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室堂から雷鳥坂を登り別山と剣沢へ 2016年10月15日


 今回の山行きの3週間前に立山室堂の紅葉と別山から剱岳を眺めるために、ほぼ同じコースの登山「室堂から雷鳥坂を登り別山へ(2016年9月27日)」をしたのですが、その時は生憎のガスで剱岳をほとんど眺められなかったので、天候が安定し天気予報も「晴れ」らしいので今回の登山となりました。また前回に引き続き、6月に購入した「寒い時期用のシュラフ」のお試しも目的としています。
 
別山から剱御前小舎への稜線から眺めた晩秋の剱岳(写真:2016年10月15日11時47分撮影)
晩秋の剱岳
 
室堂から雷鳥坂を登り別山乗越を経て別山へ行き、来た道を引返すコースの標準的な所要時間 8時間10分
コース概要:室堂ターミナル 2420m~(平地10分)~みくりが池温泉 2410m~(下り15分)~雷鳥荘~(下り25分)~雷鳥沢キャンプ場 2277m~(下り5分)~剱御前・大日方面 分岐 2260m~(登り1時間50分)~別山乗越(剱御前小舎)2754m~(やや登り25分)~別山・剱御前・剣沢 分岐 2822m~(やや登り10分)~別山・南峰 2874m~(稜線10分)~別山・北峰 2880m~(稜線10分)~別山・南峰~(やや下り10分)~別山・剱御前・剣沢 分岐~(下り20分)~剣沢・別山乗越・別山への分岐点 2635m~(下り20分)~剣沢キャンプ場 2524m~(下り5分)~剣沢の池 2479m~(ほぼ平坦5分)~剣沢小屋 2467m~(登り10分)~剣沢キャンプ場~(登り30分)~剣沢・別山乗越・別山への分岐点~(登り30分)~別山乗越(剱御前小舎)~(下り1時間10分)~~室堂平・別山乗越・奥大日岳への分岐点~(5分)~雷鳥沢キャンプ場~(登り35分)~雷鳥荘~(登り20分)~みくりが池温泉~(平地10分)~室堂ターミナル
 
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2016年10月15日 別山と剣沢への登山記録 始まり・・・、個人の日記みたいな文章なので忙しい人は読まないほうが懸命です。なお稀にタメになることが書いてあります。
 
 天気予報によれば「15日 晴れ、16日 晴れのち曇り」らしいので、絶好の登山日和。2016年 秋山第3弾として「別山から剱岳を眺める」登山へ行くことにしました。15日は土曜日のため、立山ケーブルカーは6時00分が始発です。前日にネット予約をしようとしましたが、残念ながら売り切れでした。なので、頑張って早起きし当日券を狙う事になりました。写真仲間のメジロ師匠が「大観峰の三段紅葉を撮る」ってことで室堂まで一緒です。
 15日は3時50分に起床、車を飛ばすも、立山駅の駐車場に着いたのは 5時25分。メジロ師匠が先に着いており、切符の窓口に並んでくださっていたのですが、ワシが到着する前に切符を買う順番が来てしまい、ワシの分は買えず、結局、次発 6時10分のケーブルカーになりました。それにしても、登山客多過ぎ、ワシと同じで晴れを狙ってくるのかな?メジロ師匠は6時00分のケーブルカー、見送りをしました。美女平駅で10分待ったメジロ師匠と合流し、臨時バスが出ていたのでスンナリ高原バスに乗車。7時10分に室堂ターミナルへ到着、メジロ師匠はそのままトロリーバスへ。
 ワシはターミナルの外へ出て、立山玉殿の湧水や立山の写真をパチリ。7時20分に立山玉殿の湧水前を出発しました。今日は別山まで行き、じっくりと剱岳の写真を撮りたいので、寄り道せずに雷鳥沢キャンプ場へ急ぎます。7時31分にみくりが池の展望ベンチを通過、7時39分にエンマ台展望台を通過、わりと冷え込んだ朝で室堂平には霜が降り、血の池には氷が張っていました。7時54分に雷鳥荘を通過し、ドンドン下り、8時10分に雷鳥沢キャンプ場に到着。3週間ぶりの雷鳥沢キャンプ場です。前回は紅葉が綺麗でした、今回はもちろん紅葉は終わってますが、茶色の枯葉が紅葉っぽく見えて、それなりに綺麗です。立山~真砂岳~別山~雷鳥坂のパノラマは見事な絶景ですね。
 
