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立山室堂から五色ヶ原へ往復登山(2016年8月12日~13日)


 2016年夏山登山の第3弾として、2016年8月12日から13日に1泊2日で立山室堂から五色ヶ原を往復しました。今回の私の目的は、五色ヶ原でペルセウス座流星群を見る(なお、天候とお酒飲んじゃって・・・、流星は1個も見られませんでした)。当初は往復ではなく黒部ダムへ下りて立山黒部アルペンルートで室堂へ戻ろうかとも考えていましたが、お金(運賃)が4,320円かかるので、来た道を引き返すことにしました(ただし、お金をかけなかった分、体力的にはキツイかったです)。登山者を観察すると、室堂から五色ヶ原だけってのはかなり少数派で、殆どの登山者は、立山室堂から薬師岳を縦走しており、中には上高地や新穂高温泉まで行く人や来た人もおられました。という事で五色ヶ原は、目的地ではなく、通過地点でした。
 
五色ヶ原(写真:2016年8月13日 6時23分撮影)
五色ヶ原
 
立山室堂から五色ヶ原までを往復する場合のコースタイム
[1日目] 立山室堂から五色ヶ原まで、歩行時間 5時間20分
室堂ターミナル 2420m~(平地10分)~室堂山荘 2452m~(登り40分)~室堂山展望台 2675m~(下り5分)~浄土山への分岐点 2663m~(登り20分)~浄土山 北峰 2831m~(下り10分)~浄土山 南峰(富山大学立山研究所) 2839m~(登り10分)~龍王岳 2872m~(下り2時間)~獅子岳 2714m~(下り50分)~ザラ峠 2348m~(登り40分)~五色ヶ原山荘とキャンプ場の分岐(五色ヶ原ヒュッテ跡)2453m~(平地15分)~五色ヶ原山荘 2487m
[2日目] 五色ヶ原から立山室堂まで、歩行時間 6時間
五色ヶ原山荘 2487m~(平地15分)~五色ヶ原キャンプ場~(平地15分)~五色ヶ原山荘とキャンプ場の分岐~(下り30分)~ザラ峠 2348m~(登り1時間20分)~獅子岳 2714m~(登り2時間30分)~浄土山 南峰 2839m~(下り20分)~一の越山荘 2700m~(下り40分)~室堂山荘 2452m~(平地10分)~室堂ターミナル 2450m
 
