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鉄拐 仙人


 李鉄拐(り てっかい)は、八仙の一人です。鉄の杖(拐)をついて歩いたとの言い伝えから「鉄枴」の名前が付いたといわれています。中国では医薬の神様とされています。逸話としては、ある日、魂だけを別の世界に出かけさせ、鉄拐の弟子に「七日経って戻ってこなければ焼いてよい」と告げました。6日目、弟子の母が病気になり、弟子は鉄拐先生の体を焼いて母の元へ行きました。7日目に鉄拐先生の魂が戻ってきたものの、体は既に焼かれて無く、仕方なく付近にあった乞食の死体に入りました。このため曳山の鉄枴仙人の意匠は、ボロボロの衣・蓬髪・髯が伸びた汚れた顔となってます。
 
八尾曳山 下新町 八枚彫
鉄枴仙人
 
新湊曳山 紺屋町 鏡板
香を焚き悪魔払いを行う鉄枴仙人
井波の瑞泉寺・山門 蟇股の彫刻
蟇股の彫刻
 

 
中国の仙人
張果老呂洞賓李鉄拐馬師皇蝦蟇仙人伯陽郝大通菊慈童琴高黄安黄石公黄初平王子喬林霊素劉晨・阮肇西王母沈羲・賈氏蕭史董奉張九哥伯牙
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