近世高岡の文化遺産群
瑞龍寺:国宝、JR高岡駅南
瑞龍寺(曹洞宗)は、高岡の町を開いた加賀藩第二代藩主前田利長の菩提寺です。第三代藩主・前田利常が兄の追善のため、加賀藩お抱えの名匠・山上善右衛門に建築を命じ、約20年の歳月をかけ1663年に建立された寺院です。[詳細]前田利長墓所:富山県史跡、JR高岡駅南
前田利長の菩提寺である瑞龍寺から「八丁道」という石灯籠が続く道(約1km)を歩いた先に小さな森があり、そこに前田利長公の墓所があります。利長の33回忌にあたる正保三年(1646年)に加賀三代目藩主 前田利常(利長の弟)が造営しました。大名の墓としては日本一と言われる高さ11.75mの石塔があります。[詳細]高岡城跡:富山県史跡、高岡市中心部
高岡古城公園は、加賀藩2代藩主:前田利長が築いた高岡城の城址を明治以来公園として開放したものです。総面積は71261坪(水濠は22400坪)あり、城内は本丸・二の丸・鍛治丸・三の丸・明丸などに分かれていました。公園面積の約1/3を占める水濠はほとんど原型のまま今に残り、水濠公園として全国的にも珍しい存在です。[詳細]勝興寺:国指定重要文化財、高岡市伏木
伏木の高台に巨大な寺院が悠然と建っています。地方都市としては破格の規模と格式を備えた浄土真宗本願寺派の雲龍山・勝興寺(順徳天皇勅願所、蓮如上人開基)です。近世には加賀前田家・本願寺・公家とも密接なつながりを持ち北陸を代表する真宗の有力寺院として不動の地位にありました。[詳細]山町筋:文化庁重要伝統建造物保存地区、高岡市中心部
高岡市街地の約600mの長さの山町筋には、明治時代に建てられた元商家の土蔵作りの家が42棟建ち並んでいます。この界隈は、高岡の商人町として栄えたところであり「高岡御車山祭」が行われる由緒ある町として、通称「山町筋」と呼ばれています。「土蔵造りの町並み」として文化庁重要伝統建造物保存地区に指定されています。[詳細]金屋町:高岡市中心部
開町(約400年前、1611年)まもない城下町高岡を繁栄させるため、加賀藩は鋳物作りを奨励したことから、高岡鋳物発祥の地である金屋町は大いに栄えました。金屋町で400年も続いた鋳物技術は現代にも受け継がれ、銅器の全国シェア90%を誇り、鉄器、アルミ製品でも全国に知られています。[詳細]その他
- 城下町の遺産群
- 宗教関係の遺産群
- 瑞龍寺の石廟
- 瑞龍寺境内地
- 八丁道
- 勝興寺境内地
- 五福町神明社本殿
- 大手町神明社拝殿
- 商工業都市の遺産群