でわ、ここから登山記録の始まり。
 
 2016年8月12日、初日。朝3時半に起床、4時に自宅を車で出発、途中のコンビニで朝(パン)と昼(オニギリ)の食べ物を調達し、5時過ぎに立山駅近くの駐車場へ到着、が、最寄りの駐車場と奥の河原の駐車場は満車、結局は橋まで戻り川沿いの駐車場へ車をとめました(ここへ駐車するのは5年ぶりくらい)。立山ケーブルの切符売り場に着いたのは5時半頃、既に長蛇の列となっており、ワシの並んだ位置だと7時くらいのケーブルとのことでした。県民割引き(20%off)を使いたいばかりに、確実なWeb予約をしなかった事を後悔しました。40分ほど並んで切符を買うとケーブルの時間は6時50分でした。美女平に着くと数分待って、高原バスに乗車、繁忙期はサクサク乗り継げて便利です。7時45分に室堂に到着、トイレして、立山玉殿の湧水で水補給。
 8時10分に室堂ターミナルを出発、眩しいくらいの晴天です。8時18分に室堂山荘前の分岐(立山/室堂山への分岐)へ到着、真っ直ぐ行けば一の越山荘、今回は右手(南)へ曲がります。室堂山展望台へ寄り道し、その後、浄土山を目指します。結構急な登り(階段と登山道)です。8時36分にベンチのある場所に到着、振り返ると室堂平や大日連山の眺めが絶景です。8時38分にベンチを出発、8時54分に浄土山登山口を通過、8時58分に室堂山展望台(標高 2675m)に到着。これから向かう鬼岳と獅子岳そして五色ヶ原を目に焼き付け、ついでに北アルプス南部の山並みを見物して、9時08分に室堂山展望台を出発、ユックリ下って、9時11分に浄土山登山口(標高 2660m)へ到着、またまた休憩と写真撮影、時間がかかる・・・。
 9時18分に浄土山登山口を出発、これから本格的な登山です。登りはキツイケド、登山道沿いには高山植物が多い場所です。が、今年は雪解けが早かったので、花の時期も早く、高山植物も終盤戦で咲き具合もイマイチでした。エッチラ、オッチラ、登り、9時51分に浄土山にある軍人霊碑(標高 2817m)に到着しました。登山道から左手に入り、石垣に囲まれた軍人霊碑をチラッと見物、更に踏み跡をすすみ展望場所へ向かいました。ド~んと立山が見え、真砂岳、別山、剱岳を美しい稜線を眺めました。9時57分に軍人霊碑を出発、10時01分にケンルの石積み、GPS地図(地図ロイド)で確認するとこのケルンのある場所が浄土山北峰(標高 2,831メートル)でした。10時04分に浄土山北峰を出発、室堂平から浄土山を見上げると三角っぽい山に見えますが、浄土山は2つ峰(というほどでもないが)の山で、北峰から少し下って登った先に南峰があります。山頂の登山道には高山植物のイワギキョウが綺麗に咲いていました。10時12分に浄土山南峰に到着、ここに富山大学 立山研究所があります。10時15分に浄土山南峰を出発、10時18分に龍王岳への分岐、ここにザックを置いて龍王岳へ向かいしました。
 岩ガレの登山道を10分弱登って、10時28分に龍王岳の山頂に到着しました。360度の展望で、特に東から南の展望(後立山連峰から北アルプス南部の山並み)がいいです。すっきり晴れていれば、富士山も見えるはずですが、夏の湿度が多い時期のためか雲で南アルプスや富士山などの遠方の山は見えませんでした。10時45分に龍王岳山頂を後にして、10時50分に龍王岳への分岐に戻りました。
 10時55分に龍王岳への分岐を出発し、登山道を南に五色ヶ原方向へ進みます。最初は、雷鳥が好きそうな高山植物の草地でしたが、直ぐに岩ガレの下り登山道になりました。大きな下りで右手(西側)には立山カルデラが広がり、カルデラの沢沿いに丸い池も見えました。正面には、これから行く、鬼岳や五色ヶ原が見え、遠く先には薬師岳も遠望できます。11時21分に龍王岳と鬼岳の鞍部に到着し、パチリパチリと写真を撮って、11時25分に龍王岳と鬼岳の鞍部を出発。登山道は、鬼岳の山頂を通らず、鬼岳の東斜面を巻くようになっています。山頂へ行く踏み跡は無いかと思いながら歩きましたが見当たりませんでした、かなり岩崖のような斜面なので山頂に立つには、それなりに経験がないと厳しそうです。巻き道なので、楽な登山道かと思ってましたが、岩ガレの道で鬼岳東面(鬼岳山頂からの東尾根と登山道の交差する場所)までは登りでした。11時35分に鬼岳東面に到着、鬼岳東側の登山道は巻き道で楽勝と思っていたのですが、ガレた登りだったので少し疲れたので休憩し、11時48分に鬼岳東面を出発しました。11時53分に鬼岳東面の梯子、大きな岩を下る鉄梯子です。