雷鳥沢キャンプ場から眺めた真砂岳~別山への稜線と南側の谷(写真:2016年10月15日9時25分撮影)、本物は見たことありませんが、「立山の涸沢」と勝手に思ってる景色です。
雷鳥沢キャンプ場から眺めた真砂岳~別山への稜線と南側の谷
 
 いつもの場所にテントを建てて、寝床を作ろうとエアーマットエアー枕を出し、シュラフカバーウォームアップシーツを出しました。あれれ、ザックを覗いたけど、一番大事なシュラフがありません、そういえば、押入れに入れたままだった・・・。今回の登山の目的のシュラフのお試しが出来ません、ってことよりも、夜は確実に氷点下になるのに大丈夫だろうか!山小屋に泊まろうかマジで悩みましたが、シュラフカバーとウォームアップシーツに重ね着で何とかなるんじゃね~と安直に考え、シュラフ無しのテン泊にすることにしました。当初予定のシュラフの耐寒テストじゃなくて、ワシの耐寒実験になりました。そんなわけで、気落ちしながら、エアーマットをふーふーと膨らまし、テント設営完了。エアー系の装備は嵩張らないのが利点ですが膨らませるのが面倒ですね。テント場の管理棟へ行き、1泊分の料金500円(2泊以上なら1000円)を支払い、登山届を提出、ここで新たな事実、雷鳥沢ヒュッテは今シーズンの営業終了、つまり温泉に入れないのです。「もし温泉に入りたければ雷鳥荘へ行って下さい。」とのことでした。ワザワザ、あの坂を登ってまで風呂いかんやろ・・・、とこの時は思いました。夜どうしても寒かったら、雷鳥沢ヒュッテに避難しようと考えていましたが、雷鳥荘まで行くのはちょっとな~、と益々テンションが下がっちゃいました。とウダウダ悩んでもしょうがないので、別山へ登る準備します。準備と言っても、プラティパスに水を汲んで、ザックにカッパを入れる程度です。今回の登山では珍しく三脚(軽いやつ)を持ってきたのですが、荷物になるので別山へ持って行くのはやめました。
 
 9時25分に雷鳥沢キャンプ場を出発、9時27分に浄土橋を渡り、9時29分に雷鳥坂の登り口である剱御前・大日方面 分岐(標高 2260mくらい)に到着、ここまでは楽勝あっという間です。雷鳥坂は、浄土川の河原から剱御前小舎のある別山乗越(標高 2754m)までの標高差 700メートルをひたすら登るシンドイ登山コースです。最初は岩ガレの傾斜の緩い登山道を登ります。9時45分に雷鳥坂 2365m地点に到着、ここで岩ガレの登山道は終了、振り返ると地獄谷、白山、富山平野、奥大日岳を眺められます。少し急な登りで樹間の登山道を抜け尾根に乗っかり、9時50分に雷鳥坂 2380m地点に到着。暫く尾根筋の岩ガレ道を直登、そして小刻みなジグザグの登山道です。10時05分に雷鳥坂 2475m地点に到着、この場所で標高差 200メートル登ったことになり、雷鳥坂の2/5を完了、写真をパチリ、ちょっと休憩です。10時10分に雷鳥坂 2475m地点を出発、登山道は大きくジグザグになり、3つ目の鋭角である雷鳥坂 2525m地点へ10時18分に到着しました。この場所で、だいたい雷鳥坂を半分登ったことになります。ここも景色はいいです。ここから斜面をトラバースするように緩やかな登山道が150メートル続き、10時25分に雷鳥坂 2555m地点に到着しました。標高差にして300メートル、雷鳥坂3/5完了です。2555m地点より上部は急傾斜を登り、細かいジグザグ登山道で、1箇所は崖地形を登ります。10時33分に雷鳥坂 2615m地点を通過、10時38分に雷鳥坂 2650m地点を通過、10時47分に雷鳥坂 2700m地点を通過、ここまで登ってくると剱御前小舎の建物がよく見えます。ただし、空気が薄く、残りの区間が意外とキツイです。
 頑張って雷鳥坂を登り切り、10時55分に剱御前小舎のある別山乗越に到着しました。雷鳥坂の所要時間は1時間25分でした、標準コースタイムが1時間50分なので頑張りました。快晴で、剱岳が綺麗に見えています。前回来たときは油断してオニギリを食べているうちにガスってしまい剱岳の写真をあまり撮れなかったので、休憩する前に、ガシガシ、写真を撮りました。先を急ぐためにお昼ご飯も別山まで我慢することにし、休憩だけとり、11時21分に別山乗越を出発しました。
 
