いこまいけ高岡
高岡古城公園
高岡古城公園は、前田利長(加賀藩2代藩主)が築いた高岡城の城址を明治以来公園として開放したものです。富山県史跡に指定されています。
前田利長は、慶長14年(1609年)に加賀・越中・能登の三国の中心に位置する関野(高岡)に築城家として有名なキリシタン大名であった高山右近に縄張(設計)を行なわせ、城を築きました。総面積は71261坪(水濠は22400坪)あり、城内は本丸・二の丸・鍛治丸・三の丸・明丸などに分かれていました。元和元年(1615年)の徳川幕府による一国一城令により廃城になりましたが、公園面積の約1/3を占める水濠はほとんど原型のまま今に残り、水濠公園として全国的にも珍しい存在です。2006年(平成18年)、日本城郭協会により「日本100名城」に選定されました。県内の城跡としては唯一の選定でした。
自然美あふれる都市公園として、春は桜・夏は緑の茂る森・秋は紅葉・冬は白銀の静寂に映える椿など四季それぞれに鮮やかな色彩の変化を見ることが出来ます。季節のイベントとしては、4月上旬から中旬にかけて「高岡桜まつり」、10月上旬に「高岡万葉まつり」が行われます。
中の島「緑翠亭」横の噴水
高岡古城公園 地図、古城公園 案内地図
地図データ 読み込み中 .....
この場所に高岡古城公園の地図が出ないときは、ご利用のブラウザのJavaScript設定を「許可」にすることで地図表示できる場合があります。
住所:富山県高岡市古城1-1
行き方:JR高岡駅から徒歩15分、万葉線(路面電車)の広小路口電停下車し徒歩5分、能越自動車道 高岡インターから車で10分。高岡古城公園の駐車場としては、公園北東側にある古城公園北駐車場または小竹藪駐車場が便利です。いずれも無料です。
古城公園の見所
高岡市立博物館:昭和26年(1951年)に高岡古城公園で開催された「高岡産業博覧会」の美術館パビリオンとして建築された建物です。博覧会終了後に高岡市美術館として開館(現 常設展示場)し、昭和46年(1971年)に高岡市立博物館となりました。
動物園:ペンギン・フラミンゴ・チンパンジーなどの動物達が飼育されています。自然資料館が併設され、鳥類・獣類の標本が展示されています。
蒸気機関車:高岡古城公園にある市民体育館の横にある蒸気機関車展示場にあるSLは、C11217号です。このSLは昭和16年7月に作られ、昭和36年末まで多治見・名古屋の両機関区で使用され、昭和37年から昭和43年7月まで石川県の七尾機関区で運転されました。その後、昭和43年8月から昭和44年9月まで富山第一機関区高岡支局に配置され、城端線や氷見線で運転されました。この間に104万km(月までなら一往復半の距離)走行しました。
高岡城跡 石垣:高岡城は元和元年(1615年)に廃城となっりましたが、当時の城壁の名
残りとして、ニの丸と本丸を結ぶに土橋の石垣があります。石垣の石にはいろいろな文字や文様が刻印されており、キリシタン大名の高山右近が築城したこともありキリシタンに関係があるという説もありますが、実際には石工が石を切り出した時に付けた目印だと考えられています。石垣の積み方は乱積みという素朴ながら堅固な方法です。
高岡市の開祖である前田利長が引退後の慶長14年に築いた高岡城は、築城条の名手である高山右近が縄張り(設計)した独創的な構成です。江戸城や大阪城に匹敵すると云われた城郭でした。右近は、時代の大勢を洞察し徳川家と豊臣家の争いが再燃することを予見し万一に備えた堅牢な城を造り上げました。
古城公園の写真
ページ先頭(高岡古城公園)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.