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初めての表銀座縦走(2016年7月27日~30日)


 昨年(2015年)、初めて槍ヶ岳へ登山し、下山時に東鎌尾根を少し歩き、眼にした表銀座縦走路、以前から何となく「表銀座」って言葉に憧れがあり、出来れば行ってみたい歩いてみたと思いました。そして、1年が経ち、夏山シーズン到来。一応普段から5kmくらいのジョギング(週5日)をしており、まぁ体力はあるはず。念のため、7月11日~12日に剱岳・早月尾根へトレーニングと体力確認に行きました。無事山頂まで行って帰ってきたものの、北アルプス3大急登で知られる早月尾根、生半可な場所ではなく、完全にヘロヘロになって帰ってきました。表銀座縦走は、登山口の中房温泉から稜線上にある燕山荘への合戦尾根がやはり北アルプス3大急登、3泊4日の縦走と体力勝負の登山、早月尾根でアレだったので、表銀座やめとこか・・・、と真剣に考えましたが、今行かないと年々体力が落ちるだけで次は無い、との思いで、やっぱり行くことにしました。
 
初めての表銀座縦走(写真:2016年7月28日5時43分撮影)、ガスが多くて「これぞ表銀座」って写真は撮れませんでした、残念。
初めての表銀座縦走
 
 ワシは写真撮影しながらのユックリ登山なので4泊5日かな?と昨年は考えていたのですが、今回の登山にあたり、よく調べてみると、3泊4日で行けそうでした。
 富山から夜に車を4時間ほど走らせ、穂高駐車場(無料)に車を置いて、朝一番の中房温泉行き定期バス(運行は南安タクシー)に乗り、中房温泉へ行きます。で合戦尾根を登り、燕山荘で1泊、初日は燕山荘に荷物を置いて、燕岳へ登ります。登山道には、高山植物の女王「コマクサ」が多く咲いているようです。2日目は早朝に燕山荘を出発し、右手前方に槍・穂高連峰を眺めながら気持ちの良い稜線歩き、大天井岳・赤岩岳・西岳と通り、ヒュッテ西岳に宿泊。3日目も早朝にヒュッテ西岳を出発し、東鎌尾根を頑張って歩く、鎖場や梯子が多く手強く危ない岩稜コースかな、そして槍ヶ岳へ登り、宿泊は槍ヶ岳山荘はパスして、ちょっと下って殺生ヒュッテに宿泊。殺生ヒュッテから眺める、夜の槍ヶ岳と星座、朝焼けの槍ヶ岳に期待です。4日目も早朝に出発し、ガスが無くて晴れていれば天狗池へ寄り道し、「水鏡に槍ヶ岳」の撮影(なお通常の年であれば、天狗池の出現はお盆以降、2016年は記録的な暖冬により7月中旬に天狗池が出現)、再び槍沢の登山コースに戻り、槍沢ロッジ、横尾、徳沢、明神とひたすら歩き上高地へ戻る。上高地からはアルピコ交通のバスで新島々バスターミナルまで行き、松本電鉄・上高地線に乗り松本ま出て、松本からはJR大糸線に乗り穂高駅まで行き、穂高駅から歩いて穂高駐車場へ戻ります。そして自宅へ車でピューと帰る。こんな感じの計画を立てました。
 
表銀座ルートを中房温泉から槍ヶ岳へ縦走し上高地へ下る場合のコースタイム
[1日目] 中房温泉から合戦尾根を登り燕岳に行き燕山荘まで、歩行時間 4時間55分
中房温泉(燕岳登山口)1450m~(登り 1時間30分)~第2ベンチ 1842m~(登り 1時間20分)~合戦小屋(休憩のみ、宿泊不可)2381m~(合戦沢ノ頭 三角点 2488.1m)~(登り 1時間10分)~~燕山荘 2704m
[2日目] 燕山荘から大天井岳に登りヒュッテ西岳まで、歩行時間 7時間10分
燕山荘 2704m~(下り 1時間)~(蛙岩 = げえろいわ 2670m)~大下りの頭 2650m~(為右衛門吊岩 2614m)~(稜線 2時間)~(切通岩 2686m)~喜作レリーフ 2719m~(登り 40分)~大天荘(テント場あり) 2876m~(稜線 10分)~大天井岳 2921.9m~(稜線 10分)~大天荘~(下り 30分)~大天井ヒュッテ 2670m~(登り 20分)~牛首展望台 2766m~(下り 10分)~大天井ヒュッテ~(ビックリ平 2549m)~(喜作新道、稜線2時間50分)~(赤岩岳 2768.7m)~ヒュッテ西岳(テント場あり) 2681m
[3日目] ヒュッテ西岳から槍ヶ岳に登り殺生ヒュッテまで、歩行時間 5時間35分
ヒュッテ西岳 2681m~(登り 10分)~西岳 2758m~(下り 5分)~水俣乗越 2471m~(東鎌尾根、登り 2時間10分)~ヒュッテ大槍 2884m~(登り 50分)~槍ヶ岳山荘(テント場あり) 3080m~(登り30分)~槍ヶ岳 山頂 3180m~(下り30分)~槍ヶ岳山荘~(下り20分)~殺生ヒュッテ
[4日目] 槍ヶ岳山荘から槍沢ロッヂまで、歩行時間 3時間10分
殺生ヒュッテ~(下り1時間20分)~天狗原分岐 2348m~(下り50分)~大曲 2094m~(下り1時間)~槍沢ロッヂ 1820m~(下り30分)~一ノ俣 1705m~(下り50分)~横尾(横尾山荘) 1620m~(平地50分)~新村橋 1580m~(平地20分)~徳沢 1562m~(平地1時間)~明神分岐 1531m~(平地1時間)~上高地バスターミナル 1505m
 