 別山乗越から別山までは稜線歩きで、左手(北側)にずっと剱岳を眺められます。今回の登山の主目的が、剱岳撮影なので、ポイント(ピークや鞍部)通過のたびに、写真をパチリパチリです。30分ほどの道のりなので、構図的に大きく変わるわけではありませんが、剱岳に剣御前と別山から延びる尾根の重なり具合が微妙に変化します。
 
 11時26分に別山 西尾根 2785mピークに到着、ケルンが2つあり、尖がった剱岳の山頂と合わせて3つの三角を記念撮影。11時30分に別山 西尾根 2775m鞍部を通過、ここでも剱岳の写真をパチリ、ただし変りばえせずです。鞍部からそれなりに登って、11時42分に別山 西尾根 2830mピークへ到着、大きめのケルンがあり風除けにもなるので休憩する登山者のグループがおられました。11時50分に別山・剱御前・剣沢 分岐に到着、2830mピークからこの分岐点の間から見る剱岳の形が一番好きです(このページの一番上にある写真)。分岐点を更に西へ進みます、登り坂で目の前に見える高い場所(標高は約2850m)は別山、ではありません、まだ先です。12時01分に別山 西尾根 2850m地点を通過、多少、岩で段差のある登山道で、別山乗越から別山までの稜線登山道では一番の難所です。お父さんと小学生くらいの男の子が前を歩いており、子供はヨッコラショって感じで岩場を下っていました。ここで、漸く別山(南峰)が見えました。やや岩ガレの登山道ですが、ユックリ歩いて100メートルほど行けば別山の山頂です。右手前方に目を凝らすと、薄っすらと富士山が見えていました。
 
別山 西尾根 2785mピーク、ケルンと剱岳(写真:2016年10月15日11時26分撮影)
別山 西尾根 2785mピーク、ケルンと剱岳
 
別山 西尾根 2775m鞍部から眺めた剱岳(写真:2016年10月15日11時30分撮影)
別山 西尾根 2775m鞍部から眺めた剱岳
 
別山 西尾根 2830mピークから眺めた剱岳山頂(写真:2016年10月15日11時43分撮影)
別山 西尾根 2830mピークから眺めた剱岳山頂
 
別山の手前から見た富士山(写真:2016年10月15日12時05分撮影)、南東よりやや南側の方角に富士山が見えます。探し方としては、針ノ木岳と内蔵助山荘の中間辺りを探すと見えます。
別山の手前から見た富士山
 
