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79式対舟艇対戦車誘導弾
79式対舟艇対戦車誘導弾(通称:重MAT)は、主として遠距離火力を発揮し、対上陸戦闘においては到着前の小型上陸用舟艇を、地上戦闘においては戦車を撃破する誘導火器です。発射機には、照準器を取り付けられる1型と発射機単独の2型があり、通常はこの2種類の発射機で1セットとなっています。対戦車隊に配備され、戦闘訓練展示で見ていると1セットが3人の隊員(発射機に1名、送信器に1名、通信機を担ぎ89式5.56mm小銃を持ち防御に1名)で運用されています。
79式対舟艇対戦車誘導弾(写真:2009年9月20日 金沢駐屯地祭にて撮影)
名称:79式対舟艇対戦車誘導弾(HMAT、Type 79 Jyu-MAT)、通称:重MAT
種別:対舟艇・対戦車ミサイル(多目的ミサイル)
設計:陸上自衛隊研究本部、製造:川崎重工・三菱自動車工業
その他:1964年(昭和39年)から川崎重工業が開発開始、1979年(昭和54年)に制式採用
79式対舟艇対戦車誘導弾 諸元
- 総重量:約224kg
- 全長:飛翔体 約155cm、発射筒 約170cm
- 誘導弾重量:約33kg
- 飛翔速度:約200メートル/秒
- 実弾:対戦車榴弾(HEAT)と対舟艇榴弾(HEAS)の2種類
- 射程:4000m
- 発射装置:発射機2基、照準器、送信器などで構成
- 誘導方式:赤外線半自動有線誘導方式、誘導手が照準器で目標を照準することにより、自動で飛翔経路の修正計算が行われ、送信器が誘導信号を伝達する。
発射機(左の円筒)と照準機(右の円筒)
79式対舟艇対戦車誘導弾 詳細写真
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