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でわ、ここから登山記録の始まり。
 
 登山前日(7月26日)の夜20時30分に富山の自宅を出発、高速道路の料金(普通車 2910円)をケチるため下道で向かいます。国道41号線を通り、神岡で左折し国道471号線を走る、夜なので車も少なく3回目の道なので下手なワシの運転でもナントカなります。平湯で国道158号線となり、安房峠道路(770円)を走る、流石に無料だからと安房峠を越えるほどオロカでないワシ。そしてひたすら梓川沿いの158号線(野麦街道というのか)をクネクネ下るのだが、眠気が出てきました。もうガマンできなく、新島々の近くにあるコンビニで休憩。このあたりから、Google Mapは「日本アルプスサラダ街道」へ入れというので国道から逸れて、サラダ街道ってのを走行、県道なのですが、要するに田んぼや畑のアスファルト道路で・・・。まぁ完全に道判らん状態なのでGoogle Mapの言うままに走り30分ほどで街らしい場所になり線路(大糸線らしい)を渡り、Google Mapに設定した「穂高駅駐車場」まで行くが、ただの住宅街に到着してしまい・・・。まぁ、事前に駐車場の場所をインターネットで確認してあったので、それと思う場所(西側へ道一本)へ戻り穂高駐車場へ入りました。家を出る時は、ポツポツ雨だったのですが、深夜1時頃に到着した時は結構な雨で時折雷鳴が・・・。寝らねんだろうな~、と思いながらも車の後部座席で横になる。
 
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 2016年7月27日、表銀座縦走、初日。おはようございます、朝4時に起床。やはり、後部座席の寝心地は悪く、雨音がうるさく、寝たといってもウトウト程度。朝になっても、雨です。7月中旬から8月まで中房温泉行きのバスが1日5便運行されています。安曇野の里って場所が始発で、今回車を止めた穂高駐車場(無料駐車場、200台以上?)が2つ目のバス停、そして穂高駅、しゃくなげ荘、常念坊、山のたこ平と乗客を乗せ、結構おっそろしい(狭い)林道を走り、有明荘を通り、中房温泉へ到着します。ワシは始発(1便)に乗りました。穂高駐車場に到着したバスは客を乗せておらず、穂高駐車場に止まっていた車は10台程度、このバス停から乗ったのはワシを含めて3人でした。7月下旬とは言え、平日の水曜日で雨だしね。と思いましたが、次の穂高駅で、人がたくさん乗り満車状態(バスは35人乗り位の中型バス)になりました。鉄道で来る登山者が多いのかな。バスは穂高駅を5時10分に出発し、中房温泉へは6時02分に到着。中房温泉にも数箇所駐車場があるようですが、中房温泉まで来る林道が狭いので、やっぱバスで来て正解でした。バスを降り、直ぐの場所に登山届を提出する小屋(中房温泉 登山相談所)があり、その前に立派なトイレも有りました。お店も有りました。にわかに雨が強くなり、皆さんトイレやお店の軒先に駆け込んで、雨具を着込んで出発準備。
穂高駐車場
雨な穂高駐車場
中房温泉行きバス
南安タクシーの中房温泉行きバス
中房温泉 登山相談所
中房温泉 登山相談所
6時32分に中房温泉登山口を出発
6時30分、中房温泉登山口を出発
 6時30分に中房温泉登山口を出発、有名な合戦尾根はドンだけ手強いのか?怖いもの見たさで期待が膨らみます。天候は雨、一眼レフを壊したくないのでカメラはザックにしまい、当面はスマホで写真撮影を行い、コースポイントの記録はスマホのアプリ「地図ロイド」でブックマークを付けていきます。7時09分に第1ベンチ(1675m)を通過、7時31分に合戦小屋への荷揚用ケーブルの下を通過、7時33分に第2ベンチ(1840m)に到着し7時36分に出発。8時03分に第3ベンチ(2005m)に到着、1時間半も坂を登り続けているので休憩、8時14分に第3ベンチを出発。8時44分に富士見ベンチ(2215m)に到着、かなりの急登にへばり気味でここでも休憩、8時52分に富士見ベンチを出発。地図によれば富士見ベンチから標高 2250mまでは急な登りですが、そこから合戦小屋までは比較的緩やかな登山道になるようです。と思いましたが、疲れているので多少登山道の傾斜がゆるくなりましたが、進みはノロかったです。
 9時20分にようやく合戦小屋(2380m)に到着しました。合戦尾根の中間地点のような場所で、休憩小屋(売店やトイレあり、テント場 10張り)があります。合戦小屋の名物は「西瓜」で疲れきった登山者が甘いスカイをパクついていました。大きさは 1/8カット、値段は 800円(2016年現在)でした。ワシは食べなかったので、この800円が高いか安いか不明です。お菓子を食べて長めの休憩をとり、9時45分に合戦小屋を出発しました。合戦小屋を出発すると再び急登で、ちらほら高山植物を見るようになって来ました。10時02分に合戦沢ノ頭に到着、合戦沢ノ頭は標高 2488.2メートルで三等三角点「濁沢」があります。10時07分に合戦沢ノ頭を出発。合戦沢ノ頭からは比較的ゆるい登りになり、サクサク歩けるようになりました。10時29分に鎖場(2610m)を通過しました。樹林の登山道ですが、低木が多くなり、標高も2400メートルを越え登山道周辺には高山植物が多く咲き、ハクサンフウロやハクサントリカブトが見頃でした。ニッコウキスゲも咲いていました。
合戦小屋
合戦小屋
クルマユリ
クルマユリ
チングルマの実
チングルマの実
ハクサントリカブト
ハクサントリカブト
 