11時54分に梯子を通過し、テクテク下る、とか書いてますが岩場もあり、エッコラエッコラ下ったが正解かも。左手(東側)に見える後立山連峰(ここから見えたのは赤沢岳~スバリ岳・針ノ木岳・蓮華岳~北葛岳~七倉岳~船窪岳)が素敵でした。12時03分に鬼岳東面2を通過、ダラダラと下っていると12時10分頃に木道となり、12時17分に鬼岳と獅子岳の鞍部到着、ただし本当の最低鞍部か怪しい(広場になって休憩し易そうな場所を鞍部としたので)、GPS地図で確認すると木道の一番低そうな場所が本当の最低鞍部のようです。12時19分に鬼岳と獅子岳の鞍部を出発、標高差 約100メートルの登りです、朝から4時間ほど行動しているので、そろそろ、お疲れモードです。登りながら後ろを振り返ると、鬼岳と龍王岳が重なり、その右側には雄山も見えて、絵になるイイ感じの景色です。12時48分に坂を登りきり、登山者が休憩しているので、ここが獅子岳の山頂かと思いながらも、GPS地図で確認すると、山頂部は南北に細長い平っぽい地形で一番高い場所は南側にあり、この場所は獅子岳第2ピークという感じでした。まぁ、鞍部から30分登ったので一休みするにはおあつらえ向きの場所です。ワシはそのまま素通りして山頂を目指しました。12時51分に獅子岳の山頂に到着、東の後立山連峰から槍ヶ岳あたりまでは見えていましたが、昼過ぎてガスが上がってきたようで、西(富山平野)や南(薬師岳方向)の景色は見えなくなりました。またまた写真休憩をとり、13時06分に獅子岳山頂を出発、標高差 370メートル弱を下ってザラ峠を目指します。ドンドン、ガスが増え、本来は眼下にザラ峠を見ながら下る筈でしたが、白い世界を見ながら下りました。地図に「ハシゴ」と書かれており、ガレた急な場所もあります。13時19分に獅子岳南の鎖場を通過、岩ゴツゴツした高低差のある場所にステンレスの太い鎖が下がっていました。濡れていなければ、鎖が無くても、よじ登ったり、下りたり出来そうですが、濡れているとヤハリ鎖があると安心な鎖場です。13時42分に鎖場と2つの梯子に到着、ここが室堂から五色ヶ原までの登山道で一番の難所のようです。慎重に下りながら写真も撮っていたので13時44分に鎖場と2つの梯子を無事通過(ささっと通れば1分もかかりません)。ガスの中をテクテク下る、小岩と砂交じりのザレた登山道で、小石を落とすと下を歩く登山者に危険なのでの慎重に歩きました。14時05分にザラ峠に到着、ガスで360度何も見えません。折角、佐々成正の「さらさら越え」で知られるザラ峠ってどんな場所か楽しみだったのですが・・・、明日の帰りに期待です。本日最後の休憩をとり、14時17分にザラ峠を出発、最後の登りをヨッコラショ・ドッコラショと登り、14時24分に登山道が「く」の字に曲がる広場を通過、この広場から南方向を見ると、如何にも立山カルデラと言った感じの、山が崩落したような赤茶けた土がむき出しの荒々しい崖が目の前に広がりました。登山道はこの崖の縁を歩くように付いており五色ヶ原に続いています。14時37分に五色ヶ原木道入口に到着、「お~木道、ついに五色ヶ原」です。14時42分に五色ヶ原山荘・テント場の分岐を通過、左手へ曲がれば五色ヶ原キャンプ場へ、ワシは五色ヶ原山荘が今晩のお宿なので、真っ直ぐ進みます。分岐から10メートルほど歩くと、岩に赤ペンキで「ファイト↑」と書かれていました。まだ頑張れというのか、ガスって先が見難いけど、直ぐに山小屋じゃないのかな・・・。木道を歩いていると、高山植物の中に動く物体、よく見ると今年生れた雷鳥の雛でした。今年は雷鳥の孵化が例年より早かったので、この雛もかなり大きく、顔つきだけが子供で、親鳥より少し小さいだけでした。そして木道の反対側では母雷鳥が高山植物をついばんでいました。母を見ていると、いつの間にか木道を跨いできた雛が、母ちゃんの近くまで寄ってきてツーショット写真をパチリ。そして、15時05分に五色ヶ原山荘に到着しました。室堂ターミナルを8時10分に出発したので、本日の行動時間は 6時間55分でした。休憩無しの標準コースタイムが 6時間05分なので、結構頑張った一日でした。部屋に荷物を置いて、体を拭いて、山小屋前のテーブルでビール 500mlをガブガブ、うま~。晩御飯は、エビフライ 2本ほか。7時過ぎに外へ出ましたが、曇り、流星見えず。暇なので部屋でビール 350mlをガブガブ、酔いがまわって来ました。20時半頃に、寝る前に空を確認、ヤハリ雲が湧いており、星見えず。残念ながらペルセウス座流星群は無理のようで、21時に就寝。なお小屋の消灯(強制的に電気が切れる)は20時45分でした。おやすみなさい、グゥ・・・。
 
