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中国二十四孝 蔡順


 蔡順(さいじゅん)の故事
王莽の時代(前漢のあとに出来た新の時代)に天下は乱れ、また飢饉が多く食べる物もありませんでした。蔡順は母の為に桑の実を採り、熟していない物と熟した物に分けていました。その時、盗賊が現れ「何故桑の実を二つに分けるのか」と尋ねた所、蔡順は「私には一人の母親がおりますが、熟した物は母親に、熟していない物は自分にと思っていたのです」とこたえました。流石に非道な盗賊も蔡順の孝行の心を知り、米と牛の足を与えて去って行きました。蔡順はその米と牛の足をも母親に食べさせ親孝行をしました。
 
石動曳山 中新田町 蟇股彫刻
蔡順
 

 
中国二十四孝
陸績田真兄弟剡子蔡順閔子騫黄香呉猛楊香張孝兄弟丁蘭王裒王祥姜詩孟宗郭巨董永舜王漢文帝山谷庾黔婁朱壽昌曾参唐夫人老莱子
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