 11時05分に合戦尾根を登りきり、燕山荘へ到着しました。中房温泉から燕山荘までの合戦尾根の所要時間は 4時間35分(標準コースタイムが4時間らしいので、多少遅れ気味)でした。11時ですが、朝が早かったので昼食(コンビニのオニギリ2個)にしました。燕山荘から3時間半で大天井岳、頑張って行けば明日の行動が楽になるのですが、寝不足で雨の中、合戦尾根を登って疲れているの今日は無理をしないことにして、当初予定通り、燕山荘に泊まることにしました。穂高駐車場からバスで一緒になったご夫婦とはここでお別れ、ご夫婦は大天井岳近くの大天荘まで行くとのことでした、元気ですね。
 ワシの場合、予定は未定なので、燕山荘の予約なんてしておりません。山小屋だから飛び込みです。「空いてますか?」と聞くと、「大丈夫ですよ~」といわれ「でも、空いてる訳じゃないんですよ」とちょっと意味不明な回答でした。Webサイトを見ると出来るだけ予約して欲しいらしいので、山小屋とは言え飛び込みはウェルカムじゃないらしい・・・、まぁいいや。蚕棚の2段ベッド、6つの番号が振られているので、ハイシーズンは6人で寝るのかな。今回は、4人になりますということでしたが、ワシの所は最終的に 3人だけとなり、広々と眠ることが出来ました、が、燕山荘の2段ベッドは通路に面しているので、夜にお手洗いに行く人がベッドの足元をドカドカ通るので、結構うるさかったです。9800円払ってチェックインし、寝床を確保し、身軽になり、再び外へ出ました。雨の心配はなくなったようなので、一眼レフとスマホだけを持って燕岳へ向かいます。
初日のお宿「燕山荘」
初日のお宿「燕山荘」
モニュメント
「山の版画家」畦地梅太郎さんのデザインかな?
 11時35分に燕山荘から燕岳へ向けて出発。雨は降っていませんが、ガスに覆われ、槍・穂高は見えないのは当然として、残念ながら燕岳すら見えません。燕岳への登山道にはコマクサが多く咲いているらしいので、楽しみです。歩き始めて直ぐに、登山道脇の白い砂礫の斜面には、ピンク色のコマクサが咲き乱れています。昔、乗鞍の畳平でちょっぴり見て以来なので、事実上初めて見るのですが、高山植物の女王の名に相応しい綺麗な花です。天気が良くて、光がまわればもっと綺麗に見えるのでしょうが、ナカナカ思うようにはなりません。11時48分にイルカ岩に到着、本当にイルカでした、口ばしと目があり、左上に向かって自ら飛び出すようです。天気が良ければ、イルカの右後には槍・穂高連峰が見えるらしいです。絵になりそうな景色だと想像し、燕山荘に帰ると絵葉書になっていました。イルカ岩を過ぎても、想像力を掻き立てる岩が登山道周辺に点在し帝ました。12時08分にメガネ岩に到着、岩に縦長の穴が二つ開いておりメガネに見立てたようです。山小屋から直ぐ山頂かと思って歩いて来ましたが、意外に登山道で、燕岳山頂に着いたのは12時18分でした。山頂には、二等三角点「燕岳」があり、標高 2,763.0メートルです。小さな広場になっていますが、今日はガスで遠くは見られませんでした。北側に時折見えたピークが北燕岳かな。12時26分に山頂を出発、山頂の北が下り、山頂の巻き道をたどりながら山頂南側へ行き、南側からは来た道をそのまま戻ります。12時33分にメガネ岩に到着。ガスが多少薄くなってきたのか、燕山荘が見えていました。ハイマツの緑と砂の白がコントラストになって眺めのよい景色です。12時52分にイルカ岩へ到着、13時05分に燕山荘に到着。燕山荘から燕岳まで往復の標準コースタイムが55分らしいですが、今回は写真を撮り山頂で休憩していたため、往復 1時間30分でした。
 
燕岳への道(写真:2016年7月27日12時00分撮影)、登山道両脇にはコマクサが群生していました。
燕岳への道
コマクサ
コマクサ
クモマスミレ
クモマスミレ
 燕山荘に戻っても、13時という真昼間、とりあえず、本日の汗を流す(正確には濡れタオルで拭う)、そして、部屋着に着替えてマッタリ、ホントに暇です。することが無いので、喫茶サンルーム(食堂の横)へ行って缶チュウハイを飲む、好きなレモン味は無く、グレープフルーツ味で我慢。缶チュウハイもアッという間に飲み干し、売店へ。Tシャツたくさん売ってました、バンダナやピンバッジも各種あり、物欲番長がお出ましになり、バンダナとピンバッジをそれぞれお買い上げ。そんなことしてても時間は過ぎず、ベッドで手持ちのウィスキーを飲み、暇なのでお昼寝しました。晩御飯は17時からの一番早い組となっており、ダッシュで食堂へ。燕山荘は定員600人らしいのですが、食堂は小さかったです。食事は、ハンバーグが美味しかった、後で他の登山者に聞くとほぼ毎晩ハンバーグが出るらしいです。連泊はアレかな、まぁ続けて泊まって登る山は無く、基本的に通過する山小屋なので心配ご無用ですね。ご飯食ったら暇なので、7時には寝ちゃいました。しかし、この燕山荘はベッドが曲者で、通路に面して蚕棚ベッドが配置されているので、夜、人が歩くとドンドン響きまくり・・・。よって、ナカナカ寝れません。
 
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 2016年7月28日、表銀座縦走、2日目。おはようございます、3時30分に随所で電子音が鳴りまして、流石に真っ暗だけど、山小屋の朝が来ました。早立ちしたかったので、朝食はお弁当にしてもらいました。4時に売店で渡すって、お話だったのですが、食堂での朝食が4時10分から、これなら山小屋で普通に朝ご飯食べてもよかったですね。おまけに食堂の準備で売店に人おらんで弁当受け取れんし・・・。で、時間をずらして、出発準備を整えて、売店へ行き弁当受け取り、登山靴履いてザック背負って、玄関を出る。まだ薄暗いですがヘッドライトなしで歩けます。東は一面の雲海で、ピョコンと有明山が顔を出していました。空の高いところに月が見えているのですが、遠くの山は、ガスというか雲に隠れて見えません、槍・穂高連峰も見えず。
 
日の出前、燕山荘にて(写真:2016年7月28日4時38分撮影)、曇りな一日の始まりカナ
日の出前、燕山荘にて
 
 4時40分に燕山荘を出発し、本日の行動開始、大天井岳を通って、ゴールはヒュッテ西岳を予定。歩いていると右手前方に槍・穂高連峰が雲の間に見えてきました。更に進むと、目の前の視界が開け、これから歩く稜線が見えてきて、大天井岳と槍・穂高連峰のパノラマを見ることが出来ました。こんな景色が続くとイイナ・・・。振り返って北を見ると、雲海にチョコンと燕岳が頭を出していました。5時には東の空が明るくなり、雲間からなんとか太陽が見えました。
 
ナントカ見られた、大天井岳と槍・穂高連峰のパノラマ(写真:2016年7月28日4時40分撮影)、表銀座縦走の醍醐味、歩くにしたがい槍が大きくなるラシイ
ナントカ見られた、大天井岳と槍・穂高連峰のパノラマ
 