 2016年8月13日、2日目。星を見るため4時に起床、空の高い所は辛うじて雲が無く星が見えていましたが、15分ほどすると空全体が雲に覆われ、あえなく撤退。5時から朝食、質素なご飯。出発前に山小屋のご主人に、オコジョが出そうな場所を質問、まぁ結論としてはお決まりですが「必ず見られる場所は無く、運次第」ってことで、五色ヶ原山荘前のパレットを敷いた場所、その辺の木道の隙間、テント場などイロイロな場所に出没するらしいです。5時55分に五色ヶ原山荘を出発、日の出前のガスは嘘のように、晴れ渡り青空が綺麗です。眩しい光にチングルマの綿毛が輝いていました。真っ直ぐ室堂へ向かうのもナンなので、少し遠回りして五色ヶ原キャンプ場へ向かいました。五色ヶ原を一回りする登山道を歩きます。判ったことは、五色ヶ原はチングルマのお花畑に覆われているってことで、花の盛りには真っ白な高層台地になるのかな。6時15分に五色ヶ原キャンプ場に到着、登山道はT字の分岐になっており、左へ行けば五色ヶ原ヒュッテ跡を経て五色ヶ原山荘・テント場の分岐、右手へ行けば黒部湖へ下る登山道です。テント場は、基本的に岩が点在し、テントサイトの真近かまで高山植物が咲いていました。コンクリートブロックの建物がトイレで、水タンクが1基ありました。水は雪解け水なので秋になると水不足になるようです。つまり秋の縦走では水がネックになります。6時21分に五色ヶ原キャンプ場を出発、五色ヶ原山荘からテント場まで下ったので、テント場からの登山道は再び登り、まぁ緩い登りで木道なので周りの景色を見ながらのウォーミングアップです。6時38分に五色ヶ原ヒュッテ跡を通過、6時43分に五色ヶ原山荘・テント場の分岐を通過、6時49分に五色ヶ原木道入口を通過、これにて五色ヶ原とお別れです。次に来る機会があるとすれば、立山から薬師岳への縦走ですかね、数年後に再び、お願いいたします。
 そろそろ駄文を書くのにも飽きたので、浄土山南峰までは通過時間を書いて済まします。ザラ峠へ7時06分に到着し、足にマメが出来て痛かったので絆創膏を貼り、本日最初の休憩をとり、ザラ峠を7時14分に出発。7時45分に鎖場と2つのハシゴを通過、8時10分に獅子岳南の鎖場を通過、8時23分に獅子岳に到着(ザラ峠から獅子岳山頂まで56分なので早すぎ頑張りすぎ、後が怖いです)、晴れて周辺の山も見えるのでパノラマ撮影をしながら休憩、8時39分に獅子岳山頂を出発。8時42分に獅子岳第2ピークを通過、そして登山道は下りになり、8時55分に鬼岳と獅子岳の鞍部を通過、9時08分に鬼岳東面2を通過、ここからは残雪期は大きな雪渓が2つあり苦労する場所なのですが、今年は雪解けが以上に早かったので、登山道に雪渓は無く(谷の窪みに名残りの雪がある程度)、ラクラクと進めました。9時19分に鬼岳東面の梯子を通過、9時25分に鬼岳東面を通過、9時34分に龍王岳と鬼岳の鞍部に到着し、休憩をとり、9時49分に鞍部を出発しました。龍王岳への登りはキツイ・・・、そして10時27分に浄土山南峰に到着、お腹がすいたので、行動食にカロリーメイトを2本食べました。五色ヶ原山荘で同室だったおじさんとここで再会したので、休憩がてらお喋り。おじさんは東一の越へ下りて黒部ダムへ向かい大町まで、2週間後には大町から後立山連峰を北上するって程のツワモノです。
 10時41分に浄土山南峰を出発、来る時は室堂山展望台経由で浄土山から登って来たので、帰りは一の越山荘経由とします。五色ヶ原山荘のご主人曰く「浄土山の登りの岩ガレの場所にもオコジョウがよく出るよ」の一言に惹かれましたが、登山者が多くすれ違いが大変そうなのでパスしました。10時45分に2815m地点のケルンを通過、10時52分に2770m地点のケルンを通過、北西に目を凝らすと雷鳥沢キャンプ場が見えテントの花が満開でした。11時10分に大岩越え、この辺りが浄土山から一の越への下りが一難険しい場所です。まぁ下りなのでラクですが、逆の登りだとそれなりに難所になります。11時17分に一の越山荘に到着しました。山小屋前の広場は、雄山へ向かうもしくは下山してきた登山者で大混雑でした。流石、お盆休みに突入した最初の土曜日で、スンゴイ人出となっていました。雄山への稜線へを下から眺めると、登山者で数珠繋ぎとなっていました。浄土山で休憩しているときに、岩が落ちるゴロゴロって音を聞いて、その時の登山者の悲鳴が耳に残っており、怖くなったワシなので、本日は立山登山は諦め(まぁ言い訳ですけど、要するに疲れているのヤル気なし)、室堂へ真っ直ぐ下りて雷鳥探しでもします。一の越山荘前では、浄土山で再会した山小屋で同室だったおじさんと再々会、これでお別れ、お元気で。雄山を見上げながらの長い休憩を終わりにして11時30分に室堂方向へ出発しました。11時34分に一の越・雷鳥沢への分岐を通過、11時42分に祓堂を通過、今まで気付かなかったけどGPS地図で確認すると国土地理院地図の「祓堂」と書かれた場所と現地の場所では90メートルほどずれているのですね。11時51分に国土地理院の地図上の祓堂を通過、その後、傾斜の緩い石畳っぽいコンクリート登山道(とても歩き難い・・・)をひたすら歩き、12時13分に母恋坂(雷鳥沢方向)への登山道入口(分岐)を通過、ここで分岐して分かれる新しい登山道は、地獄谷の火山性ガスの濃度が濃くなり危険と判断され、りんどう池や雷鳥荘を経由して雷鳥沢へ向かう登山道が通行止めとなった場合の迂回路となる登山道で、2016年7月から供用開始されたものです。とはいえ以前からあった、室堂山荘に近いこの場所にあった廃道状態の踏み跡を整備し、一の越・雷鳥沢への分岐から雷鳥沢へ向かう登山道へ繋いだだけのような気もしますが、まだ歩いたことが無いので今度、実際に踏査して調べてみます。12時17分に立山/室堂山への分岐を通過しました。12時21分に室堂山荘(営業してる山小屋)に到着し、登山靴を脱ぎ中の食堂へ入りました。カレーライスと生ビールで昼食です。6月末に雷鳥調査でお世話になってから、出来るだけここを使うことにしています。特別ご飯が美味いって事は無いのですが、雷鳥関係の人達の御用達みたいだし山小屋って雰囲気がいいです。比較するのはナンですが「みくりが池温泉」は山小屋ではなく「こじゃれたペンション」かな、アレはあれで好きですけどね、今は雷鳥に夢中なので。
 満腹にほろ酔いで気分良く、13時05分に室堂山荘を出発、と玄関を出ると、小屋周りの石垣周辺にカメラを持った人だかり、ナンジャらホイと覗いて見ると「オコジョ!」、もう最高。7月末の表銀座縦走の時に、槍ヶ岳・東鎌尾根で初めてオコジョを見て以来の人生2回目(2匹目)のオコジョです。あの時は、疲れており一瞬のことだったので、写真的にはダメダメだったので、今回こそはです。落着いて、カメラを取り出し、モードダイヤルをシャッター速度優先に切り換えて、じっくり構えて、パチリパチリ。あぁ~オコジョ隠れちゃった、と思ったが、石垣の別の隙間からチョコチョコ、顔を出す、そんなことの繰り返しで、何度かシャッターチャンスがあり、そこそこのオコジョ写真が撮れました。今回の登山では、五色ヶ原まで行きましたが、最高に楽しめたのは室堂でのオコジョ撮影だった、ナンダカナ~。因みに、室堂山荘の石垣は比較的オコジョに出会える確率が高い場所のようです。
 