 12時06分に別山南峰に到着しました。雲ひとつ無い快晴です。剱岳の写真的には、多少の雲があった方が絵になるのですが、こればかりは仕方ありません。剱岳をパチリ、北アルプスの山並みも一応は撮影、南峰にある祠もパチリ。その後、カロリーメートで昼食。前回はガスで、何も見えなかったので南峰で引返しましたが、今回はバッチリ剱も見えるので、北峰まで行きます。
 12時13分に南峰を出発、北峰までは標準コースタイムで片道10分、ほぼ平坦な尾根を歩きます。右手に池塘(それなりに広い池)がありました。国土地理院の地図では、南峰から北東へ90メートルの場所に「硯ヶ池」という池が記載されているのですが、今日はその硯ヶ池の場所は水が涸れており(夏場だと雪田があり、その雪解け水が溜まり硯ヶ池となります)、本日は単なる窪地でした。で今日見た池塘は、硯ヶ池から北東へ100メートルの場所です。気になる池塘ですが、まずは北峰を目指して急ぎます。12時22分に別山・北峰に到着、「別山」とか書かれた案内板は無く、岩ゴロのやや平でハイマツの生える場所が山頂です。「キケン通行止め ×」と書かれたステンレスの看板が山頂の標識代わりです。山頂から北へ伸びる尾根があり(剱沢雪渓への下る尾根)、登山道は無く、ガレて危険なので立ち入り禁止です。しかしながら、山頂から北へ100メートルくらいは傾斜が緩やかで踏み跡はあるので、剱岳をより良く見るため(撮るため)ほとんどの登山者はチョットだけ北尾根へ踏み込みます。当然、ワシも100メートルだけ北へ進みました。ドーンと剱岳の雄大な景色を眺められます。
 12時32分に北峰を出発、折角なので池塘へ寄り道し、平坦な稜線の道を外れ、池塘への踏み跡をたどりました。12時36分に池塘へ到着、立山が水鏡に映らないかと、池の周囲を歩いたり、しゃがんだりしましたが高低差と距離の関係で全然写りませんでした。今朝はかなり冷え込んだので池塘の岸辺は凍りついたままでした。そういえばお昼なのですが、10月中旬の標高2800メートル、寒いです。池塘を出発し、小山を越えて、硯ヶ池の干上がった場所を12時46分に通過、完全に砂礫地でした、ナンダカ、ガラス瓶の破片が散乱しておりました。昔、テントを張って、酒盛りした痕跡でしょうかね。とか思いながら、12時49分に祠のある南峰へ戻りました。
 
別山(北峰)から眺めた剱岳(写真:2016年10月15日12時26分撮影)、やはり別山北尾根が邪魔してイマイチな絵になりました。
別山から眺めた剱岳
 
 12時57分に別山南峰を出発、来た道を引返します。13時01分に別山 西尾根 2850m地点を通過、13時05分に別山・剱御前・剣沢 分岐に到着。このまま、来た道を引返すと前回の別山登山と全く同じ行程になり面白くありません。オマケに剱岳がバンバンに見える絶好のコンディション、快晴過ぎて雲が無いので絵にナライくらいです。剣沢を見下ろすと、剣沢の池に見え、ワシを呼んでいるようです。ヨッシャ、行ってみよ~。この分岐から剣沢へ下りたことが無いのでイイ経験にもなります。という事で13時06分に別山・剱御前・剣沢 分岐を出発し、剣沢へ向かいました。登山道は別山の北西斜面を下る急なガレた道です。10月12日に降った雪が、薄っすらと石と石の間に積もっていましたが、滑ることはありませんでした。もっと寒くなり雪が積もるようになると、この道は滑って危険になりますね(積雪期は雪崩の恐れもありそうです)。地図を大雑把に見ると、別山・剱御前・剣沢 分岐から剣沢にある登山道への合流点(剣沢・別山乗越・別山 分岐)まで道なりの距離は約500メートルほどですが、岩ガレの急な下り(標高差 190メートル)なので意外と時間が掛かります(逆の登りだと大変でしょうね)。13時26分に剣沢・別山乗越・別山 分岐を通過、別山への稜線は標高2800メートル前後のため、剱岳を眺めと山頂が視線と同じ高さになるので構図的に難しかったのですが、この分岐点の場所で標高が2635mくらいのため、見上げる感じにあり山の迫力が感じられます。剣沢のキャンプ場が近くに見えますが、なかなか遠いです。
 