 5時07分に2682m地点に到着、太陽が見えたのでパチリ、槍にはガスがかかり幻想的な風景になりました、パチリ、5時10分に2682m地点を出発。地図によれば、2682m地点から250メートルほどで蛙岩(げえろいわ)ってのがあるはずです。が、見るからにカエルって判る岩はありませんでした。登山道の左手に立派な岩がそそり立っていたので写真を撮っておいたのが幸いしました。帰宅後調べると、この大きな岩が蛙岩だったようです。なので登山中には気付きませんでしたが、5時15分に蛙岩通過。なんでもいいから、写真は撮っておくもんだわ~、フォトトレッキング。5時20分に岩の通路(登山道が岩の隙間を通る)を通過しました。5時23分に登山道の前に岩塊(冬ルートの岩)が現れ、左へ曲がりました。この岩には白ペンキで「冬ルート」と書かれているので、夏山登山の時は左側へ迂回するように登山道がついています。で左へちょっと行くと、指導標があり「燕山荘 1.2km、大天井岳 5.6km」と書かれていました。まだまだ歩くんだねと、一瞬気が滅入りました。5時37分に2678m地点を通過。
 5時42分に大下りの頭(標高 2655mくらい)に到着。山と高原地図のコースポイントとなっている場所で、燕山荘から大下りの頭まで下りで1時間と記載されています。晴れていれば、これから向かう大天井岳から槍穂高連峰や北アルプルの山並みを眺められる絶景ポイントです。「大下り」と呼ばれるようにこの場所から急坂を一気に100メートル下り、大天井岳へガンガン登ります。朝ご飯を食べていないので、大下りの頭で休憩がてら燕山荘の朝弁当を半分食べました。写真撮り忘れましたけど、もち米満載のオニギリ?弁当、コリャ食べ切れんわ、って事で三分の一だけ食べて、お昼ご飯にまわす。食後は、絶景をパチリパチリ。5時52分に大下りの頭を出発、ガーと下り、6時04分~07分に燕岳と大天井岳の最低鞍部(標高 2560m)を通過しました。大下りしたので、今度は頑張って登ることになります。地図だと登り返しから400メートルほどで為右衛門吊岩ってのがあるはずなのですが、見落として写真は無し、GPSログ的には為右衛門吊岩を6時22分頃に通過しました。6時46分頃に2699m地点(ピーク)に西側の巻き道を通過、ここから先は大きなピークが無いので真正面に大天井岳を眺めながらの山歩き、ただし槍穂高は大天井岳の右肩に隠れがちになります。プラプラ、緩やかに登ったり下ったりと歩き、7時10分に金属製の古びたキノコを発見。文字が刻まれており「東鎌尾根、山田博ニ遭難」などの文字が刻まれていました。慰霊碑かな(東鎌尾根にも同じものがあり、鎖場の鎖用アンカーでした)。
 不思議な金属キノコを見つけてから少し歩いた7時15分、急に崖、左手に鎖場があり、梯子状の階段がありグット下り、再び梯子状の階段が二つ連なって登りです。岩場っぽいので、スマホの地図ロイドで現在地を確認するとこの崖が切通岩のようです。確かに岩ですね。下った先の岩肌に金属プレートが貼り付けられているのが喜作レリーフかな。7時22分に大天井岳北分岐に到着。左へ進めば大天荘があり、大天井岳の山頂へ行くことができ、また大天荘から南東へ伸びる登山道を行けば常念小屋があり常念岳へ至ります。分岐を右へ行けば、大天井岳の西裾を巻く登山道があり大天井ヒュッテがあります。当初は大天井岳の山頂へ行こうと考えていましたが、時間節約のため(元気なら2日目にヒュッテ大槍までたどり着きたい)、分岐を右へ進み(大天井岳を諦め)大天井ヒュッテを目指すことにしました。7時25分に大天井岳北分岐を出発して、右手の登山道に入りました。最初は普通の水平歩道だったのですが、地図に「クサリ連続」と書かれている通りにちょっとしたアップダウンの岩場を乗り越える鎖場が続きました。鎖場自体はそんなに危険では無いのですが、何と言っても谷が深いので、滑り落ちないように慎重に鎖場を通過します。楽しく鎖場を歩きながら、時々見える槍ヶ岳、8時前だけど早くもガスというか雲がかかり始めました。ピョコンと飛びぬけた頂には雲がまとわり着くようで、面白い絵ではありますが、ガスで見えなくなると、折角のパノラマ・ウォークが台無しに・・・、朝から曇りがちで、イイ絵を撮れていないし残念な表銀座縦走になりそう。7時42分に「大天井ヒュッテあと30分」の指導標を通過。結局、鎖場が5つ、梯子が2つありました(写真に残したもの、他にもあったかも)。8時02分に正面に緑の形のいい山が見え、地図で確認すると牛首展望台でした。地図には「360度の展望 槍が素晴らしい」と書かれているのですが、既に槍はガスに覆われ、先っちょが何となく判る程度、それと登りがきつそうなので、牛首展望台はパスすることにしました。8時07分には足元の方に赤い屋根が見えてきました、大天井ヒュッテです。砂礫っぽい登山道を下り、8時11分に大天井岳西分岐を通過。
 
雲がかかり始めた槍ヶ岳(写真:2016年7月28日7時34分撮影)
雲がかかり始めた槍ヶ岳
大天井岳西斜面の鎖場
大天井岳西斜面の鎖場
梯子もあります
梯子もあります
 
 8時15分に大天井ヒュッテ(標高 2650mくらい)に到着、燕山荘を4時40分に出たので、ここまで3時間35分(ほぼ標準コースタイム)でした。学校登山の団体さんに、抜かれて、抜き返してでペースが乱れ、やや疲れ気味、燕山荘のオニギリ弁当をパクついて、お腹を癒しました。大天井ヒュッテではステキなピンバッジがあったのでご購入。8時39分に大天井ヒュッテを出発。登山道は稜線の東側についており、なだらかな道で、高山植物が咲き乱れています。普段、立山ばっかり歩いていますが、表銀座は立山より高山植物が豊富です。まぁ、立山って観光化されているので自然が・・・、それと表銀座は山が深いって感じ(たどり着くまで時間がかかる)です。ゆるい登山道と思って歩いていると、8時56分に木製の梯子通過(標高 2530mくらい)。ハイマツなどの低木樹林を歩いている、9時03分に「貧乏沢入口」と書かれた看板があり、ハイマツの中をちょっと登って稜線に出るような道が伸びてました。貧乏沢って聞いたことがあるので、分け入ってみましたが、少し登ると(15秒ほど)、ティッシュが落ちており、キジ撃ち場となっておりました。当然、イヤになって登山道に戻りました。水溶性の紙を使いましょう、埋めましょう。なお貧乏沢は、大天井から北鎌尾根へ行くときのルートです。貧乏沢入口は鞍部(コル)で、登山道はこの場所から登りとなり、稜線に出た場所がザレて広くなっており、その広場がビックリ平(標高 2585mくらい)で、9時15分に到着。ガスって山並みの展望はありませんでした、晴れていれば槍ヶ岳と北鎌尾根を目の前に眺められ、遠くには裏銀座縦走の山々が見えたはずです。小休止し。9時23分にビックリ平を出発。
 
