にはゴージャスな眺めになりそうでした。霊宝館の建物は、後ろの方で渡り廊下で幾つかの建物が繋がっているのですが、見学できるのは、右の建物(仏像館)と正面の大きな建物(本館と平成館)の3つでした。特別展で俵屋宗達の屏風を見て、体育館みたいな大きな部屋で襖絵を沢山見て薬師如来を見て、う~ん歩き疲れたカナ・・・。
 霊宝館を出て、太い参道へ戻り、参道の左側にある三宝院へ向かいました。この三宝院は、醍醐寺の塔頭の一つであり、真言宗醍醐派の大本山です。表書院と唐門が国宝、その他の建物も国の重要文化財が多数、豊臣秀吉が縄張り(作庭)をしたと伝えられる庭園は特別名勝・特別史跡です。ようするに見所盛りだくさん。先ほど購入した3点セット・チケットで入ります。紅葉の綺麗な庭園の写真を撮ろうと意気込んで三宝院へ行きましたが、建物内はモチロン庭園も撮影禁止で多少のストレスがたまってしまう結果に・・・。普段は非公開の純浄観・本堂・奥宸殿が特別公開されており、私には珍しく1000円出してそちらも見学、まぁ1000円の価値があったかは微妙ですが、せっかく富山から来たので(次ぎ来ることは無いだろうし)奮発しました。三宝院を出て、参道を少し進むと左手に国宝の三宝院 唐門が建っていました。全面黒塗り(黒漆)の質素ながら威厳のある立派な門です。質素と言っても、門扉には金塗りの大きな五七桐と菊花紋が彫られています。この唐門は2011年に修復が完了したばかりのため、とっても綺麗です。参道に面しているので拝観料を払わなくても見られるのでお徳。
 緩い登りの参道(桜馬場)を歩いて、漸く下醍醐の伽藍入口となっている朱塗りの仁王門(正式名は西大門)へ到着しました。総門をくぐったのが10時12分でしたが、霊宝館と三宝院を見たり雨月茶屋でお団子を食べたりしたので、仁王門に辿り着いたのは12時13分となりました。ちょっと急な石段を登って、門に入ります。イイ感じの仁王像が安置されており、その先には、下伽藍を拝観するためのチケット売り場がありました。3点セットのチケットを切ってもらい通過、杉林をテクテク歩きます。仁王門を出て杉林を320メートル歩くと参道は右に90度曲がり、更に130メートル歩き参道が左へ曲がります。
 そして、右側を見ると文化財の看板の向こうにお堂が建っていました。正直に言うと、伽藍配置が頭に入っておらず、目に付いた建物を見に行きます。という事で、お堂を目掛けて寄り道、お堂は普通で、このお堂の西側になにやら立派な建築物がありました。パンフレットによれば、醍醐寺の鎮守社で、国の重要文化財になっている清滝宮本殿(下醍醐)です。今回、醍醐寺を訪れて初めて見た、私好みのシブい建物でした。清滝宮本殿を見た後は、振り返って、本殿の正面(西側)にある清滝宮拝殿(下醍醐)をチョットだけ見ました。何も説明の無い、ごくごく普通のお堂でした。
 清滝宮を見て、次ぎは醍醐寺伽藍で一番(多分)見応えのある五重塔(国宝)です。眺め易いように?塔の西側が広場になっていました。この広場の北西角が撮影的によいのか、カメラを持った人が数人角っこに立っておられました。私もそこでパチリパチリ。ちなみに五重塔は東を背に建っているため写真的には、午前中は逆光になり、午後の遅い時間の斜光がいいのかもしれません。
 五重塔を見て、遂にというか漸く、醍醐寺の下醍醐の伽藍で最重要のお堂である金堂(国宝)です。平安時代後期に建立された、正面7間、側面5間の大きな建物です。元々は紀州(現在の和歌山県)に建てられていましたが、豊臣秀吉の発願により、西暦1598年(慶長3年)から移築が開始され、1600年(慶長5年)に落慶しています。
 金堂を横から眺めて、参道に戻らず、そのまま金堂の横にある建物のところへ行きました、これが不動堂で、不動堂の建物の前には、石柵で囲まれた広場と不動明王を彫った石造があり、この広場は護摩道場です。不動堂のお堂はチラッと眼にしただけで、護摩道場をフムフムと見物、参道へ戻ろうとすると綺麗な紅葉があり、パチリパチリ。そして参道へ戻り、少し歩くと、左手にお堂があり看板を見ると祖師堂と書いてある。なんでも、醍醐寺の大元である真言宗の開祖である弘法大師(空海)と醍醐寺を開基した理源大師(聖宝)を祀るお堂らしいです。一応、お参りはしました。建造物としての価値は不明。見落としましたが、祖師堂の奥(不動堂の東側)にも真如三昧耶堂(にんにょ さんまや どう、1997年再建)というお堂があるみたいです。再び参道へ戻り、少々歩く、左手に建物、なんだかブルーシートで覆われています(ブルーシート葺きの屋根)。看板を見ると、旧伝法学院と書かれています。念のため見ておきました。工事中で見所は特になし、強いて言えば、不動明王の石仏があり、その周りの小さな木が紅葉していたので、パチリ。参道を進むと朱塗りの門がありました。現地では門の名前が判らなかったのですが、帰ってから調べると「日月門」と言うようです。日月門から先が、大伝法院と呼ばれ、かつては修験道場だった場所らしいです。まぁ今回は紅葉の名所として訪れるのですが・・・。
 日月門を抜けて、プラプラ歩くと左手に鐘楼堂が見え、その先に大きなお堂がありました。お堂の正面に階段が有りましたが柵があり、登っちゃダメな雰囲気。看板には観音堂(旧大講堂)と書かれてました。入れないのかな~、とも思いましたが、更に先には林泉(池)があり、これが今回の目的地、紅葉の名所と飛びついてので、観音堂は後回しとなりました。11月20日だったのですが、醍醐のあたりは多少標高が高いのか、京都の街中よりヒートアイランド現象の影響を受けないのか良く判りませんが、林泉周辺の紅葉は終わっている感じでした。多少の紅葉は残っているので、まぁ絵葉書のようには撮れませんが頑張ってパチリパチリ。林泉池を時計回りに歩いて半分ほど来た場所に弁天堂がありました。対岸から写真を写すと、「林泉に弁天堂と橋」というよくある写真の出来上がりです。
 
醍醐寺の紅葉、林泉と弁天堂(写真:2015年11月20日13時53分撮影)
醍醐寺の紅葉、林泉と弁天堂
 

 
世界遺産「古都京都の文化財」
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