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110mm個人携帯対戦車弾
110mm個人携帯対戦車弾(LAM = Light-weight Anti-tank Munition)は、ドイツのダイナマイト·ノーベル社製の携帯対戦車兵器(ドイツ語名:Panzerfaust 3 = パンツァーファウスト3)で、ロケットブースター付き弾頭使用の無反動砲の一種です。1978年から1985年に開発され、1992年にドイツ連邦軍に最初に配備され、ヨーロッパではオーストリア・イタリア・オランダ・スイス、アジアでは日本の陸上自衛隊と韓国で採用されています。この110mm個人携帯対戦車弾は、弾頭と発射筒で構成された弾薬部と、照準眼鏡が一体化された折りたたみ式グリップ部から構成されています。弾頭を発射した後の発射筒は使い捨てとなっており、グリップ部は回収しての再使用されます。
110mm個人携帯対戦車弾(写真:2008年10月12日 富山駐屯地祭にて撮影)
名称:110mm個人携帯対戦車弾(LAM = Light-weight Anti-tank Munition)、パンツァーファウスト3(Panzerfaust 3)
種別:火砲(厳密には弾薬)
開発:ダイナマイト·ノーベル社(ドイツの化学・兵器メーカー、1865年にアルフレッド・ノーベルが設立)
製作(ライセンス生産):IHI エアロスペース(旧 日産自動車 宇宙航空部門)
弾頭口径:110mm
口径:60mm
重量:13キログラム
全長:1.2メートル
有効射程:500メートル(固定目標時)
弾薬質量:3.8キログラム
備考:操作性・携行性に優れた無反動の対戦車火器です。
110mm個人携帯対戦車弾の構造
グリップを折りたたんだ状態の110mm個人携帯対戦車弾(写真:2012年10月21日 富山駐屯地祭にて撮影)
110mm個人携帯対戦車弾の詳細写真
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