すっかり雲に覆われた槍ヶ岳(写真:2016年7月28日9時34分撮影)
すっかり雲に覆われた槍ヶ岳
 
 大天井ヒュッテの手前ではガスに覆われながらも薄っすらと槍ヶ岳が見えていましたが、大天井ヒュッテからビックリ平への稜線東側の登山道を歩いている間にガスが上がってきて本当の雲になったようで、ビックリ平を過ぎて登山道が稜線西側になり、槍ヶ岳が見えるはずだったのですが生憎雲に隠れてしまいました。本日の槍ヶ岳ショータイムは8時過ぎで終わったようです。やっぱり、甲信地方はまだ梅雨明けてないのじゃね・・・(なお夕方に見た山小屋のテレビで、この日(7/28)に甲信地方の梅雨明けが発表されていました)。槍ヶ岳が見えないのなら、後はひたすら歩くだけです。9時40分に2643m地点へ到着し、9時45分に出発。10時11分にそそり立つ2枚の岩(標高 2740mくらい)を通過、特に見所が無いのでこのような岩でも写真を撮ってました。10時15分に赤岩岳山頂まで50mの指導標(標高 2740mくらい)に到着、先(南側)を見るがとてもじゃないが50メートル先が赤岩岳には見えませんでした。10時17分に指導標を出発。登山道は、赤岩岳の東斜面下の草地を通過。赤岩岳の山頂はどれかな~と考えながら右上の稜線を見ながら歩きましたが、明らかにアレが山頂ってのは判りませんでした。GPS地図的には10時25分に赤岩岳山頂の真東を通過し、10時27分に山頂南東側で登山道が右手にカーブする場所を通過しました。この辺りまで来ると、南の遠くの谷が見えてきます、白い太い筋はタブン槍沢です。11時05分に西岳への分岐を通過、北側の目の前に見えるピークが西岳のようですが疲れているとガスで展望を期待できないので登る気にならず素通りしました。
 11時07分にヒュッテ西岳に到着、当初予定ではこの山小屋を本日のお宿にと考えていましたが、頑張って更に3時間ほど歩きヒュッテ大槍まで行くことにしました。ここで頑張れば、後々の行動が楽(上高地まで行く時間的余裕が生れる)になります。とは言え、一日の行動時間が10時間越えとなるのでバテバテ必死ではあります。ヒュッテ大槍への到着が3時をまわるかも知れないので、インターネットで電話番号を調べて携帯電話でヒュッテ大槍へ予約の電話を入れました、念のため。ヒュッテ西岳では、ポカリスエットを買ってがぶ飲みし、行動食のカロリーメイトを食べて元気回復。
 
 11時22分にヒュッテ西岳を出発、これから東鎌尾根に入ります。正面に槍ヶ岳が見えると頑張りがいがあるのですがガスって白世界です。最初は南斜面の樹林帯をトラバースで軽く下っていきました、楽勝~。と思ってたら、11時30分に東鎌尾根最初の鉄梯子の下り、まぁスイスイ。直後の11時31分に丸太の階段、雨だと丸太で滑りそうですが今回は乾いているので問題なし。11時32分に木製の長い梯子を通過、ナンだかこの辺りは急な崖なのか?梯子の連続でした。11時34分には東鎌尾根最初の鎖場を通過、足元はあまり危険では無いのですが、谷が深いので落ちたら危険です。11時35分に2連の鉄梯子(標高 2580mくらい)、これは高度感有りました。11時40分に岩がせり出したような場所のガレ地で鎖場を通過、11時41分にも鎖場を通過、梯子にしても鎖場にしても下りなんですが、これだけ下っちゃうと、また登るわけで憂鬱です。11時52分に異様に狭い登山道(痩せ尾根、標高 2480mくらい)通過、両脇が谷へ切れ落ちているのですがガスで下が見えないのが幸いでした、道幅は50~70cmくらいですかね。5メートルほど歩くとミネウスユキソウが咲いていたのでパチリ。ヒュッテ西岳から水俣乗越までは下り一辺倒かと思ってましたが、ここからは登りになりました、まぁ地図を見ても水俣乗越の手前で登り返しがありました。11時57分に登山道の崩落防止で角材補強した場所を通り、その先には岩崖に架けられた木製階段を登りました。まだ登るんかいと嫌になったところで、12時05分にトンガリ岩を見る、マサカこれを乗り越えるわけもなく、南側に巻き道が有りました。トンガリ岩を越えると多少なだらかでその先にもう1つピークがあり、その先は下りで、一気に水俣乗越です。一気ってのが味噌で、急な下りです。目の前にコレから登り返す尾根道が見えているのですが、崩れかけの山肌に戦意喪失・・・。12時20分に崖に角材で登山道、濡れてたら危険だけど今日は大丈夫、念のためぐらつきが無いかドンドンやって見ました。もちろん鎖を握って渡り、角材通過するとその先は鉄梯子でした。
 そしてプラプラ下った先に水俣乗越(標高 2,471メートル)がありました、12時22分到着。標準コースタイムが1時間なので丁度オンタイム、ビビリ屋のワシにしては上出来です。ただし次からの険しい登りが心配ではあります。とり合えず、水俣乗越の3方向の登山道など記録写真をパチリと撮りました。それだけ。
東鎌尾根最初の鉄梯子
東鎌尾根最初の鉄梯子
丸太の階段
丸太の階段
木製の長い梯子
木製の長い梯子
東鎌尾根最初の鎖場
東鎌尾根最初の鎖場
2連の鉄梯子
2連の鉄梯子
異様に狭い登山道
異様に狭い登山道(痩せ尾根)
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
登山道崩落防止で角材補強
登山道崩落防止で角材補強
木製階段
木製階段
トンガリ岩
トンガリ岩
角材で登山道
角材で登山道
角材通過直後の鉄梯子
角材通過直後の鉄梯子
 12時25分に水俣乗越を出発、東鎌尾根の登りが始まり、いきなり岩崖を直登、手がかり足掛かりの岩があるので大丈夫ですが、濡れてるとヤバそうな岩です。12時32分に「2.6k」と書かれた岩を通過、この数字は槍ヶ岳の肩(槍ヶ岳山荘)までの距離のようで、ヒュッテ西岳から東鎌尾根を歩くと最初に見る距離表示岩だと思います。12時40分に2540m地点(第1展望台)に到着、この場所は水俣乗越から登りはじめての最初のピーク(なだらかな小さなピーク)です。ニッコウキスゲのお花畑があったりして好い感じの場所でした。これから進む方向(西側)を見ると、デコっとした緑の山(2595mピーク)の登りの道に延々と木製階段梯子が続いているのにビックリしました。12時46分に材木で崩落防止された登山道(ちょっと怖いね、標高 2550mくらい)を通過、この先が2595mピークへの本格的な登りとなりました。12時47分に2595mピーク東の梯子坂に突入、この場所から数え切れない(ってのは大げさですが約11連)木製の梯子階段が続きます。太ももが上がらなくなりそうです。ヒョンピョン階段梯子を登って、12時57分に2595mピークに通過、、ガスで槍ヶ岳方向が見えなかったのでなんともいえませんが、このピークは特に見所なしかな。東鎌尾根で最も高低差のある(と思われる)2595mピーク西の鉄梯子に突撃、13時02分に2595mピーク西の鉄梯子を無事通過、途中でスマホ動画撮影などと馬鹿なことをして気持ち悪くなりました・・・。
水俣乗越通過直後の岩場
水俣乗越通過直後の岩場
「2.6k」と書かれた岩
「2.6k」と書かれた岩