 13時36分に剣沢キャンプ場に到着、と言っても南側の端っこ(別山乗越に近いほう)です。ここで、ザックを置いて剣沢の池まで空身で往復。剱岳へ登山者のものであろうテントが10張り程度立っているだけで、テント場は空いていました。テント場を通り越して、沢沿いをドンドン下ります。まぁ、下りは楽ですが、その分、帰りは登りなので憂鬱ですね。13時43分に剣沢の池に到着しました。この池に始めてきたのが2014年、今回で2回目です。少々の風は有りましたが、水鏡に剱岳がバッチリ写っていました。ここまで来たかいがありました。フンフンと、気持ちよくシャッターを押していたのですが、液晶モニターで写真を確認すると黒点が!、絞りを開けてもナカナカ消えません・・・、一眼レフのセンターの大きなゴミがついているようです、家に帰ってパソコンでゴミを消すしかないです、う~ん、仕方ない。気にしても、しょうがないので、絞り開放で写真をパチリパチリ。13時54分に剣沢の池を出発、折角ここまで来たので剣沢小屋へ寄ってみることにします。13時57分に剣沢小屋へ到着、既に今年の営業は終了しているのですが、小屋前から見る剱岳がなかなかの絶景なので寄り道しました、ぱちりぱちり。
 
晩秋の剣沢の池(写真:2016年10月15日13時47分撮影)
晩秋の剣沢の池
 
 さて戻ります、14時00分に剣沢小屋を出発、因みに剣沢小屋の標高は2467mくらい、別山乗越まで標高差 290メートル、しんどいです。14時11分に剣沢キャンプ場へ到着、チョット休憩、14時17分に剣沢キャンプ場を出発、途中で振り返って飽きもせず剱岳の写真を撮りながら、14時33分に剣沢・別山乗越・別山 分岐を通過、ここから別山乗越までそれなりの登りで道も少し険しくなります。記憶に無かったのですが、別山乗越に近い場所にはロープ場がありました。14時59分に別山乗越に到着、たぶん(確実に)今シーズンの剱岳見納めになるので、再び写真をパチリパチリ、今日は天気が良く、この時間になっても、雲もガスも無く快晴でした。
 15時10分に別山乗越を出発し、雷鳥坂を下り始めました。みどりが池で夕焼けを撮影したいので、ガンガン急いで下ります。ワリと疲れているはずですが、夕焼け撮影も今回の楽しみの一つなので元気が続きました。15時33分に雷鳥坂 2525m地点を通過、15時49分に雷鳥坂 2380m地点を通過、16時03分に剱御前・大日方面 分岐を通過し、16時08分に雷鳥沢キャンプ場に無事到着しました。雷鳥坂を下るのに要した時間は 1時間、結構頑張って下ったつもりでしたが標準コースタイムが1時間10分なのでそんなに早くもなかったです、相変わらず、下りに弱い足です。なお、朝からの雷鳥沢キャンプ場から別山と剣沢への往復の所要時間は 6時間45分(9時25分出発~16時08分着)でした。歩行のみの標準コースタイムが6時間15分なので、休憩+写真撮影の時間を考えれば、まぁまぁの時間です、夏場の暑い季節なら体力消耗で更に1時間は余分に掛かるかもしれませんね。
 
