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弘法・千寿が原 探勝歩道
弘法・千寿が原 探勝歩道は、立山ケーブルカー 立山駅のある千寿が原(登山口の標高 473メートル)から美女平を経て弘法(標高 1,628m)まで続く自然探勝歩道です。標高差 1155メートル、距離は現地の案内板によれば 9.6キロメートルらしいです。夏場なら、弘法バス停で立山高原バスに乗降で来ます。また元気があれば、更に標高の高い弥陀ヶ原(標高 1,938メートル)へも足を伸ばせます。木道もかなりの距離で整備され、探勝歩道の途中には約500~600メートルおきに休憩広場が整備され、一休みできるようになっています。なお、木道・休憩広場ともに長年の風雪で、朽ちているものがあるので、特に木道は注意してください。更新されて新しくなっている場所もありますが、そうで無い場所は、コケで滑りやすかったり、木の腐敗によりガタついたりします。アルペンルートの車道の横や近くを歩道が設置されていますが、クネクネした見通しの悪い車道をバスが頻繁に走るため、原則として歩行者は車道を歩いてはいけない決まりになっています。まぁ、木道歩きに疲れた登山者(私も・・・ごめんなさい)が車道を歩く風景をよく見ますが、実は危険なのです。
弘法と千寿が原の間を通して歩くのは、時間的や体力的に困難であれば、途中に美女平駅があるので、区間を区切ることも出来ます。
弘法・千寿が原 探勝歩道(写真:2014年10月19日撮影)
まず千寿が原から美女平駅までの区間「材木坂コース」があります。このコースは材木石やナツツバキを見られるのですが、平行して立山ケーブルカーが運転されている急坂の尾根道です。途中に縄梯子もあります。下るのはナンとか行けますが、登るのはかなり体力を消耗します・・・。よって弘法・千寿が原 探勝歩道と言っても、結構この材木坂はパスする人がいます。距離は1.6キロメートルで、登り 2時間、下り 1時間30分とされています。
2つ目は、とりあえず探勝歩道を体験してみましょう的なコースで、美女平を歩くだけの「美女平探勝歩道」です。立山杉とブナの林を森林浴できます。美女平は富山県有数の野鳥の楽園として知られる森です。
3つ目は、美女平駅から弘法までの「ブナ坂・称名滝展望コース」です。8キロメートルのコースですが、途中にバス停が無いので、これ以上区切れません。美女平の東端部から弘法まで木道が続いています。紅葉の時期なら黄色や赤色の紅葉と立山杉の緑が美しい世界を作り上げています。また途中に称名滝を眺めれる場所(滝見台と大観台など)もあります。
また途中に八郎坂下山口という場所があり、そこから八郎坂を通って称名滝下流の称名平へ抜けることも出来ます。
で、軟弱な私が「歩くアルペンルート」を踏破するために歩いたのは、当然のことながら、上から下へ下るルートです。弥陀ヶ原から歩いて、弘法へ来て、八郎坂下山口、大観台、滝見台、美女平そして材木坂を下って千寿が原まで歩きました。途中で休憩を充分にとり、写真を撮りまくったので、弥陀ヶ原から立山駅(千寿が原)までの所要時間は 8時間10分でした。
弘法・千寿が原 探勝歩道 地図(Google Map)
弘法~千寿が原 探勝歩道のコースポイント
1. 弥陀ヶ原 バス停:標高 1,938m
2. 追分:標高 1,847m
3. 弘法:標高 1,628m
4. 八郎坂下山口:標高 1,580m
5. 伏拝み:標高 1,530m
6. 大観台:標高 1,466m
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7. 桑谷:標高 1,390m
8. 滝見台:標高 1,250m
9. 仙洞杉:標高 1,187m
10. 美女平 車道横断ベンチ:標高 1,129m
11. 美女平駅:標高 977m
12. 立山ケーブルカー 立山駅:標高 475m
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