2540m地点のニッコウキスゲ
材木で崩落防止された登山道
材木で崩落防止された登山道
2595mピーク東の梯子坂
2595mピーク東の梯子坂
2595mピーク西の鉄梯子
2595mピーク西の鉄梯子
 2595mピーク西の鉄梯子を下った先の鞍部(コル)は、通称「窓」と呼ばれる場所(標高 2560mくらい)で、春から夏前に燕岳から見ると窓枠のように雪渓が残って見えるそうです。で、この窓を13時03分に通過、鞍部なので次は当然ながら登りです。急な登りというわけでもなく、岩場も無く、まずまず元気に登りながら、振り返り先ほどの鉄梯子がスゴイとか、槍沢コースに目を向けると視力検査のようですがババ平のテント場が見えたりとか楽しみながら、のんびり歩きました。13時12分に「2.0k」と書かれた岩を通過、再び道がやばくなり始め、13時19分には高低差のある岩崖(標高 2630mくらい)で鉄梯子の登場となり、鉄梯子を登りきるとそのまま鎖場(2630m地点の鉄梯子と鎖場)となっていました。13時23分に「1.9k」と書かれた岩を通過、急な登りとなり13時27分に丸太梯子が2つ。
 
東鎌尾根から遠望したババ平のテント場(写真:2016年7月28日13時11分撮影)、通称「窓」から西へ登った2610m付近から
東鎌尾根から遠望したババ平のテント場
2630m地点の鉄梯子
2630m地点の鉄梯子
鎖場の鉄キノコ
鎖場の鉄キノコ
2つの丸太梯子
2つの丸太梯子
来た道
来た道
丸太梯子を越えた場所は、岩が多いながらもなだらかな登山道になっていました。かなりお疲れモードでボーッと歩いていると、13時30分に前方に動く細長い小さな物体発見、オコジョでした。立山に何度も通っていますが、東鎌尾根で見られるとは、人生初めてのオコジョに感動。カメラを取り出して、パチリパチリと撮りましたが、雷鳥のようにジットしていません、ちょこまか動くのでうまく写真が撮れませんでした。岩陰に隠れて移動するので、モグラ叩きのように次に出てくる場所が判らず、素早くてピント合わせも難しい。確かにオコジョ撮影は難しいと実感。
 
東鎌尾根で見たオコジョ(写真:2016年7月28日13時30分撮影)、全然ダメ写真・・・。
オコジョ
 
 オコジョを見て気分良く歩くと、13時33分に「1.8k」と書かれた岩(この辺りが第3展望台)を通過、岩を見るたびにオコジョが居ないかとキョロキョロ探しながら歩くも、2匹目のオコジョには結局逢えませんでした。13時36分に「1.7k」と書かれた岩を通過、ガスが濃くなり遠方の景色は見えずこれから歩く数十メートル先が見えるだけの状態、ハイマツを縫う登山道です。13時42分に「1.6k」と書かれた岩を通過、13時46分に「1.5k」と書かれた岩を通過、13時58分にカブリ岩(標高 2780mくらい)を通過、14時02分に「1.3k」と書かれた岩を通過、14時11分「槍ヶ岳まで 1.2km」と書かれた岩(このペイント書きでようやく、どこまでの距離数か判明、ただし槍ヶ岳までと書かれていますが実際には槍ヶ岳山荘(槍の肩)までの距離だとおもいます)を通過しました。左手を見上げるとピークのような場所(2884mピーク)が見え、登山道はクイクイと曲がり、そのピークを目指して付けられているようです。14時18分に「1.1k」と書かれた岩を通過、14時21分に大きいツルリ岩を通る2本丸太橋を通過。
2884mピーク
2884mピーク
ツルリ岩を通る2本丸太橋
ツルリ岩を通る2本丸太橋
 14時22分に岩場を登りきると小さな広場で展望台のような場所になっていました、この場所が地図にある2884mピークですね。槍沢側の一段低い場所に本日のお宿のヒュッテ大槍、14時25分到着。今朝、4時40分に燕山荘を出発し、14時25分にヒュッテ大槍到着なので、表銀座縦走 2日目の行動時間は 9時間25分でした。ヒュッテ西岳からヒュッテ大槍まで 3時間、水俣乗越からヒュッテ大槍まで 2時間でした。
ヒュッテ大槍
ヒュッテ大槍
槍ヶ岳周辺では一番美味いとされるヒュッテ大槍の晩御飯
槍ヶ岳周辺では一番美味いとされるヒュッテ大槍の晩御飯
 ヒュッテ大槍で、オシャレな晩御飯を食べて暗くなりました。ワシのいつもの登山ならこのまま7時には寝るのですが、この夜は頑張って、夜の槍ヶ岳を眺めにお外へ出ました。ヒュッテ大槍にワザワザ泊まったのもこのためです(槍ヶ岳山荘からだと槍ヶ岳がデカ過ぎて空が入れにくい)。もし晴れれば「槍ヶ岳に星空」を見ることが出来ます。この日は写真家?に人が同宿されていたようで「18時には晴れるよ」とその写真家が言っていたらしく・・・、でもご飯食べながら18時になってもガスははれず・・・、やっぱ天気予報士とかじゃないと無理だよね~と陰口を言いつつも、20時前に外へ出て見ると、星空でした!多分ですが、殺生ヒュッテから撮影する最っといい感じに撮れると思います、下から槍ヶ岳を見上げ、更にその上に天空の星空、って感じでに。
 そして、食堂に戻りビールを飲み、20時30分に就寝。
 