オコジョ(写真:2016年8月13日13時15分撮影)
オコジョ
 
 オコジョを見られたので、気分良く、雷鳥探しに出発、みどりが池園地(ベンチのある場所)をグルグル廻りましたが雷鳥おらず、13時31分にみどりが池に到着、定点撮影場所なのでパチリ、雄山にガスが懸かっているので写真はイマイチでした。登山道の左右をキョロキョロと雷鳥を探しながら、エンマ台展望台まで行きましたが雷鳥はオラズ。雷鳥荘方向へ登山道を進み、りんどう池を眺めると意外と水が多く有りました。あんまり行くと戻りの登りがキツイので途中で引返しエンマ台へ戻りました。そしてみくりが池温泉のテラスで休憩し、13時57分にみくりが池のベンチの場所で定点撮影、ここまでの区間にも雷鳥オラズ・・・。室堂ターミナルまでの散策道を歩き、一生懸命探しましたが結局雷鳥には逢えませんでした。残念、オコジョを見て、写真も撮れたので、満足しなきゃならんのですが、人間が出来ていないので、もっと、もっととなってしまいました。バスターミナルへ行くと15時の美女平行き高原バスが丁度有ったので滑り込み、乗客が多くて詰め込みかと思いましたが、増発の2台目だったので余裕を持って座れてラッキー。ただし、美女平からの立山ケーブルでは40分の乗車待ちでした。室堂なら涼しかったのですが、美女平まで降りると暑いので、そこで40分待ちはツラカッタ。17時頃に立山駅に着きました、おわり。
 
これにて、2016年夏山登山、終了かな?次は9月に紅葉をめでるため立山での秋山テント泊、来年の夏山は「剣沢~仙人池~水平歩道~欅平」を目標にします。
 

 
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