陸上自衛隊：82式指揮通信車

82式指揮通信車

　82式指揮通信車は、陸上自衛隊で初めての国産の装輪装甲車です。師団司令部、普通科連隊本部、特科連隊本部などに装備されています。後に82式指揮通信車をベースとして87式偵察警戒車と化学防護車が開発され、96式装輪装甲車もこの82式指揮通信車の流れをくむものです。

82式指揮通信車（写真：2008年9月28日金沢駐屯地祭にて撮影）

車両番号：25-1370（14普-本）、第10師団第14普通科連隊（金沢駐屯地）連隊本部所属

名称：82式指揮通信車（CCV）、通称：シキツウ、愛称：コマンダー
種別：装輪式装甲車
乗員：8人（指揮通信要員としては6人搭乗可能）
全備重量：13.6トン
全長：5.72m
全幅：2.48m
全高：2.38m、最低地上高：0.45m
登坂能力：tanθ60%（堅硬道）
最高速度：100km/h
エンジン：水冷4サイクル 10気筒（いすゞ10PBI）、ディーゼル機関、305馬力、2700rpm
懸架・駆動：装輪式（3軸6輪駆動）
行動距離：500km
車載火器：12.7mm重機関銃 M2（車両後部にある指揮・通信室の上面に装備）、62式7.62mm機関銃（操縦室前部に装備可能）
製作：小松製作所
調達価格：1億円（推定）

82式指揮通信車の詳細写真

戦闘訓練展示	観閲行進	市街地パレード	車両正面
車両左面	車両右面	車両後部	車両上面
車両下面	フロントガラス	フロントガラス防弾板	車長用ぺリスコープ
搭乗員出入口	12.7mm重機関銃 M2	62式7.62mm機関銃用銃架	前照灯（ヘッドライト）
ブラックアウトライト	赤外線ライト	尾灯（テールライト）	装具類
コンバット・タイヤ	サイド・ミラー	エンジン排気口	空中線