ヒュッテ大槍から見た「槍ヶ岳と北斗七星」(写真:2016年7月28日20時05分撮影、露光 1秒, ISO-12800、焦点距離 24mm、カメラはニコン D3300)、手持ち撮影なので、三脚を使うともう少し長秒に出来て綺麗な写真になるのですが・・・。
槍ヶ岳と北斗七星
 
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 2016年7月29日、表銀座縦走、3日目。おはようございます、一応は4時に起きましたが、外はガスで何も見えないらしく、のんびりしようかと思いましたが念のため、顔洗って歯を磨いてモゾモゾ。3時35分にカメラを持って外へ出てみると、ガスは上がり綺麗な朝じゃないか!
 
ヒュッテ大槍から見た「大天井岳と日の出」(写真:2016年7月29日4時53分撮影)
大天井岳と日の出
 
ヒュッテ大槍から見た「モルゲンロート、槍ヶ岳」(写真:2016年7月29日4時58分撮影)
モルゲンロート、槍ヶ岳
 
 快晴の中、5時50分にヒュッテ大槍を出発しました。この3日間で一番いい天気で、バッチリ槍ヶ岳が見えています。ギザギザの北鎌尾根も右手に横たわっています。槍ヶ岳の肩への登山道は岩稜で梯子も少しありますが、去年歩いていた道なので要領は判っているし、岩も乾いているので、まぁ問題ナシでしょう。ヒュッテ大槍で一緒になった二人組みの男性達と行動を共にします。6時08分に「600」と書かれた岩を通過、6時09分に殺生ヒュッテへの分岐を通過、6時11分に「500」と書かれた岩を通過、目の前に三角山「槍ヶ岳」がドンドン大きくなってきています。6時20分に「400」と書かれた岩を通過、6時22分に鉄梯子を通過、6時25分に「300」と書かれた岩を通過、6時31分に岩崖をトラバースする木組の橋を通過、6時33分に鉄梯子を通過、6時33分に「200」と書かれた岩を通過、6時42分に槍沢と東鎌尾根の分岐点を通過、6時44分に槍ヶ岳山荘に到着しました。ここで表銀座縦走は終わりました。後の行程はひたすらオマケです。と言いつつも、槍ヶ岳山頂への登山、槍沢から上高地への下山とマダマダこなす事はあります。
 
 槍ヶ岳山荘のヘリポート近くで荷揚げ作業を見物し、6時50分に槍ヶ岳へ向け出発、標高差100メートルの岩崖?への挑戦です。昨年も登っているので、ルートは判っているつもりで、サクサク登ろうと思ってましたが、軽い渋滞で、ユックリ岩登りとなりました。7時10分に槍ヶ岳 山頂(標高 3,180メートル)に到着、10人くらいの登山者がいました。360度の大パノラマです、青空は出ているのですが残念ながら周辺の山は雲に覆われてました。山景の写真はあきらめて、西鎌尾根方向に出来ている槍ヶ岳の陰(陰槍)を撮影して楽しみました。ひょっとして、雲の切れ間に凄い景色を眺められないかと期待したのですが、そのようなことは無く、記念撮影したり、学校登山の団体さんが山頂から降りるのを待ち、7時45分に下山開始しました。2連の垂直鉄梯子を折りるまではよかったのですが、以降は完全な渋滞となりました。やはり下山する時は、団体さんの後になるとダメですね・・・、登山者の写真を撮り易いのでイイと言えばいいのですが、いかんせん渋滞で時間がかかります。8時10分にヘリポートに到着し、槍ヶ岳山頂から無事下山しました。槍ヶ岳山荘(肩の小屋)から槍ヶ岳まで往復の所要時間は 1時間20分(登り 20分、山頂での休憩 35分、下り 25分)でした。ザックを置いた槍ヶ岳山荘へ戻り、売店をのぞき(去年泊まった時にチェックしているので特に買い物せず)、缶ビールを飲んでお喋りし休憩をしました。
ヘリポート荷揚げ作業
ヘリポート荷揚げ作業
小槍
小槍
ヘリコプターが足元を飛んでる
ヘリコプターが足元を飛んでる
ちょっと危なそうに梯子を登る人
ちょっと危なそうに梯子を登る人
渋滞中
渋滞中
岩間に高山植物
岩間に高山植物
陰槍(写真:2016年7月29日7時12分撮影)
陰槍
 