 普通なら16時過ぎにテント場へ戻ったら、速攻で晩御飯の準備せにゃナランのですが、今日はマダマダゆっくりできません。17時過ぎの夕焼けを目指して、室堂平のみどりが池へ向かいます。その前に、ザックの荷物を整理、最重要は三脚を持っていくこと。隣のテントの人と喋ってたら、雷鳥荘まで温泉に入りに行くと仰るので、「それなら、足を伸ばして、みどりが池の夕焼け見て、立山から登る月見ませんか(撮影しませんか)?」と誘うと、行くと仰るので、二人で行動することにしました。もちろん、帰りは雷鳥荘で温泉入浴です。
 16時30分に雷鳥沢キャンプ場を出発、まず雷鳥荘まで標高差100メートルの急登です。ご一緒の人(面倒なので今後は「東京さん」と書きます)は健脚でガンガン登られるのですが、ワシは付いて行けません・・・。聞くと、今日到着して(ワシより後に、たぶん10時以降)、大走りを登って立山三山を回ったとのことでした、健脚だわ。ぜ~ぜ、言いながら、16時44分に雷鳥荘を通過、16時56分にエンマ台展望台を通過、みくりが池の北岸の散策道を急いでいると、二人のカメラマンがハイマツにレンズを向けてました。もしやと思い、見てみると「やったぜ雷鳥がいる!」、今日もダメかとあきらめていましたが、雷鳥を見ることが出来ました。ワシ、9月以降で雷鳥を見たのは初めてです。薄暗い時間だし、じっくり観察するヒマが無かったので、性別や親か雛は全く判りませんでした。
 
2016年10月15日、雷鳥(写真:2016年10月15日16時58分撮影)、写真を拡大してみるとメスのようです。
2016年10月15日、雷鳥
 
 東京さんと「いや~雷鳥見られて、ラッキー」などと話しながら、散策道を急ぎ足で歩き、17時03分にみどりが池の定点撮影ポイントに到着。既に夕焼けが始まっており、夕焼けの照り返しで立山が赤く燃えていました。三脚をセットし撮影開始、風が無く、みどりが池の水面は水鏡で立山を映し出していました。広角レンズでないので(24mm)広々とした風景写真にならないけど(スナップの風景写真なのです)、登山主体なので機材重量を考えたらしょうがないです。東京さんに満足してもらえたようでナニヨリ。いつものテン泊なら夕焼け撮って雷鳥沢に戻るのですが、今晩は17時40分頃に立山三山の大汝付近から月が昇るのでチョット待つことにしました。暇なので、ガスストーブを取り出し、お湯を沸かしコーヒーを飲んで暖まりました。実はアルファ米とレトルト食品も持っていったのですが、薄暗くなっても観光客の人通りが結構あり、煮炊きするのは諦めました。で、予定時間になっても全然月の昇る気配(稜線が明るくなるトカ)もなく、寒い中ひたすら待ちました。ゴメンよ、東京さんって感じでした。18時07分頃に富士の折立付近にボンヤリ明るくなり、18時14分にピカッと月が顔を出しました。月だけなら撮ったことはあったのですが、風景に月の写真は初めてで難しかったです。月だけが明るくて、山は真っ暗な写真しか撮れなかったです。もう少し薄暮の時間なら何とかなったのですが・・・。自宅に帰って、カシミール3Dで確認する17時40分頃の立山の月の出ってのは、昨日(10月14日)で、15日は18時14分に富士の折立と大汝山の間からの月の出でした。カシミール3Dってかなり正確なことが判りました。
 
