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大転石


 大転石(だいてんせき)は、富山県東部を流れる常願寺川流域の平野部に点在する巨岩群の総称です。  江戸時代末の 1858年(安政5年)4月9日(新暦 2月26日)に飛越地震(別名:安政飛越地震、越中・飛騨国境(現在の富山・岐阜県境)の跡津川断層を震源に発生した M7.0~7.1と推定される地震)が発生しました。この地震は、岐阜県白川村鳩ヶ谷から立山カルデラにかけて伸びる跡津川断層の活動によるもので、その東端の立山カルデラに隣接した大鳶・小鳶などの山では大崩壊が起きました。この崩壊により、常願寺川の上流域にある湯川や真川が堰き止められ、自然のダム湖が出来ました。それぞれのダム湖は春になると融雪水が多く溜まり、やがて決壊し、下流の富山平野では二度に渡り土石流(山津波)を含む大洪水が発生しました。
 この時の土石流により、本来は山奥にあった巨石が膨大な洪水の勢いで押し出され、富山平野まで流されました。自治体的には、立山町横江付近から富山市大場付近の常願寺川の河原や河川敷で幾つかの大転石を見ることが出来ます。
 国交省北陸地方整備局の調査によると、直径 4メートル以上の巨石が41個確認されています。巨石のいくつかは常願寺川の河川敷から離れた場所にもあり、土石流による氾濫の凄まじさを想像できます。
 
地元で有名な大転石としては
河原転石を用いた記念碑としては などがあります。
 
大転石(写真:2024年6月8日 8時13分撮影)、これは「大場の大転石」です。
大転石
 
大転石
西大森の大転石
西大森の大転石
大場の大転石
大場の大転石
西番の大転石
西番の大転石
安政地震の大岩(供養塔)
安政地震の大岩(供養塔)
富山霊園の大転石
富山霊園の大転石
 
横江野開、常願寺川右岸河川敷にある大転石
横江野開、河川敷にある大転石
左岸連絡水路橋から眺める常願寺川河床に点在する大転石
左岸連絡水路橋上流にある大転石
記念碑
為水除奉納法花経供養塔
為水除奉納法花経供養塔
「為鶴澤佐山」碑
「為鶴澤佐山」碑
安政大水害 百年記念碑
安政大水害 百年記念碑
 
 
大場の大転石 地図(Google Map)
 

 
立山の見所
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