 ヒュッテ大槍から一緒の二人組みとは気が合って、槍ヶ岳へも登ったので、お二人は上高地まで、私は本日は明神までを目的としているので、方角も同じでこれからもご一緒させていただくことになり、ただし、天狗原分岐で槍ヶ岳が見えそうならワシは天狗池を目指すことにしました。そして、8時45分に槍ヶ岳山荘を出発しました。8時46分に槍沢と東鎌尾根の分岐点を通過し、槍沢ルートへ入ります。8時48分に「110肩岩」と書かれた岩を通過、だんだんとガスがかかってきています。槍の穂先は見えていますが、槍沢の下のほうはガスって見えません。岩ガレの歩き難い登山道を転倒に注意しながらあるきます、流石に3日目になるとダルイです。9時04分に殺生分岐の指導標を通過、9時21分に坊主岩小屋(「1200」と書かれた岩もあります)へ到着、中を見物し小休止、9時27分に坊主岩小屋を出発しました。9時30分に坊主岩屋 下の分岐を通過、この時点で槍ヶ岳の山頂はガスで見えなくなっていました、残念。9時34分に「1400」と書かれた岩を通過、9時37分に「1500」と書かれた岩を通過、9時47分に水沢(2545m地点)に到着、冷たい沢水で喉を潤わせました、美味い水でした。10時00分に滝見岩(2415m地点)を通過、10時03分に槍沢・天狗原分岐を通過しましたが、槍ヶ岳が見える気配が全然無いので天狗池は諦めそのまま下山、7月下旬に天狗池が出ている絶好の機会だったのですが、水鏡の逆さ槍が見られないのでは行ってもクタビレルだけです。でも、それなりの数の登山者が天狗池へ寄り道しているようでした。ガシガシ下って、10時47分に大曲へ到着、去年の登山では雪渓を歩くコースだったので大曲の分岐点を見つけられませんでしたが、今年は全く雪渓が無く、登山道を正しく歩いたので分岐点の指導標を難なく確認することが出来ました。11時06分に槍沢キャンプ場(ババ平)に到着、去年は工事中でしたが、現在は完了し、綺麗になっていました。昨年造っていたのは、トイレの建物と管理棟(倉庫)だったようです。管理棟の側面には水道蛇口の着いた水場が設置されていました。11時28分に白沢(1875m地点)を通過、10時30分に槍見の大岩(1865m地点)を通過、槍ヶ岳は見えませんでした。11時35分に槍沢ロッヂへ到着。槍ヶ岳山荘から槍沢ロッヂまでの下り所要時間は 2時間50分でした。ご一緒したお二人が、かなり早く歩く方のようで釣られて頑張りました。そういえばこの二人、昨日上高地からヒュッテ大槍まで一日(到着は2時頃)で上がって来たのでツワモノですね。
 昼休憩を終え、12時15分に槍沢ロッヂを出発、ガンガン下ります。そういえば、槍は見えませんでしたが、ババ平辺りからガスが消えいいお天気です。槍沢ロッヂから下は樹林帯で晴れていても日差しが遮られて気持ちよく歩けます。去年の下山時は雨に降られてサンザンでしたが、今年は気持ちよい下山ですネ、表銀座のパノラマウォークは残念でしたが部分的に見られたし、無事登山終了できそうなので良しとします。12時33分に二ノ俣を通過、続いて12時39分に一ノ俣を通過、13時16分に横尾に到着、休憩し、13時27分に横尾を出発しました。14時03分に新村橋分岐を通過、14時15分に徳沢に到着、普段はテント場となっている芝生広場で涸沢フェスティバスの一環で企業ブースの展示が有ったので見物して回る、AGFでインスタントコーヒー粉末貰ったり、バンテリンの膝サポーターを貰ったり、それなりの成果は有りました。14時47分に徳沢を出発、もう平地のハイキングみたいな道なのでバンバン歩きました。15時25分に白沢出合・徳本峠入口(徳本峠分岐)を通過しました。  15時30分に明神分岐へ到着しました。朝5時50分にヒュッテ大槍を出発したので、3日目の行動時間は 9時間40分でした。ヒュッテ大槍からご一緒の二人組みとはここでお別れしました。明神で泊まるなら、あの有名な嘉門次小屋(明治時代に創建されウエストンも泊まった山小屋)に泊まるか、安直に目の前にある明神館に泊まるか悩みました。結局、明神館にしました、理由は歩くのが面倒なのと、嘉門次小屋って外観からしてワシみたいなナンチャって登山者に優しくなさそうに思えたからです(風呂はあるようです)。で、飛び込みで明神館に行き、今晩のお泊りをお願いすると「相部屋なら」とのことで泊まることにしました、畳一畳分の2段ベッド部屋でした。8人寝ることが出来る部屋で、この夜は3人でした。お風呂気持ちよかったです。晩御飯も、この3日間で一番美味しかった、ヒュッテ大槍の3倍くらい美味かった。ビール飲んで、日本酒飲んで、気持ちよかった。明神岳と星空を期待したのですが、お空はガスでダメでした。グースカ眠りについたまでは良かったのですが、夜中に雨がザーザー降り出し、その雨が日の出時間になっても止まず・・・。折角、明神に泊まって「明神岳の朝焼け」「明神池の朝靄」の2つのテーマで写真撮影し、今回の表銀座縦走を締め括ろうと下のですが上手く行きませんでした。
 
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 2016年7月29日、表銀座縦走、4日目。おはようございます、奥上高地の明神に泊まったので、おまけ的な日です。4時に起きたのですが、雨のため写真活動は無理かな。6時半になっても雨は降っていましたが明神館に居ても仕方が無いので、合羽を着てザックカバーをして、7時に明神館を出発しました。幸いにも雨は小雨になっており、写真は撮れそうです。7時04分に明神橋に到着、梓川は濁流です。なんか、カメラの調子がよくない、この山旅で酷使して故障かと思いましたが、ピントがマニュアルになってました(昨晩の夜明神岳のときの設定のまま)、おかげで朝からの写真は全てピンボケ、まぁロクな写真撮ってないのでOK、ピントをAFに戻して撮影再開、7時14分に穂高神社の鳥居をくぐる、7時15分に嘉門次小屋を通過、7時16分に穂高神社に到着しました。300円払って明神池の場所へ行くと、光が無いけど朝靄がかかって幻想的な明神池になっていました。
 
雨とガスな明神岳(写真:2016年7月30日6時22分撮影)
雨とガスな明神岳
 
明神池 一の池(写真:2016年7月30日7時19分撮影)
明神池 一の池
 
明神池 ニの池(写真:2016年7月30日7時42分撮影)
明神池 ニの池
 
 8時に明神池を後にして、梓川北岸の散策道(木道)を歩きました。南岸の小梨平経由の道よりも断然川に近く(梓川の流れが美しく)写真撮影的に楽しいコースでした。9時05分に岳沢登山口に到着、この辺りは湿地帯になっており撮影スポットです。朝の光の淡い時間が素敵そうです、たぶん明神池に近い景色になります。。9時26分に河童橋の北側に到着、橋を渡らずどんな宿があるか見物しプラプラ歩き、宿が途切れた場所でUターンし、梓川の河原へ降りました。去年は生憎の天候でまともな姿を見られなかった、焼岳が見えました、ちょっと幸せ。河童橋を渡って、上高地バスターミナルに着くと、松本方面への新島々行きバスが10時にあるらしいので、あわてて切符売り場へ行き、切符を買いました。バスは10時発、満員でした。新島々からは松本電鉄・上高地線で松本駅へ行き、JR大糸線に乗り換え、穂高駅まで、穂高神社 本宮を参拝し、穂高駐車場へ戻る、12時54分着でした。後は、車を運転して富山の自宅へ、疲れているので来た時と違い、糸魚川へ出て高速でピューと帰ることにしました。(終わり)
 

 
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