みどりが池(写真:2016年10月15日17時03分撮影)、夕暮れ時に赤く燃える立山を映すみどりが池
みどりが池
 
みどりが池から眺めた立山からの月の出(写真:2016年10月15日18時15分撮影)
みどりが池から眺めた、立山からの月の出
 
 月の撮影を終え、18時25分にみどりが池を出発、もう真っ暗なのですが、時たま散策道を歩く人がいました。18時30分にエンマ台展望台を通過、18時40分に雷鳥荘に到着、この時間になるとカナリ寒く、早く温泉に入って暖まりたいです。受付で700円払って、お風呂へ急ぎます。受付が何階にあるのか判りませんが(4階かな)、廊下を歩いて、階段を2階分降りた場所に更衣室がありました。服を脱いで、お風呂場へ、う~ん暖かいです。広い洗い場で、湯船も大きいです。ここの湯船は沸かし湯らしいです。一見して判りました、雷鳥荘のお風呂は室堂にある山小屋(ホテル立山を除く)で最高だと。自慢ではありませんが、室堂の山小屋のお風呂は全て入ったことがあります。洗い場は、「全ての蛇口がシャワー付き」「湯船が広々」ってのがポイント高いです。そして、お風呂の奥に階段があり、1階下りる階段があり、その先に展望風呂が有りました。先ほどの湯船ほど広くはありませんが、10人くらいはラクに入れます。ここには、大きなガラス窓があり、大日連山の山並みが見えるラシイ(夜なので真っ暗で景色は見えませんでした)です。暖かで、寛ぐことができました、今晩のシュラフ無しの極寒の夜を想像すると悲しいですが、雷鳥荘は至福の時間でした。そして缶ビール500mlを買いこんでん、雷鳥沢キャンプ場へ向かいました。19時17分に雷鳥荘を出発、急坂をラクラク下り、19時28分に雷鳥沢キャンプ場へ戻りました。東京さんは「明日は朝が早いので、おやすみなさい」とテントへ入られました。剱岳へピストンして、明日のうちに下山する強行スケジュールとのことでした。ワシは何も食べていないし、寝ても寒いだけなので、隣のコンクリートテーブルで夕食を作ることにしました。作るといっても、アルファ米にレトルト食品なので、お湯を沸かすだけです。途中暇なので、ビールを呑み飲み、三脚立てて、夜の立山撮影。立山と星座をテーマに撮影したかったのですが、月が明る過ぎて、立山の上の星座はよく見えず、立山とお月様の写真にしました。もっと夜が更ければ、月が西へ移動し、希望の星が撮影できたかもしれませんが、寒くて根性がありませんでした。ビールを飲んで体が冷え、レトルト親子丼食べて、コーヒー飲んで暖まり、写真を撮って終了。今日は、珍しく夜9時過ぎまで起きていました
 食事を終えて、テントに入りました。とりあえず、厚着します。上は4枚重ね着、下はアンダータイツと昼から履いている冬用のインナー付き暖か登山ズボン、靴下も昼のままでニッカソックス、頭は冬用の毛糸の帽子。シュラフは無いので・・・、シュラフインナーとなるウォームアップシートにそのままシュラフカバーを被り、シュラフカバーの裾は65リッターのザックに突っ込み、足の冷え対策としました。そうして、21時半に眠りに付こうとしました。既に外は霜が降りはじめており、ハッキリ言って、全然暖かくないです。それでも、少しはウトウト出来たのですが、腰の辺りが冷えてきて辛い、座布団代わりに銀マットを半分に切ったものがあるので、腰に巻きつけました。こんなに準備がいいのに、シュラフを忘れるなんて最低です・・・。そんな愚痴を言っても考えても、何の改善にもならず、再びウトウトとしましたが、段々と寒くなり、深夜2時には堪えられない寒さ、このままではドウカナル!と思い最後の手段、まずどうしても防寒のために残していたウールの靴下を重ね履き、そしてレインウェアの上下を着込みました。やっぱレインウェアは効果がありますね、高かったけどゴアテックスにして正解だったかな。まぁ寒いけど、これで朝まで凌げるような気がしました。けど、流石に4時を過ぎると寒さのピークってな感じで寝てられませんでした、ブルブルと震えることで少し体温が上がるような、多分このまま寒さが続くと危ないのでしょうね。雨も無く濡れることもなかったので、無事だったんだと思います。5時を過ぎると明るくなり、希望の光?でした。外に出ても寒いだけなので、ブルブル震えて時間を過ごし、6時に起き出し、外へ出ました。まだお日様は見えませんが、徐々に明るくなり、山の高い場所には日が当るようになりました。雷鳥沢キャンプ場は、北から東そして南へと標高2700メートル以上の高い山の稜線に囲まれているの、日の出がとっても遅いです。外へ出て、朝食の用意、お湯を沸かすだけ、今朝のご飯はアルファ米+永谷園のお茶漬けとフカひれスープです。早く、日光が射さないかと焦れながらご飯を食べました。ホンマに遅い、太陽さえ出れば暖かくなるはずです。まぁ、今朝は昨日の朝みたいに水場に氷が張っているわけでもないので、冷え込みは緩かったのでしょうかね。ワシのテントの中に有った、水がシャーベットになっていたのには苦笑いでした。煮炊きした、ガスストーブのガス缶にこぼれた水がツララになっていたのにもビックリ、つまり気温は氷点下ってことですね。ずっと、外で日の出を待っていたわけですが、太陽が出たのは7時45分、富士の折立からでした。太陽の光が射すと「暖かい!」と叫びました。悲惨な耐寒実験の夜を過ごしたおかげで、太陽のありがたさを実感できました。また冬山登山する人って、凄いんだなと思い知りました。
 
