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対人狙撃銃
対人狙撃銃は、普通科連隊の狙撃班に配備されている狙撃専用銃器です。かつては、64式7.62mm小銃に照準眼鏡(スコープ)を取り付けて狙撃銃として用いられていましたが、本格的な狙撃専用銃に比べて有効射程距離や命中精度などが劣り、64式7.62mm小銃が89式5.56mm小銃に更新され減数となっていることから、2002年度(平成14年度)から調達が始まり、2012年度現在で1,167丁が調達されています。この対人狙撃銃は、アメリカで開発された「M24 SWS(Sniper Weapon System)」であり、レミントン・アームズ製のボルトアクション狙撃銃で、アメリカ陸軍をはじめ世界中の軍や警察で採用されています。アメリカ国防総省が行っている対外軍事援助プログラムである「対外有償軍事援助」によって調達されています。
対人狙撃銃(写真:2012年9月30日 金沢駐屯地祭にて撮影)
名称:対人狙撃銃(英語名:M24 SWS(Sniper Weapon System))
種別:狙撃専用銃器(軍用狙撃銃)
設計・製造:アメリカ合衆国レミントン・アームズ社、設計年:1988年
対人狙撃銃 M24 SWS 諸元
- 口径:7.62 mm
- 銃身長:420 mm
- 使用弾薬:7.62mm NATO弾
- 装弾数:5発(固定式弾倉)
- 作動方式:ボルトアクション方式(遊底(ボルト)を手動で操作することで弾薬の装填・排出を行う機構)
- 全長:1,092 mm
- 重量:4,400 g
- 銃口初速:868 m/秒
- 有効射程:800メートル
- 照準眼鏡:陸上自衛隊ではリューポルドMark4 M3を使用
対人狙撃銃 詳細写真
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