陸上自衛隊：高機動車 - いこまいけ高岡

高機動車

　高機動車（HMV）は、陸上自衛隊に装備されている人員輸送用車両で、主として普通科部隊に配備され、重迫撃砲牽引車などの数多くの派生タイプが存在します。高機動車に固定武装はありませんが、銃架をロールバーに取り付ける事で、5.56mm機関銃（MINIMI）を据え付けて車上射撃することが可能です。

幌無し状態の高機動車（写真：2008年9月28日金沢駐屯地祭にて撮影）

車両番号：50-4042、第10師団第14普通科連隊（金沢駐屯地）重迫撃砲中隊

名称：高機動車（HMV）、通称：高機（コウキ）、愛称：疾風（はやて）
種別：兵員輸送車輌

高機動車諸元

乗員：10人（普通科（歩兵）一個班（10名）の輸送を想定）
全長：
4.91m、全幅：
2.15m、全高：
2.35m、最低地上高：0.40m
重量：約2.5トン
最高速度：105km/h
登坂能力：60％
旋回半径：5.6m
エンジン：水冷直列4気筒OHV4バルブターボディーゼル　インタークーラー付き
出力：150ps / 3,400rpm
燃料搭載量：108リットル
変速機：ロックアップ機構付4速AT（軽負荷時は55km/hで自動的に4速にシフトアップされ、乾式クラッチによりロックアップ）
武装：固定武装なし、銃架をロールバーに取り付ける事で5.56mm機関銃（ミニミ）を装備する事が可能
開発：
トヨタ自動車、製造：日野自動車
備考：一般道路の高速性能に加え、高い最低地上高およびタイヤ空気圧調整装置により、優れた路外機動性も有する。またランフラットタイヤ（パンクして空気が抜けた後でもそのまま100km程度の距離を走ることができるタイヤ）の採用により被弾時の走行性能を向上させている。

5.56mm機関銃を装備した高機動車（写真：2010年10月24日金沢駐屯地祭にて撮影）

車両番号：06-2341、第10師団第14普通科連隊（金沢駐屯地）第3中隊

高機動車の詳細写真

幌を付けた状態	車両正面	車両左面	車両右面
車両後部	車両上部	運転席	メーター
助手席	後部荷台	後部ステップ	サスペンション
給油口	観閲行進	戦闘訓練展示

陸上自衛隊装備
74式戦車、軽装甲機動車、 82式指揮通信車、 87式偵察警戒車、 96式装輪装甲車、高機動車、 89式5.56mm小銃、 64式7.62mm小銃、 5.56mm機関銃、 12.7mm重機関銃 M2、 9mm拳銃、対人狙撃銃、 79式対戦車誘導弾、 87式対戦車誘導弾、 01式軽対戦車誘導弾、 110mm携帯対戦車弾、 81mm迫撃砲 L16、 120mm迫撃砲 RT、 155mm榴弾砲 FH70、改良ホーク、 81式短距離誘導弾、 03式中距離誘導弾、 AH-1S コブラ、 AH-64D アパッチ、 OH-1（観測ヘリ）、 OH-6D（観測ヘリ）、 UH-1H（戦闘ヘリ）、 UH-1J（多用途ヘリ）、 KV-107IIA-4、 81式自走架柱橋、重レッカ、大型セミトレーラー、 73式大型トラック、 73式大型トラック改良型、 73式中型トラック、一トン半救急車、 73式小型トラック新型、 73式小型トラック旧型、小型ドーザ、大型ドーザ、 78式雪上車、軽雪上車、 92式地雷原処理車、化学防護車、偵察用オートバイ、その他装備

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