2016年10月16日、雷鳥沢キャンプ場の日の出(写真:2016年10月16日7時46分撮影)、富士の折立から太陽が昇りました。
2016年10月16日、雷鳥沢キャンプ場の日の出
 
 少し気温が上がり、楽になって来ました。元気があれば、奥大日岳もしくは剣沢へ行って、今日も剱岳を眺めようと考えていましたが、夜の寒さと寝不足気味でやめました。ノンビリとテントを撤収し、9時36分に雷鳥沢キャンプ場を出発し、室堂へ戻ります。ザックが重く、力がでないのでユックリ登りました。10時06分に雷鳥荘を通過、10時25分にエンマ台展望台を通過、10時30分にみくりが池温泉、10時32分にみくりが池の展望ベンチへ到着しました。朝で逆光ながらみくりが池の写真をパチリパチリ。10時41分にみくりが池を出発、散策道を引返し、今度はみどりが池へ向かいます。もちろん雷鳥を探しながら歩きましたが、いませんでした。10時54分にみどりが池に到着、ここはワシの定点撮影ポイントなので兎に角、写真撮影、10時57分にみどりが池を出発、少し歩いて、11時01分にみどりが池園地(展望ベンチのある広場)へ到着、ここではザックを置いてベンチで休憩、チョット早いですが昼飯のカロリーメイトを食べました。広場と散策道を一周し、雷鳥を探しましたが見当たらず、昨日雷鳥を見たのはホントにラッキーでした。11時23分にみどりが池園地を出発、11時30分に室堂山荘に到着しました。オコジョがいないかと石垣を見たり、国の重要文化財「立山室堂」からの雄山を撮影するなどしました。普段なら室堂山荘へ来たら、山小屋の食堂で生ビールでも飲むのですが、この時間に呑んじゃうと、帰りが15時過ぎになり大変なので自重しました、ワシって我慢できるんだと我ながら関心。11時43分に室堂山荘を出発、みくりが池の南へ向かいます。途中、団体さんが立ち止まり、草地を眺めていたので、急いでそこへ行きましたが、雷鳥の「ラ」の字も見当たらず・・・、何を見ていたのでしょうか?完全に諦めモードになり、トボトボ歩き、みくりが池を眺めて写真をパチリ、そして、12時05分に室堂ターミナルへ到着。ターミナルで久々に「立山そば」でも食べようかと思いましたが、券売機の値段を見て断念、一番安いきつねそばでも750円でした。ワシの認識では「立山そば=駅そば」なので、間違ってもこの金額は出せません。休憩コーナーを見ると「さらさら汁(山菜の汁物)」ってのがあり350円だったので食べました。食べ終わり、高原バスの改札に並びました。13時発の便があるようでした。なんと、今年導入された「パノラマバス」が来たのです、が、わしの順番の前で満員になり・・・、追加の臨時バスで帰ることになりました。真昼間ですがバスは満員、天気のよい週末だったので、立山へ多くの人が訪れたようです。今年の年間観光客は100万人行くかな。
 
おしまい、長々と駄文を書きました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
 

 
立山と周辺への登山
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